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フローリングの塗装の見分け方|自宅でできる2つのテストと選び方

目次


    フローリングの塗装の見分け方|自宅でできる2つのテストと滑り止めオイルの選び方

    結論

    フローリングが「オイル塗装」か「ウレタン塗装」かは、自宅にあるもので2つのテストを行えば、おおまかに見分けられます。①水滴テスト(水を1滴落として弾くか染み込むか)と、②爪押しテスト(爪や指先で押して硬さと跡を確かめる)の2ステップです。

    見分けが大切なのは、塗装の種類によって滑り止めオイルの塗り方が変わるから。オイル塗装なら速乾タイプをそのまま、ウレタン(クリア)塗装なら専用下塗り材+速乾タイプ、無塗装(白木)なら白木用で滑り止めできます。塗装を間違えると剥がれの原因になります。

    この記事では、自宅でできる2つの見分けテストの手順と、見分け結果別に「あなたの床に塗れるグリップオイル」を選ぶ早見表までまとめました。創業1919年の伊勢通が、床の滑り対策をサポートします。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    滑り対策の前に|「うちの床はオイル?ウレタン?」を自分で見分けよう

    フローリングの滑り止め対策を始める前に、まず確認したいのが「床の塗装の種類」です。オイル塗装かウレタン塗装かで、使える滑り止めオイルと塗り方が変わるためです。

    「フローリングが滑るので何とかしたい」——そう思ったとき、いきなり滑り止めを塗るのは少し待ってください。無垢フローリングの塗装には大きく「オイル塗装」と「ウレタン塗装」があり、種類によって滑り止めオイルの塗り方がまったく変わるからです。合わない塗り方をすると、せっかくの施工が剥がれてしまうこともあります。

    とはいえ、「うちの床がどっちなのか分からない」という方がほとんどです。そこでこの記事では、自宅にあるものだけでできる2つの見分けテストと、見分けた結果に合わせた滑り止めオイルの選び方を、専門メーカーの視点でわかりやすくご案内します。

    グリップオイルとは:「オイル塗装のような風合いのまま、ペットや家族のために滑り止め効果もほしい」という方に向けた、無垢フローリング専用の自然オイルの滑り止めです。主成分は植物由来のオイルで、独自の調合により滑り止め効果を持たせています。ペットはもちろん、お子様やご高齢の方にとっても滑りにくい床にでき、既存のオイル塗装フローリングの上からでも塗装できます。

    オイル塗装とウレタン塗装はどう違う?

    オイル塗装は木に浸透させる仕上げで、木そのものの質感が残ります。ウレタン塗装は表面を樹脂の膜でおおう仕上げで、硬く水に強いのが特徴です。この性質の違いが、そのまま見分けのポイントになります。

    無垢フローリングの塗装は呼び名が多くて混乱しがちですが、滑り止めを考えるときは次の3タイプで整理すると分かりやすくなります。

    • オイル塗装(自然オイル塗装)…木に浸透させる仕上げ。木の質感・調湿性を保つ。傷はなじみやすいが、水がシミになりやすい。
    • ウレタン塗装(=クリア塗装/艶消し含む)…表面を樹脂膜でおおう仕上げ。硬く水に強い。ツルツルした手触りで光沢が出ることが多い。
    • 無塗装(白木)…塗装をしていない素地のままの状態。

    下の写真は同じナラ材で、向かって左側がウレタン塗装(クリア塗装)、右側がオイル塗装です。これくらいツヤ感がはっきり違う場合も多くあります。

    同じナラ材で比較。左がウレタン塗装(クリア塗装)、右がオイル塗装の無垢フローリング

    【注意】ツヤの有無だけでは判断できません。ツヤを抑えた「艶消し(マット)ウレタン塗装」は見た目がオイル塗装によく似ており、プロでも見た目だけでは迷います。次のセクションの2つのセルフテストで、実際の性質を確かめるのが確実です。


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    【自宅でできる】塗装を見分ける2つのセルフテスト

    用意するのは水1滴と自分の爪だけ。①水滴テストで水の弾き方を、②爪押しテストで表面の硬さを確かめれば、オイル塗装かウレタン塗装かをおおまかに見分けられます。床を傷めない範囲で行ってください。

    特別な道具は要りません。どちらも目立たない場所で少量・短時間を守れば、床を傷めずに確認できます。順番に見ていきましょう。

    ①水滴テスト|水を1滴落として反応を見る

    水を1滴落として、弾けばウレタン(クリア)塗装、染み込めばオイル塗装の可能性。水回りの反応で樹脂膜の有無が分かります。

    床の目立たない場所(部屋のすみや家具の下など)に、水を1滴だけ落とします。数分そのままにして、水の様子を観察してください。

    • 玉のように弾く・表面にとどまる ➡︎ 樹脂の膜があるウレタン(クリア)塗装の可能性。
    • じんわり染み込む・色が濃くなる ➡︎ 木に浸透するオイル塗装の可能性。
    水を使う確認は、必ず目立たない場所で少量を使い、すぐに拭き取ってください。オイル塗装だった場合、一晩放置するとシミが残ることがあります。

    ②爪押しテスト|爪や指先で表面の硬さを確かめる

    爪や指先で軽く押して、跡が残らず硬ければウレタン塗装、しっとりしてわずかに跡が残ればオイル塗装の可能性。表面の硬さで仕上げの違いが分かります。

    次に、同じく目立たない場所で爪や指先を軽く押し当てて、表面の硬さと感触を確かめます。強く傷つけないよう、あくまで軽く行ってください。

    • 硬くツルッとして跡が残らない ➡︎ 樹脂膜でおおわれたウレタン(クリア)塗装の可能性。
    • 木のしっとり感があり、わずかに跡が残る ➡︎ 木の質感が生きたオイル塗装の可能性。

    無垢フローリングのオイル塗装とウレタン(クリア)塗装を、水と表面の硬さで見分ける様子

    2つのテストの結果が「どちらもウレタン寄り/どちらもオイル寄り」でそろえば、その塗装の可能性が高いと判断できます。もし結果が食い違ったり、艶消しウレタンで迷ったりする場合は、無理をせず工務店・床材メーカー、または伊勢通へ写真でご相談ください。


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    動画で見る|フローリングの塗装の見分け方

    実際の床を見ながら、オイル塗装とウレタン塗装の違い・見分け方を動画でご確認いただけます。文章だけでは伝わりにくいツヤや質感の差も、映像なら分かりやすくご覧いただけます。

    ご質問等ございましたら、本webサイトのお問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。

    見分け結果別|あなたの床に塗れるグリップオイルの選び方【早見表】

    2つのテストで塗装が分かったら、あとは早見表で商品を選ぶだけ。オイル塗装は速乾タイプ、ウレタン塗装は下塗り材+速乾タイプ、無塗装(白木)は白木用が対応します。

    見分けができたら、いよいよ滑り止めオイル選びです。下の早見表は「2つのテストの結果」を入口にして、あなたの床に合うグリップオイルと塗り方が分かるようにまとめています。

    2つのテストの結果 床の塗装タイプ 選ぶグリップオイル 塗り方
    水が染み込む/
    爪跡がわずかに残る
    オイル塗装 速乾タイプ そのまま床の上から塗れます。
    水を弾く/
    爪跡が残らず硬い
    ウレタン(クリア)塗装 下塗り材+速乾タイプ 専用下塗り材を塗ってから速乾タイプを塗ります。
    塗装なし/
    素地のまま白っぽい
    無塗装(白木) 白木用 白木の質感を活かして素地に直接塗れます。
    【重要】ウレタン(クリア)塗装の床に、グリップオイルを直接塗ることはできません。表面の樹脂膜にオイルが密着しないためです。ただし、ウレタン塗装専用の下塗り材を先に塗れば、ウレタン塗装の床でも滑り止め対策ができます。


    塗れる床を早見表で確認
    無垢フローリングにグリップオイルは塗れる?塗装タイプ別 適合早見表
    オイル・ウレタン(クリア)・無塗装の塗装タイプごとに、そのまま塗れる床/下塗り材が必要な床を早見表で整理。「うちの床に塗れる?」を詳しく確認したい方はこちら。

    なぜ塗装の確認が大切なの?

    塗装タイプを間違えて塗ると、密着せずに剥がれてしまうことがあります。滑り止めの効果を長持ちさせるためにも、施工前の見分けがいちばんの近道です。

    「見分けなんて省いて、とりあえず塗ってしまえば?」と思われるかもしれません。しかし、ウレタン(クリア)塗装の床にグリップオイルを直接塗ると、樹脂膜にオイルがなじまず密着しません。時間が経つとベタついたり剥がれたりして、かえって滑りやすくなることもあります。

    逆に、オイル塗装の床なら速乾タイプをそのまま塗り重ねられ、無塗装(白木)の床は白木用で素地に直接塗れます。床に合った商品と塗り方を選ぶことが、滑り止め効果をしっかり長持ちさせる第一歩です。だからこそ、施工前の「見分け」が大切なのです。


    ウレタン床の方はこちら
    ウレタン塗装のフローリングも滑り止めできる|専用下塗り材とは?
    水を弾くウレタン(クリア)塗装の床でも、専用下塗り材を使えば滑り止めが可能に。下塗り材の仕組みと施工方法を詳しく解説しています。

    滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。

    創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。

    フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    表面性測定機の実測で摩擦係数は最大約2.7倍。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    摩擦係数が大きく向上する滑り止め効果
    ① 摩擦係数 最大約2.7倍
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で安心
    植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    4時間の乾燥後に歩行可能な施工性
    ③ 約4時間で歩行可
    コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。

    【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。

    「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。下表は、ナラ材で仕上げ別に、グリップオイル施工の前後で摩擦係数がどう変化したかの最新データです。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら

    【あわせて読みたい】ペットの滑り対策は無垢床・フローリングで愛犬が滑る原因と滑り止め対策、ご高齢の方の転倒予防は高齢者の転倒を防ぐ床の滑り止め対策もご覧ください。

    見分けに迷ったときのご相談の流れ

    「テストをしても、オイルかウレタンか自信がない」という方も大丈夫。床の写真をお送りいただければ、仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。

    艶消しウレタンなどで判断に迷ったら、無理に確認せず次の流れがおすすめです。

    • 1)床の状態をメールで相談する(写真を送ると仕上げの判断がスムーズです)
    • 2)サンプルで目立たない場所に試す
    • 3)必要に応じて本施工を検討する

    滑り止めオイルのサンプルについて

    サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    お使いの床に塗れるか、まずはご相談を

    床の仕上げの判断から最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン(クリア)塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢床専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン(クリア)塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    フローリングの塗装の見分け方と、見分け結果に合う滑り止めオイルについて、よくいただく質問をまとめました。

    フローリングの塗装がオイルかウレタンか、自宅で見分ける方法はありますか?
    あります。自宅でできるのは「水滴テスト」と「爪押しテスト」の2つです。目立たない場所に水を1滴落とし、弾けばウレタン(クリア)塗装、染み込めばオイル塗装の可能性。さらに爪や指先で押して、跡が残らず硬ければウレタン、しっとりして跡が残ればオイルの可能性が高いです。
    水滴テストのやり方と注意点を教えてください。
    床の目立たない場所に水を1滴落とし、数分そのままにして反応を見ます。玉のように弾けばウレタン(クリア)塗装、じんわり染み込んでシミになればオイル塗装の可能性です。オイル塗装だった場合は放置するとシミが残ることがあるため、確認後はすぐに拭き取ってください。
    爪押しテストでは何が分かりますか?
    表面の硬さが分かります。ウレタン(クリア)塗装は樹脂の膜があるため硬くツルッとしていて爪跡が残りにくく、オイル塗装は木そのものの質感でしっとりし、わずかに跡が残ることがあります。水滴テストと合わせて判断すると精度が上がります。
    艶消しマットのウレタン塗装はオイル塗装と見分けられますか?
    艶消し(マット)ウレタン塗装はツヤを抑えているため、見た目がオイル塗装によく似ていて判断が難しくなります。ツヤの有無だけで決めず、必ず水滴テスト・爪押しテストで水の弾き方と硬さを確認してください。それでも迷う場合は工務店・メーカー、または伊勢通へ写真でご相談ください。
    見分けた結果、どのグリップオイルを選べばよいですか?
    オイル塗装の床は「速乾タイプ」をそのまま上から塗れます。ウレタン(クリア)塗装の床は「専用下塗り材」を塗ってから速乾タイプを施工します。無塗装(白木)の床は「白木用」で素地の質感を活かして塗れます。記事内の見分け結果別 早見表でご確認ください。
    自分で見分けられないときはどうすればいいですか?
    無理に確認せず、床の写真を伊勢通までお送りください。仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しており、目立たない場所でお試しいただけます。

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