犬のフローリングはコーティングで後悔する?無垢を守る滑り止め対策
そこで、無垢材の質感を残したい方におすすめなのが、膜を作らない「コーティングしない」滑り止め対策です。無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」なら、木に浸透して適度な摩擦を与えつつ、無垢材の呼吸を妨げません。
塗る前に大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」か「ウレタン仕上げ」かを確かめること。創業1919年の伊勢通が、お使いの床に合った愛犬の滑り対策をご案内します。
愛犬がフローリングで滑るとどうなる?足腰への負担
フローリングはツルツルしていて、犬が走ったり急に止まったりすると足が踏ん張れず、足腰や関節に負担がかかります。滑りやすさは床の状態によって変わるため、原因を知ることが対策の第一歩です。
「愛犬がフローリングで滑ってしまう…」そんなお悩みをお持ちではありませんか。フローリングはツルツルしていて、犬が走ったり急に止まったりすると、足腰に負担がかかってしまいます。日常的に滑り続けると、股関節や膝への負担、転倒によるケガのリスクが高まるともいわれており、早めの滑り止め対策が大切です。

そもそもフローリングはなぜ滑りやすいの?
フローリングが滑りやすくなる主な原因は3つ。①表面の経年劣化、②乾燥(湿度の低下)、③製造時の表面研磨です。塗装方法(無塗装・オイル・ウレタン)に関わらず滑る場合があります。
フローリングが滑りやすくなる原因は、ひとつではありません。代表的なのは次の3つで、複数が重なっていることもあります。
- 表面の経年劣化:使用頻度や摩耗によって、床の表面が滑りやすくなっていきます。
- 乾燥(湿度の影響):湿度が低く乾燥する季節や環境では、表面が滑りやすくなる傾向があります。
- 製造時の表面研磨:製造時にきれいに研磨するほど表面が平滑になり、結果として滑りやすい仕上がりになります。
犬の滑り止め対策にコーティングは効果的?【メリット・デメリット】
フロアコーティングには滑りにくくする・お手入れしやすいといったメリットがある一方、無垢フローリングでは調湿機能の低下や風合いの喪失というデメリットも。とくに無垢床では注意が必要です。
フローリングの滑りを軽減するために、フロアコーティングを検討される方は多いと思います。まずは代表的なメリットをご紹介します。
フロアコーティングのメリット
- 滑りにくくなる:床の表面に摩擦をつけることで、犬が滑りにくくなります。
- お手入れしやすい:水や汚れを弾くため、日々のお掃除がしやすくなります。
- 耐久性が向上:傷や汚れを防ぎ、床の耐久性を高めます。
一方で、床が無垢フローリングの場合は、コーティングを施すことでのデメリットもあります。
無垢フローリングにコーティングするデメリット
- 調湿機能が低下する:表面に膜を作ると木が呼吸できなくなり、無垢材ならではの調湿機能が損なわれます。
- 木の質感・風合いが失われる:膜によって、木そのものの手触りや自然な風合いが感じにくくなります。
- 元に戻せない:一度コーティングすると、無垢の状態に戻すことはできません。
このように、フロアコーティングには利点もありますが、ご自宅の床が無垢床の場合は、無垢フローリング特有の美しさや機能性を損なってしまう可能性があります。では、犬の滑り止め対策として、無垢の質感を残しながら滑りを抑える方法はあるのでしょうか。
なお、後悔するかどうかはコーティングだけの話ではありません。無垢フローリングそのもののデメリット(すき間・割れ・傷・日焼け)や、オイル塗装・ウレタン塗装・着色塗装それぞれで起きやすい後悔は、こちらで塗装別・樹種別に整理しています。→ 無垢フローリングの後悔・デメリットを塗装と樹種別に解説
コーティング〝しない〟という選択|無垢専用の滑り止めオイル
無垢の質感を残したいなら、膜を作らない「コーティングしない」対策がおすすめ。手軽さならマット、根本的に改善するなら木に浸透する滑り止めオイル「グリップオイル」が向いています。
無垢フローリングの質感を残しながら愛犬のために滑りを軽減したい方には、表面に膜を作らない「コーティングしない」滑り止め対策が向いています。大きく分けて、次の2つの方法があります。
①滑り止めマット・カーペットを敷く(上からの対策)
特に滑りやすい場所にマットを敷く手軽な方法。裏面に滑り止め加工があるものを選びます。ただし木目が隠れたり、掃除の手間が増えたりする点には注意が必要です。
愛犬がよく通る場所や、特に滑りやすい場所には、滑り止めマットやカーペットを敷くと効果的です。裏面に滑り止め加工がしてあるものを選ぶのがポイント。安価ですぐに始められる一方で、せっかくの無垢の木目が隠れてしまったり、掃除の手間が増えたりする点には注意が必要です。
②無垢フローリング専用の「滑り止めオイル」を塗る(床そのものの対策)
無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」は、木材に浸透して適度な摩擦を与えながらも、無垢材の呼吸を妨げません。愛犬の足腰にやさしく、自然な滑り止め効果が得られます。
無垢フローリングの質感をそのままに、家じゅうの滑りを根本から抑えたい方におすすめなのが、無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」です。通常のコーティングとは異なり、木材に浸透して適度な摩擦を与えながらも、無垢材の呼吸を妨げません。そのため、愛犬の足腰にやさしく、自然な滑り止め効果が得られます。
「コーティング」と「滑り止めオイル」の違い【比較表】
表面に膜を作るコーティングに対し、滑り止めオイルは木に浸透するのが大きな違い。無垢の質感や調湿機能を残したいなら、浸透タイプの滑り止めオイルが向いています。
| 対策 | タイプ | メリット | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| フロアコーティング | 表面に膜を作る | 汚れ・傷に強く耐久性が高い | 無垢の調湿機能・風合いが損なわれる/元に戻せない |
| 滑り止めマット | 上からの対策 | 安価ですぐ始めやすい。部分的に対応できる | 掃除の手間が増える/無垢の木目が隠れる |
| 滑り止めオイル | 木に浸透する対策 | 無垢の質感・調湿機能を活かしたまま、滑りを根本から改善 | 床の仕上げの確認・塗装作業が必要 |
「部分的に気になる場所だけ」ならマット、「家族みんなが歩く場所で気になる」「無垢の雰囲気はそのまま残したい」なら、床そのものに浸透する滑り止めオイルが合いやすいです。
塗る前に確認|床の仕上げ(オイル/ウレタン)の見分け方
滑り止めオイルで対策する前に大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」か「ウレタン仕上げ」かを把握すること。同じ「滑る」でも、仕上げによって最適な施工方法が変わります。
滑り止めオイル対策で大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」なのか「ウレタン仕上げ」なのかを把握することです。同じ「滑る」でも、床の仕上げによって最適な施工方法が変わります。
- オイル仕上げ(木に浸透するタイプ) ➡︎ 滑り止めオイルをそのまま塗装できます。
- ウレタン仕上げ(表面に膜があるタイプ) ➡︎ 専用下塗り材を塗ったうえで、滑り止めオイルを塗装します。

ご自宅でできる「床の仕上げ」かんたんチェック
「うちの床がどちらか分からない」という方も大丈夫。床を傷めない範囲で、ツヤ・手触り・水の弾き方の3点を見れば、おおまかに見分けられます。
「うちの床がどちらか分からない…」という方も大丈夫です。床を傷めない範囲で、次のポイントを見てみてください。
| チェック | ウレタン仕上げ寄り | オイル仕上げ寄り |
|---|---|---|
| ① ツヤの出方 | 光が当たると強くツヤが出る/表面が膜っぽい | 木目の凹凸や手触りが自然で、ツヤが控えめ |
| ② 手触り・質感 | 硬い樹脂膜の感触。ツルッと均一 | 木そのものの質感。しっとりした手触り |
| ③ 水を1滴落とす | 玉のように弾く | じんわり染み込みやすい |
下の写真のように、ツヤがある場合や水を弾く場合は「ウレタン仕上げ」の可能性が高いです。確認する際は、必ず目立たない場所で少量の水を使い、すぐに拭き取ってください。

滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、愛犬が快適に歩ける床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。
創業1919年の伊勢通が開発した、無垢フローリング専用の滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。コテ刷毛を使って、誰でも簡単に施工できるのも特長です。

グリップオイルの3つの特長
実測で摩擦係数は約2.7倍。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床と愛犬にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数 約2.7倍
実測で確認。オイル仕上げの床に速乾タイプを塗ると約2.7倍に。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
実測データ|摩擦係数は約2.7倍に
滑りにくさは実測で確認済み。オイル仕上げの床(ナラ材)に速乾タイプを塗装すると、摩擦係数が0.311から0.827へ、約2.7倍に向上しました。
| 床の仕上げ(ナラ材) | 塗装前 | 塗装するオイル | 塗装後 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 速乾タイプ | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 白木用 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン塗装の床 | 0.290 | 専用下塗り材+速乾タイプ | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(新東科学製)/荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均・2026年6月1日 当社測定。詳しい測定条件と結果は滑り止めオイルの摩擦係数を実測した記事でご覧いただけます。
愛犬のための塗装事例
床全体が無垢床の素敵なお住まいで、一緒に暮らすワンちゃんが滑らないようにとグリップオイルを塗装した事例。無垢の質感を残しながら、滑り対策を実現しました。
こちらのお宅は、床全体が無垢床の素敵なお住まいで、一緒に暮らすワンちゃんが滑らないようにとグリップオイルを塗装した事例です。設計士とともにデザインした空間で、床は無垢フローリングにこだわり、大切にされていたお客様でした。「愛犬は滑らないようにしてあげたいし、無垢の質感も残したい」というご要望を、コーティングではなくグリップオイルで実現。塗装の仕上がりにもとてもご満足いただけました。
愛犬のために|ご相談・サンプルの流れ
床の滑りは「仕方ない」と諦める必要はありません。原因に合った対策を選べば、愛犬も家族も安心して過ごせる床に変えていけます。まずはサンプル(税込660円〜)でお試しください。
フローリングで愛犬が「ツルッ」と滑る瞬間、ヒヤッとしますよね。毎日のことだからこそ、小さな不安が積み重なってしまいます。ただ、床の滑りは「仕方ない」と諦める必要はありません。原因と床の仕上げに合った対策を選べば、“この床なら大丈夫”という安心感に変えていけます。まずはサンプル(税込660円〜)で、実際の使用感をお確かめください。
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
愛犬の滑り対策を、伊勢通がお手伝いします
創業1919年。無垢の質感を残したまま、お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
犬の滑り止め対策やフロアコーティング、グリップオイルについて、よくいただく質問をまとめました。原因・コーティングの是非・施工・ご相談先を簡潔にお答えします。




