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無垢フローリングの後悔・デメリットを塗装と樹種別にプロが解説

目次


    無垢フローリングの後悔・デメリットを塗装と樹種別にプロが解説

    結論

    無垢フローリングで後悔する人の多くは、「無垢材そのものの特性」と「塗装の種類」を分けて理解していなかったことが原因です。事前に知っていれば、ほとんどは「後悔」ではなく「想定内」に変わります。

    無垢材そのものでは、伸縮による隙間・割れ・凹みや傷・木目のばらつき・変色・コストが後悔ポイント。さらに塗装ごとに、無塗装は汚れが染みやすい、オイル塗装は水に弱くお手入れに手間、ウレタン塗装は手触りが失われ冬は冷たい、着色塗装は色が剥げるなど、注意点が変わります。

    無垢販売30年近くの伊勢通が、後悔しやすいポイントをデメリットから正直に解説します。なお無垢床の「滑りやすさ」は、質感を変えない滑り止めオイル「グリップオイル」で後から対策できます。

    著者 田邊 文久(株式会社伊勢通 代表取締役)

    Article written by
    田邊 文久
    株式会社伊勢通 代表取締役(創業1919年)/無垢フローリングと自然塗料の販売一筋

    後悔する人はどんな点に後悔する?まず「塗装」を分けて考える

    無垢にして後悔する人の共通点は、無垢材そのものの特性と「塗装」をまとめて考えてしまうこと。同じ無垢でも塗装でメリット・デメリットが変わるため、分けて理解するのが後悔を防ぐ第一歩です。

    「無垢にして後悔したくない」と思っている方は多いのではないでしょうか?

    実際に自宅で無垢を使っており、無垢を販売し続けて30年近くになりますが、中には「無垢フローリングをちゃんと理解して購入したのかな?」と思ってしまうような方もいらっしゃいます。

    販売する身としては、無垢フローリングを正しく理解し、満足して無垢フローリングを使って欲しいと思っています。今までの経験を基に「後悔する可能性がありそうな点」を挙げながら徹底解説していきます。

    1点ポイントなのですが、よく無垢フローリングのデメリットを書いた記事で「塗装」が何なのか触れずに書かれている場合が結構あります。同じ無垢フローリングでも「塗装」を何にするかでメリット・デメリットに違いが出てくるので、「塗装」は分けて考えた方が良いと思います。

    また広葉樹か針葉樹かでも変わってきますので、針葉樹だけ補足として追記しました。

    早見表①|無垢材そのもの(塗装に関わらず共通)のデメリット

    まずは「塗装」を考えず、無垢材そのものが持つ後悔ポイントです。これらは塗装の有無に関わらず、無垢材に共通して起こり得る特性です。

    後悔・デメリット 補足・対処
    伸縮で隙間が空く 乾燥・床暖房で発生。一番多い後悔。許容できるか事前に確認
    割れる 可能性は低く部分的。施工後1年以内が多い。パテ処理で対処可
    凹み・傷が付く 針葉樹は付きやすい。下地は出ず補修のハードルは低い
    木目のばらつき 自然の木ゆえ色味に濃淡。色差の少ないグレードや着色品も選べる
    変色する 日光で日焼け。樹種で差。家具・マットの跡に注意
    コストがかかる 合板より高め。ただし長期では必ずしも割高とは限らない
    部分補修がしにくい 傷・割れの張り替えは色や木目が合いにくい(オイル塗装なら削り直しで補修しやすい)
    マンションの遮音制約 単体では遮音等級を満たしにくい(遮音複合・直貼り遮音を検討)

    早見表②|塗装別のデメリット(無塗装・オイル・ウレタン・着色)

    同じ無垢でも、塗装の種類によって後悔しやすい点が変わります。気になる塗装の行を確認してから、本文の詳しい解説をご覧ください。

    塗装 主な後悔・デメリット 補足・対処
    無塗装 水や汚れがかなり染みやすい(オイル塗装以上) 実際に無塗装のまま使うケースは少ない
    オイル塗装 水に弱くシミが付きやすい/お手入れの説明がややこしい こぼしたらすぐ拭く。軽いシミはサンドペーパー
    ウレタン塗装 木の手触りがない/冬に冷たい/傷が目立つ 塗膜の硬度・耐久性で傷の付きやすさが変わる
    着色塗装 引っ掻き傷で色が剥げる 着色オイルは特に剥げやすい。補修方法あり

    【無垢フローリング自体】後悔する可能性のある点

    まずは「塗装」を考えず、無垢フローリング自体(無垢材そのもの)に絞ったデメリットです。伸縮・割れ・傷・木目・変色・コストの6点と、針葉樹の補足を解説します。これらは塗装の有無に関わらず無垢材に共通して起こり得る特性です。

    「こんなにあるの?」と思いましたか。結構たくさん書いてしまったのでわかりにくいかもしれませんが、「無垢フローリング」と「塗装」を分けて見てみてください。まずは「塗装」を考えず、無垢フローリング自体に絞った解説です。

    ①伸縮し、隙間が空く

    無垢で一番多い後悔。乾燥や床暖房で横に縮み、板と板の間に隙間が空きます。湿度が高い時期は逆に膨張することもあります。

    やはり一番後悔するのは、伸び縮みして隙間が空く点じゃないでしょうか?

    普段目にする木材はしっかりと乾燥され、変形が少なくなった状態で販売されています。ですが完全に変形を抑えることは容易ではなく、やはり少し変形してしまいます。無垢フローリングも同様で、乾燥した時期や床暖房を使用した際は横に縮み隙間が空きます。

    「隙間が気になる」「隙間に汚れが入るのが嫌だ」と思われる方は無垢材の使用は慎重に検討された方が良いと思います。

    湿度が高い時期には膨張し、フローリングが押し合って少し膨らむ場合があります。歩行に影響が出るほどではなく、足の裏でスリスリするとわかる程度です。

    ②割れる

    割れの可能性は低いものの0ではなく、起こるとしても部分的。施工後1年以内が多く、パテ処理などで対処できます。

    割れが起こる可能性は低いですが0ではなく、割れるとしても部分的に起こります。施工方法や使用環境が影響し、割れは大抵フローリングを貼ってから1年以内に発生することが多いです。

    無垢は伸縮を考慮して、施工時にほんの少しだけフローリングとフローリングの間に隙間を取るのですが、それを行わずにぎゅうぎゅうにして施工してしまうと、膨張した際に割れる可能性があります。また元々湿度の高い土地や部屋、日当たりの強い部屋、暖房機器の周りなどでも割れの発生することがあります。

    ただ割れが起こった場合は、パテ処理等の対処法があります。

    ③凹んだり傷が付いたりする

    表面を強くコーティングした塗装でない限り、どの床でも起こり得ます。針葉樹は柔らかく傷つきやすく、広葉樹は付きにくい。補修のハードルは高くありません。

    表面をしっかりコーティングした耐久性の強い塗装でない限り、どのフローリングでもあり得るかと思います。

    無垢フローリングは樹種によって程度が異なり、針葉樹は柔らかいため傷が付きやすく、広葉樹など堅い樹種は傷や凹みは付きにくいです。凹んだり傷が付いたりしても下の合板が出てくるようなことはなく、補修もそれほどハードルが高くありません。

    ④木目がバラバラ

    自然の木なので全面同じ木目にはならず、色味にも濃淡が出ます。気になる方は色差の少ないグレードや着色品という選択肢もあります。

    無垢は自然の木ですので全面同じ木目になることはなく、同じ木でも色味に濃淡があります。またグレードによっては、節やパテ、色差の多いものもあります。

    気になる方は節や色差が比較的少ない綺麗なグレードや、着色品を検討するというのも1つの手です。

    ⑤変色する

    木は日光で日焼けします。樹種で変化の差はありますが、事前に経年変化を知っていれば問題になりにくいもの。家具やマットの跡には注意です。

    木は日光で日焼けします。樹種によって色味が濃くなったり、薄くなったり、差が凄く出る樹種もあれば、それほど変化しない樹種もあります。

    フローリングに限らず日光の影響を受けないものはありません。無垢フローリングの場合は、検討中の樹種がどの程度経年変化するのか知っていれば問題はなく、実際に生活していても色味の変化に気付くことはないかと思います。

    窓際で家具やマット等を長期間置いていて、どかした際は跡が付きますので、その点はご注意ください。

    ⑥一般的な合板フローリングよりコストがかかる

    初期費用は高くなりがちですが、樹種によっては低価格も。無垢は劣化しにくく削って再生できるため、長期的に見れば必ずしも割高とは言えません。

    広く使用されている合板フローリングと比べるとコストは高くなりますが、無垢フローリングでも樹種によっては低価格もありますし、長期的に考えてみると必ずしも高いとは言えません。

    もちろん品質の良い合板フローリングもありますが、安価な合板フローリングですと劣化も早く、それを貼り替えるとなるとトータルで見た時、逆に高くなってしまいます。

    無垢だと、普通に生活していれば汚れることはあっても、劣化してボロボロになるようなことにはありません。手間はかかりますが、表面をヤスリで削って綺麗にするといったことも可能です。無垢は生ゴミ等を長期放置したり、長期間湿っていたりしていない限り、劣化して使えなくなることはありません。

    品質によっても価格は様々ですので、「実際の価格+長期的見た時のコスト」で比較検討して頂ければと思います。

    【補足】針葉樹の特記事項
    針葉樹は柔らかいため、素足の触り心地がとても気持ち良く快適です。ただ柔らかいので重いものを落とすとすぐに凹み、またすぐにはなりませんが木目に沿って波のように磨り減ることがあります。古民家の廊下など、古い建物でそのような状態の床を見かけることがあるかと思います。凹みが付くのは嫌だという方は、広葉樹を検討されてはどうでしょうか。また針葉樹は広葉樹に比べ、反りやすく、足触りが少し気になることはあるかもしれません。ただ乾燥をしっかりした質の良いものは反らないと思います。またヒノキや松など一部の樹種はヤニが出る可能性がありますので、その場合は拭き取れば特に生活に問題はありません。

    ⑦傷や割れの「部分補修」がしにくい

    無垢材は後から同じ木目・色の材をそろえにくいため、深い傷や割れができた部分だけを張り替えると、周囲との色・木目の差が目立ちやすい点も後悔につながります。ただし塗装によって差があり、無塗装やウレタン塗装は部分補修が難しい一方、オイル塗装なら表面を軽く削って塗り直す部分補修がしやすく、傷や汚れをなじませやすいのが強みです。詳しくは無垢フローリングのオイル塗装メンテナンスもご覧ください。

    ⑧マンションでは遮音性能の制約がある

    無垢フローリングは一枚板のため単体では遮音性能を持たず、マンションの管理規約で定められた遮音等級(LL-45相当・ΔLL等級など)を満たしにくい点も、見落としがちな後悔ポイントです。マンションで無垢の質感を取り入れたい場合は、遮音材を組み合わせた遮音複合フローリングや直貼り遮音工法を検討します。詳しくはLL45遮音フローリングとは?マンションの床材選びをご覧ください。

    【オイル塗装・無塗装】後悔する可能性のある点

    ここからは塗装ごとのデメリットです。表面に膜を作らない「オイル塗装」と「無塗装」はセットで理解を。オイル塗装は水に弱くシミが付きやすい・お手入れの説明がややこしい、という2点が前もって理解しておきたい重要ポイントです。

    ここからは塗装によって異なる「後悔する可能性がありそうな点(デメリット)」をご紹介します。まずはオイル塗装で、ここは前もって理解が必要な重要ポイントです!

    【無塗装について】無塗装で使用する場合は少ないかと思いますが、表面を一切コーティングしない分、オイル塗装よりも汚れがかなり染みやすいと考えてください。以下に挙げるオイル塗装のシミ・お手入れの注意点は、無塗装ではさらに強く当てはまります。

    ①水に弱く、シミや汚れが付きやすい

    オイル塗装は通気性を保てる代わりに表面をコーティングしないため、こぼした液体を放置するとシミに。すぐ拭けば防げ、軽いシミはサンドペーパーで落とせます。

    オイル塗装は無垢の良さを最大限生かすことのできる塗装方法で、木材を保護しつつ通気性も保つことができます。ただ水に弱く、液体をこぼして拭き忘れるとシミになってしまい、醤油やコーヒーだと色が付いてしまいます。

    たまに聞くのが、「床に置いた野菜が腐ったことに気付かずしばらく経過し、その汚れが取れなくなった…」という出来事です。表面をコーティングしている訳ではないので、汚れが深く染み付くとなかなか取れません。

    そのためすぐに拭き取ることが必要ですし、トイレやキッチンなどの水回りだけコーティングされたフローリングを使う場合もあります。無垢を使われる場合は、「多少シミができても気にしない」という気持ちは大切です。

    ただリビングだったら何かこぼしてもすぐ拭きますし、すぐ拭けば特にシミは付かないです。軽いシミや汚れはサンドペーパーで軽く削ればすぐに綺麗になります。

    ②メンテナンスがややこしい

    ウレタンと違い、オイルのお手入れは「正解が一つではない」のがややこしく感じる理由。クリーナーワックスやオイルの塗り足しなど、自分に合った方法を選べば大丈夫です。

    特段メンテナンス不要なウレタン塗装と異なり、オイル塗装のメンテナンスは少し説明がややこしいです。正確には「いくつか方法があり、その人に合った方法でメンテナンスすれば良い」と言った方がいいかもしれません。

    年に数回掃除しつつオイル成分を少し補充するクリーナーワックスを使う方法もありますし、通常は掃除機ぐらいで何年かに一度オイルが抜けてきた部分にオイルを塗装する方法もあります。

    どちらか行なった方が良い状態を保つことができますが、それすらしない人もいるかもしれません。人それぞれでやりやすい方法を行なってもらえればと思っています。

    【ウレタン塗装】後悔する可能性のある点

    ここでは艶の有無に関わらず、表面に塗膜ができるタイプのウレタン塗装について。手触りが失われる・冬に冷たい・傷が目立つの3点を知らずに選ぶと後悔につながります。

    最近では艶消しウレタンや浸透性の強いウレタン塗装もありますが、ここでは艶の有無に関わらず、表面に塗膜ができるタイプのウレタン塗装について話します。

    ①木の手触りがない

    無垢の魅力である手触りの良さは、ウレタンの塗膜でコーティングすると失われます。木の質感を味わいたくて無垢を選ぶなら、知らずに選ばないよう注意したいポイントです。

    無垢の特長の1つに手触りの良さがありますが、ウレタン塗装でコーティングしてしまうとその手触りが失われてしまいます。

    もし木の良さを味わいたくて無垢にしたのだとすると、ウレタン塗装にしてしまうのは残念です。知らずに選んでしまうなんてことにはならないように気をつけてください。

    ②冬に表面が冷たい

    木は内部の空洞に空気を含み熱伝導率が低いため、本来は冬でも冷たくなりにくい素材。ところがウレタンの塗膜は熱を奪いやすく、冷たく感じてしまいます。

    木材は小さな空洞がたくさんあり、そこに空気を取り込んでいます。それにより熱伝導率が低く、断熱・保温効果がとても高くなっています。表面にウレタンの塗膜があると、その塗膜の熱伝導率が高くなるため、熱が奪われ冷たく感じてしまいます。

    無垢の良さが半減してしまうため、選ぶ際は頭に入れておいて欲しいポイントです。

    ③傷付くと目立つ

    ウレタンは塗膜の硬度・耐久性で傷の付きやすさが変わりますが、傷が付くと光の当たり具合で目立つことも。細かい傷は補修道具で、広範囲は専門業者が必要になります。

    ウレタン塗装は塗膜の硬度や耐久性で傷の付きやすさは変わりますが、傷が付くと光の当たり具合によって結構目立つ場合があります。細かい傷はホームセンターなどで販売している補修道具で目立たなくできますが、範囲が広くなると専門業者が必要になることもあります。

    塗膜の硬度や耐久性にも着目して頂ければと思います。

    【着色塗装】後悔する可能性のある点

    好きな色にしたり色のばらつきを抑えたりするために行う着色塗装。薄い色の床に濃い色を塗る場合は、色が剥げて目立つ点を意識しておきましょう。

    好きな色のフローリングにしたり、無垢フローリングの色のバラつきを軽減したりするために着色塗装をすることがあります。薄い色味のフローリングに濃い色の塗装をする場合は、意識した方が良いポイントです。

    ①色が剥げる

    引っ掻き傷などで色が取れて目立つことがあります。コーティングされない着色オイルの方が剥げやすく、広範囲だと補修の難易度は上がりますが、対処方法はあります。

    着色塗装をしたフローリングは、引っ掻き傷等で色が取れて目立ってしまうことがあります。着色オイルと着色ウレタンで耐久性は異なりますが、やはりコーティングされていない分着色オイルの方が色は剥げやすいです。

    こちらも広範囲になると難易度は上がりますが、補修する方法はあります。

    後悔しないために|無垢フローリングの理解が大切

    後悔ポイントを一通り挙げました。無垢は本当に魅力ある床材です。事前に特性を理解しておけば、ネットで見かける「無垢で後悔した」の多くは防げます。デメリットだけでなくメリットも合わせてご検討ください。

    「後悔する可能性がありそうなポイント」はこれで一通り挙げれたかと思います。

    無垢は本当に魅力のあるフローリングですが、ネット上では「無垢で後悔した」という意見をよく目にします。事前に無垢フローリングについて理解していれば、そういった後悔は防げたのではと思います。

    無垢フローリングで後悔しないためにもこの記事が役に立てばと幸いです。デメリットを基に解説していますが、無垢フローリングのメリットも合わせて見て頂ければと思います。

    伊勢通では無垢フローリングや無垢板を使用した複合フローリングを販売しています。「無垢フローリングでコスト抑えたおすすめのフローリングはありますか?」といったような相談でも構いませんので、本webサイトのお問い合わせページからお気軽にお問い合わせ下さい。

    もう一つの後悔「滑りやすさ」と滑り止めオイル「グリップオイル」

    後悔ポイントとしてもう一つ多いのが「無垢床が滑る・滑りやすい」という声。しかもこの滑りやすさは、無塗装・オイル・ウレタンといった塗装方法に関わらず起こる場合があるのが重要なポイントです。

    無垢フローリングはなぜ滑りやすいのか?

    滑りやすさの主な原因は3つ。①表面の経年劣化、②乾燥(湿度の低下)、③製造時の表面研磨です。いずれも塗装の種類に関係なく起こるため、「この塗装だから滑らない」と一概には言えません。

    無垢フローリングが滑りやすくなるのは、塗装の種類そのものよりも、次のような表面の状態が原因です。

    • 表面の経年劣化:長年の使用や摩耗で表面の凹凸がならされ、つるつると滑りやすくなっていきます。
    • 乾燥(湿度の低下):空気が乾く季節や環境では、木の表面が乾いて滑りやすくなる傾向があります。
    • 製造時の表面研磨:製造段階で表面をきれいに研磨するほど平滑になり、新品でも滑りやすい仕上がりになることがあります。
    ここがポイント:滑りやすさは「塗装方法」だけでは決まりません。オイル塗装・ウレタン塗装・無塗装のいずれでも、表面の状態しだいで滑る場合があります。「どの塗装にしたか」だけで判断せず、実際の床の滑りやすさを確認することが大切です。

    質感を変えずに対策できる滑り止めオイル「グリップオイル」

    お子さんやご高齢のご家族、ペットがいると「滑って転ばないか」という不安が毎日のストレスになりがちです。マットを敷くと木目が隠れてしまいますが、滑り止めオイル「グリップオイル」なら無垢の手触りや質感を残したまま、滑りにくい床に整えられます。

    フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。塗装後は約4〜5時間で乾燥し、全国発送に対応しています。

    グリップオイルの3つの特長

    実測で摩擦係数は約2.7倍。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    摩擦係数約2.7倍の滑り止め効果
    ① 摩擦係数 約2.7倍
    実測で確認。オイル仕上げの床に速乾タイプを塗ると約2.7倍に。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で安心
    植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    4時間の乾燥後に歩行可能な施工性
    ③ 約4時間で歩行可
    コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。

    実測データ|摩擦係数は約2.7倍に

    滑りにくさは実測で確認済み。オイル仕上げの床(ナラ材)に速乾タイプを塗装すると、摩擦係数が0.311から0.827へ、約2.7倍に向上しました。

    床の仕上げ(ナラ材) 塗装前 塗装するオイル 塗装後 倍率
    オイル仕上げの床 0.311 グリップオイル 速乾タイプ 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げの床 0.311 グリップオイル 白木用 0.451 約1.5倍
    ウレタン塗装の床 0.290 専用下塗り材+速乾タイプ 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(新東科学製)/荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均・2026年6月1日 当社測定。詳しい測定条件と結果は滑り止めオイルの摩擦係数を実測した記事でご覧いただけます。

    ご相談・サンプルの流れ

    「無垢にしたいけど後悔しないか不安」「今の床が滑って困っている」――そんなお悩みは、まずサンプルで質感を確かめ、気になる点をご相談ください。創業1919年の伊勢通がご案内します。

    無垢フローリング選びや、お使いの床の滑り対策について、「うちの場合はどうすれば?」というご相談でも構いません。無垢の質感を残したまま滑りを抑えたい方は、まずは滑り止めオイルのサンプルで効果と手触りをお試しいただけます。

    滑り止めオイルのサンプルについて

    サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    お使いの床に塗れるか、まずはご相談を

    無垢選びのご相談から床の仕上げの判断、最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢床専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリング選びと滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。無垢床の知識と自然塗料の経験で、後悔しない床選びと滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    無垢フローリングの後悔・デメリットやお手入れ、滑り対策について、よくいただく質問をまとめました。

    無垢フローリングで後悔しやすいのはどんな点ですか?
    無垢材そのものでは、乾燥や床暖房で伸縮して隙間が空く点が最も多い後悔ポイントです。ほかに割れ・凹み・傷、木目のばらつき、変色、合板フローリングよりコストがかかる点が挙げられます。いずれも自然素材ゆえの特性で、事前に理解していれば「後悔」になりにくいものです。
    無垢フローリングのデメリットは塗装によって変わりますか?
    変わります。同じ無垢フローリングでも、オイル塗装は水に弱くシミが付きやすくメンテナンスに手間がかかります。ウレタン塗装は木の手触りが失われ冬は表面が冷たく感じ、傷が目立つことがあります。着色塗装は引っ掻き傷で色が剥げることがあります。塗装は分けて考えるのが後悔を防ぐコツです。
    オイル塗装の無垢フローリングはお手入れが大変ですか?
    ウレタン塗装に比べると説明はややこしいですが、難しくはありません。年に数回クリーナーワックスでオイル成分を補充する方法や、普段は掃除機で、数年に一度オイルが抜けた部分に塗装する方法があります。やりやすい方法を選べば問題ありません。水や汚れはこぼしたらすぐ拭き取るのがポイントです。
    針葉樹と広葉樹の無垢フローリングはどちらが後悔しにくいですか?
    どちらが良いかは求めるものによります。針葉樹(杉・桧など)は柔らかく素足の触り心地が快適ですが、重い物を落とすと凹みやすく、反りやヤニが出ることもあります。凹みが気になる方は、堅く傷や凹みが付きにくい広葉樹を検討するのがおすすめです。
    無垢フローリングは合板フローリングより本当にコストが高いですか?
    初期費用は合板フローリングより高くなりがちですが、樹種によっては低価格のものもあります。無垢は劣化してボロボロになりにくく、表面を削って再生することも可能なため、長期的に見れば必ずしも割高とは言えません。「実際の価格+長期的なコスト」で比較検討するのがおすすめです。
    無垢フローリングが滑って後悔しています。質感を変えずに対策できますか?
    できます。伊勢通の滑り止めオイル「グリップオイル」は、植物油を主成分とした自然由来の塗料で、木に浸透して効果を発揮するため無垢床の手触りや質感を損なわずに摩擦力を高められます。既存のオイル塗装の上から塗り重ねることも可能です。サンプルや出張塗装のご相談、お見積もりも承っています。

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