無垢床で犬が滑る対策7選|質感そのまま滑り止めオイルで解決
無垢床で愛犬が滑るのを放置すると、関節炎・脱臼・骨折などのケガにつながる恐れがあります。改善策は2段階です。
対策は①滑り止めマット ②犬用の靴・靴下 ③足裏の毛・爪のケア ④肉球の保湿 ⑤滑り止めワックス ⑥滑りにくい無垢材選び ⑦滑り止めオイル塗装の7つ。①〜⑤は手軽な一方、「見た目が変わる」「効果が続かない」「犬が嫌がる」といった課題があります。
根本的に改善したい場合は、床そのものを滑りにくくする滑り止めオイル塗装が有効です。植物オイル主成分の「グリップオイル」なら、無垢の風合いを保ったまま摩擦係数を約2.7倍(速乾タイプ・ナラ材)に高め、肉球や爪がしっかりグリップする床になります。
床が滑りやすいと愛犬にも人にも危険
滑りやすい床は、愛犬の関節炎・脱臼・骨折の原因になるだけでなく、小さな子どもや高齢者の転倒リスクも高めます。家族全員の安全のため早めの対策が大切です。
愛犬が床で滑る原因は多岐にわたりますが、その中でも「改善策の不足」が思わぬケガや事故の要因となることがあります。
小さな子どもや足腰の弱い高齢者、そして室内で暮らす愛犬にとっては、以下のようなリスクがあるため注意が必要です。
転倒してケガをしやすくなる
滑りやすい床ではちょっとした動作でバランスを崩しやすく、家具に体をぶつければ大きなケガにつながる危険性があります。
滑りやすい床では、ちょっとした動作でバランスを崩しやすくなります。
もし家具などに体をぶつければ、大きなケガにつながる危険性も考えられます。
ペットの脚を傷めてしまう
小型犬や猫は床の滑りの影響を受けやすく、滑る床で走ると足腰の負担が増加。放置すると関節炎・脱臼・骨折の原因になりかねません。
小型犬や猫など、室内で飼われるペットは体の構造上、床の滑りに大きく影響を受けやすい傾向があります。
滑りやすい床で走ったりジャンプしたりすると、足腰への負担が増し、放置すれば関節炎や脱臼、骨折などの原因になりかねません。
大切な家族であるペットの健康を守るためにも、床の対策は早めに行うと良いでしょう。
愛犬のための滑り止め対策7選【比較表つき】
対策は7つ。①滑り止めマット ②犬用の靴・靴下 ③足裏の毛・爪のケア ④肉球の保湿 ⑤滑り止めワックス ⑥滑りにくい無垢材選び ⑦滑り止めオイル塗装。比較表で違いを確認できます。
このようなリスクを回避するには、まずは「滑り止め対策」がしっかり行われているか確認することが重要です。
ここでは、愛犬の安全を守るための具体的な7つの対策を、手軽なものから根本的なものまで順に見ていきましょう。
対策1:床に滑り止めマットを敷く
無垢材やフローリングは滑りやすい素材。愛犬がよく通る場所や走り回るスペースに滑り止めマットを設置すると、転倒リスクを大幅に軽減できます。
無垢材やフローリングの床は滑りやすい素材のため、愛犬が滑って転んでしまうことが多々あります。
特に滑りやすい箇所に滑り止めマットを敷いていない場合、愛犬の足腰に負担がかかり、関節や筋肉にダメージを与える可能性があります。
滑りやすい床には、滑り止めマットやカーペットを敷くことを検討しましょう。
特に、愛犬がよく通る場所や走り回るスペースには、滑り止め効果のあるマットを設置することで、転倒のリスクを大幅に軽減できます。
マットは愛犬の快適さだけでなく、安全を守る重要なアイテムです。
対策2:ワンちゃん用の滑り止め靴や靴下を使う
犬の肉球はフローリングで十分なグリップを得にくいことがあります。滑り止め靴や靴下はグリップ力を補い、高齢犬や関節に不安のある犬に特に効果的です。
愛犬の肉球は滑りやすいフローリングや無垢材の床で十分なグリップを得ることが難しい場合があります。
特に、年齢を重ねた犬や関節に問題がある犬にとっては、靴や靴下の使用が効果的です。
しかし、これを活用していない家庭が多いのも現実です。
ワンちゃん用の滑り止め靴や靴下を取り入れることで、室内での滑りやすさを防ぐことができます。
靴や靴下は、床に対してグリップ力を提供し、滑りを防止します。
これにより、愛犬の安全性が向上し、関節や筋肉への負担も軽減されます。
対策3:足裏の毛と爪を定期的にカットする
足裏の毛が伸びて肉球にかぶさると、肉球本来のグリップ力が発揮できず滑りやすくなります。爪が長いと踏ん張りもききません。月1回を目安にケアしましょう。
意外と見落としがちなのが、愛犬自身の「足まわりのケア」です。
足裏の毛が伸びて肉球にかぶさってしまうと、せっかくの肉球が床に接地できず、グリップ力が大きく低下します。
また、爪が伸びすぎていると指がしっかり開かず、踏ん張りがききません。
トリミングの際に足裏バリカンと爪切りをセットでお願いするなど、定期的なケアを習慣にしましょう。
対策4:肉球を保湿してグリップ力を保つ
乾燥してカサカサになった肉球は滑りやすくなります。犬用の肉球クリームなどで保湿し、柔らかくしなやかな状態を保つことも滑り対策の一つです。
肉球は、乾燥するとカサカサと硬くなり、床をとらえる力が弱くなります。
特に冬場の乾燥する季節や、シニア犬は肉球が硬くなりがちです。
犬用の肉球クリームなどでこまめに保湿し、柔らかくしなやかな肉球を保ってあげることも、滑りにくさにつながります。
対策5:滑り止めワックスを塗る
滑り止め効果のあるワックスは手軽に施工できる一方、歩行や掃除による摩耗で効果が薄れやすく、定期的な塗り直しが必要になる点に注意が必要です。
滑りやすい廊下や玄関などに、滑り止め効果のあるワックスを塗る方法もあります。
手軽に施工できるのがメリットですが、表面に膜を作るタイプは歩行や掃除によって摩耗し、効果が薄れて再施工が必要になることがあります。
また、無垢床の場合は質感が変わってしまうものもあるため、床材に合ったタイプを選ぶことが大切です。
対策6:滑りにくい無垢材・加工を選ぶ(これから床を選ぶ方)
これから無垢床を選ぶ方は、パインやスギなど柔らかく爪がかかりやすい樹種や、表面に凹凸を出す「浮造り(うづくり)」加工も滑り対策になります。
これから家づくりやリフォームで床材を選ぶ方は、樹種や加工で滑りにくさに配慮することもできます。
パインやスギなどの柔らかい樹種は、愛犬が爪を立てて踏ん張りやすい傾向があります。
また、木材の表面をこすって木目の凹凸を浮かび上がらせる「浮造り(うづくり)」加工も、爪がかかりやすく滑りにくい床になります。
対策7:床そのものに滑り止めオイルを塗装する
床に浸透して摩擦力を高める滑り止めオイル塗装なら、見た目や質感を変えずに床そのものを滑りにくくできます。詳しくは後半で解説します。
マットや靴下のように「足す」対策ではなく、床そのものを滑りにくくするのが「滑り止めオイル塗装」です。
木に浸透して摩擦力を高めるため、無垢床の見た目や質感はそのまま。詳しくはこの後の章で解説します。
7つの対策を比較表でチェック
手軽さなら①〜④、根本対策なら⑦の滑り止めオイル塗装。見た目を変えず効果が長続きするのは床そのものを滑りにくくする方法だけです。
| 対策 | 手軽さ | 効果の持続 | 部屋の見た目 | 愛犬の負担 |
|---|---|---|---|---|
| ①滑り止めマット | ◎ | ○ | △ 変わる | ◎ なし |
| ②犬用の靴・靴下 | ○ | △ 着脱必要 | ◎ 変わらない | △ 嫌がる子も |
| ③④足裏・肉球ケア | ○ | △ 継続必要 | ◎ 変わらない | ○ 少ない |
| ⑤滑り止めワックス | ○ | △ 摩耗する | ○ ほぼ同じ | ◎ なし |
| ⑥樹種・浮造りで選ぶ | △ 新築・改修時 | ◎ | ◎ | ◎ なし |
| ⑦滑り止めオイル塗装 | ○ 塗装のみ | ◎ 長持ち | ◎ 質感そのまま | ◎ なし |
①〜⑤はすぐ始められる大切な対策です。そのうえで、「見た目を変えずに、家じゅうどこでも滑りにくくしたい」という場合は、⑦の床そのものを滑りにくくする方法が根本対策になります。
マットや靴下の課題と「床そのもの」の改善策
マットや靴・靴下は有効な一時対策ですが、見た目が変わる・掃除の手間が増える・犬が嫌がるという課題も。床そのものを滑りにくくする選択肢があります。
滑り止めマットや靴・靴下を導入することで、無垢床やフローリングの床でも愛犬が安全に過ごせる環境を整えることができます。
小さな改善策を積み重ねることで、愛犬の健康と安全を守りましょう。
ただし、マットや靴は一時的な対策として有効ですが、次のような課題もあります。
- 見た目が変わってしまう
- 掃除の手間が増える
- 犬が嫌がることがある
そこで、床そのものを滑りにくくするという選択肢もあります。
無垢フローリングの塗装仕上げの種類と特性
無垢フローリングの仕上げは「ウレタン塗装」と「オイル塗装」が一般的。どちらも表面が滑りやすくなることがあり、ペットや子ども、高齢者の転倒リスクになります。
次に、無垢フローリングの塗装(仕上げ)について解説します。
無垢フローリングの床材は、「ウレタン塗装」と「オイル塗装」が一般的です。
「ウレタン塗装」は樹脂膜で床を保護するため、掃除がしやすく傷にも強い一方、塗膜が硬く、ワンちゃんが歩くだけで足を滑らせる可能性があります。
どうしてもウレタン塗装を選ぶなら「滑り止め機能付き」のタイプがおすすめです。
「オイル塗装」は木の内部に自然オイルが浸透するため、木肌の風合いがそのままなのが魅力ではありますが、製造工程で表面がツルツルになり、こちらも滑りやすいことがあります。
このツルツルしたフローリングはペットだけでなく子どもや高齢者にとっては転倒リスクを高める原因となります。
人もペットも快適に過ごすには、滑りにくい仕上げが理想的です。
ご自宅でできる「床の仕上げ」かんたんチェック
ツヤが強い・水を弾くならウレタン塗装、手触りが自然でツヤ控えめ・水が染み込むならオイル塗装や無塗装の可能性が高いです。床を傷めない範囲で確認してみてください。
「うちの床がどちらか分からない…」という方も大丈夫です。
ご自宅でできる「床の仕上げ」かんたんチェックを紹介します。
ウレタン塗装なのか?オイル塗装なのか?無塗装なのか?床を傷めない範囲で、次のポイントを見てみてください。
- 光が当たると強くツヤが出る/表面が膜っぽい → ウレタン塗装の可能性
- 木目の凹凸や手触りが自然で、ツヤが控えめ → オイル塗装・無塗装の可能性
- 水を1滴落とすと弾く → ウレタン塗装の可能性
- 水がじんわり染み込みやすい → オイル塗装・無塗装の可能性
下の写真のように、ツヤがある場合や水を弾くと「ウレタン塗装」の可能性が高いです↓↓


自然素材の滑り止め「グリップオイル」
グリップオイルは植物オイルと植物ワックスが主成分の無垢フローリング専用滑り止めオイル。ペット・子ども・高齢者にやさしい、滑りにくく安全な床を実現します。
ご自宅が無塗装やオイル塗装の無垢フローリングをお使いの方で、自然素材の風合いを保ちながら滑り止め対策がしたいという方におすすめなのが、無垢フローリング専用滑り止めオイル「Grip oil(グリップオイル)/滑り止めオイル」です。
グリップオイルは、植物オイルと植物ワックスを主成分としており、ペット、お子様、お年寄りの方にとっても滑りにくい安全な床を実現します。
また、既にオイル塗装が施されているフローリングにも塗装が可能なので、簡単に滑り止め効果を追加することができます。
自然な風合いを大切にしながら、安全な住環境を整えたい方にぴったりの選択です。

なぜグリップオイルが選ばれているのか
自然由来の成分で無垢の風合いを損なわず、肉球や爪がしっかりグリップ。オイル塗装の上から塗れて、気になる部分だけの施工も可能です。
- 自然由来の成分で、無垢の風合いを損なわない
- 滑り止め効果で、肉球や爪がしっかりグリップする
- 無塗装品はもちろん、オイル塗装の上から塗れる
- 気になる部分だけでも、簡単に施工が可能
「床はそのまま、滑りだけ改善したい」
そんなご家庭に選ばれています。
3つの特長

① 摩擦係数が約2.7倍
専用測定機で実測。オイル仕上げの床と比べ摩擦係数が約2.7倍(速乾タイプ・ナラ材)に。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社自然塗料の上からも塗装可。
摩擦係数が約2.7倍に——専用測定機での実測データ
「滑らなくなる」という主観ではなく、専用の表面性測定機(トライボギア TYPE:14)で実測。オイル仕上げの床0.311に対し、速乾タイプを塗ったナラ材は0.827(約2.7倍)に向上しました。
「本当に滑らなくなるの?」という疑問に、数値でお答えします(2026年6月1日測定/各条件3回の平均値)。

| 樹種 | 塗装前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| ナラ材(速乾タイプ) | 0.311 オイル仕上げ |
0.827 | 約2.7倍 |
| ナラ材(白木用) | 0.311 オイル仕上げ |
0.451 | 約1.5倍 |
| ナラ材(ウレタン床) | 0.290 UVウレタン |
0.563 下塗り材+速乾 |
約1.9倍 |
ナラ材で比較。オイル仕上げ0.311に対し、グリップオイル速乾タイプは0.827(約2.7倍)、マットな白木用でも0.451(約1.5倍)に向上しました。ツルツルなウレタン塗装の床も、専用下塗り材の併用で0.290→0.563(約1.9倍)に改善します。
※摩擦係数=値が大きいほど滑りにくい。測定機:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(新東科学製)/荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均・当社測定。
滑り止めオイル塗装をする前の確認事項
大切なのは床が「オイル仕上げ」か「ウレタン仕上げ」かの確認。オイル仕上げはそのまま塗装、ウレタン仕上げは専用下塗り材が必要です。判断を誤ると塗料が剥がれる恐れがあります。
無垢フローリングの滑り止めオイル対策で大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」なのか「ウレタン仕上げ」なのかを把握することです。
同じ「滑る」でも、床の仕上げによって最適な対策が変わります。
- オイル仕上げ(木に浸透するタイプ)➡︎ 滑り止めオイルをそのまま塗装する。
- ウレタン仕上げ(表面に膜があるタイプ)➡︎ 専用下塗り材+滑り止めオイルを塗装する。

愛犬と暮らすお宅の塗装事例
床全体が無垢床のお住まいで、愛犬が滑らないようにグリップオイルを塗装した事例。無垢の質感を残したまま滑りを改善し、お客様にご満足いただけました。
こちらのお宅は、床全体が無垢床の素敵なお住まいで、一緒に暮らすワンちゃんが滑らないようにとグリップオイルを塗装した事例です。
設計士とともにデザインした空間ですので、床は無垢フローリングにこだわり、長年大切にされていたお客様で、愛犬が滑らないようにしてあげたいし、無垢の質感も残したいというご要望を、グリップオイルで実現しました。
塗装の仕上がりにはとってもご満足いただけて、弊社としても喜ばしいことでした。

滑り止め対策が愛犬のケガを未然に防ぐ
「うちはまだ大丈夫」と思っている今が対策のタイミング。無垢の美しさを守りながら愛犬の足腰を守る、できることから始めましょう。
「うちはまだ大丈夫」と思っている今が、対策のタイミングです。
大切な愛犬の足腰を守るために、無垢の美しさを守りながら、安全も守る。
まずはできることから始めてみませんか?
ご相談・サンプル・お見積もり
いきなり全体に塗るのは不安という方は、①床の状態を相談 ②サンプルで目立たない場所に試す ③本施工を検討、の流れがおすすめ。塗装工事のお見積もりも承っています。
いきなり全体に塗るのは不安…という方は、次の流れがおすすめです。
- 床の状態(仕上げの種類・滑りの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
- サンプルで目立たない場所に試し、滑り止め効果・質感を体感する
- 必要に応じて本施工(塗装工事)を検討する
滑り止めオイルのサンプルについて
滑り止め効果や質感を確かめたい方はサンプルをご請求ください。「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。



商品ラインナップ・資料ダウンロード
グリップオイルは床の仕上げ・用途に合わせて3種類。製品の詳しい仕様やSDSは、専用カタログとPDF資料でもご確認いただけます。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
愛犬と暮らす無垢床の「滑り」、伊勢通がお手伝いします
創業1919年。自然塗料一筋の伊勢通が、ご自宅の床に合った滑り止め対策をご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
愛犬が無垢床で滑るリスク・マットや靴下の限界・グリップオイルの安全性や使い方について、よくいただく質問にお答えします。




