小児科病院の無垢フローリングが滑る原因と6つの対策|子どもの転倒防止
小児科病院は子ども・保護者・スタッフが一日に何度も行き来するため、無垢フローリングが摩耗・乾燥・汚れで滑りやすくなり、走り回る子どもや抱っこ中の保護者の転倒・ケガにつながります。院内の安全には床の滑り止め対策が欠かせません。
床が滑る主な原因は①表面の摩耗 ②砂・ホコリ・皮脂などの汚れ ③冬場の乾燥やワックス切れの3つ。対策は①定期清掃 ②滑り止めワックス・コーティング ③滑り止めテープ ④滑り止めマット ⑤履き物・靴下のチェック ⑥コーティング業者への依頼の6つです。
マットやテープは手軽ですが衛生管理やめくれが課題。無垢床の質感を保ったまま根本から滑りにくくするなら、お子様にもやさしい無垢材専用の滑り止め自然オイル「グリップオイル」がおすすめです。オイル塗装済みの床にも上から塗り重ねられます。
小児科病院のフローリングが滑る3つの原因
小児科病院の床が滑る主な原因は、表面の摩耗、砂・ホコリ・皮脂などの汚れ、そして冬場の乾燥やワックス切れによる摩擦力の低下です。来院が多い小児科病院ほど、これらが重なって滑りやすくなります。
小児科病院では、子どもや保護者、スタッフが一日に何度も行き来し、温かみのある無垢フローリングが使われていることがよくあります。しかし自然素材である無垢フローリングは、人の行き来が多い場所ほど表面が摩耗して滑りやすくなる傾向があります。実際に、オイル塗装を施した無垢フローリングを採用されていた小児科病院の方から「走り回る子どもが滑って転びそうで困っている」というご相談をいただいたこともあります。まずは、なぜ床が滑るのか、その原因を押さえておきましょう。

①大勢の行き来による床の摩耗
子ども・保護者・スタッフが多く行き来する箇所では、フローリングの表面が摩耗し、滑りやすくなります。特に出入り口・受付前・待合室から診察室への動線など、足が繰り返し触れる部分は、時間とともに表面がなめらかになり、滑りやすい状態になりやすいので注意が必要です。オイル塗装の無垢床は木の質感が残るぶん、靴下やタイツの子どもには滑りを感じやすいこともあります。
②砂・ホコリ・皮脂などの汚れ
屋外から靴で持ち込まれる砂やホコリ、手あかや皮脂が床に薄い膜のように積み重なると、足裏や靴下と床の摩擦が下がり、滑りを引き起こします。おもちゃや飲み物をこぼした跡が残ることもあり、清掃の頻度が追いつかないと、汚れによる滑りが起きやすくなります。
③冬場の乾燥・ワックスやメンテナンス不足
フローリングにワックスを定期的に塗布しないと、表面が乾燥して摩擦力が低下し、滑りやすくなることがあります。ワックスが剥がれた状態では特にグリップ感が失われがちです。冬場など空気が乾燥する季節は床表面も乾き、靴下やタイツを履いた子どもは特に滑りを感じやすくなります。診療スペースは頻繁に消毒・清掃を行うぶん、床表面が乾いて滑りやすくなることもあります。
小児科病院で「滑り」が特に危険な場所と対象
小児科病院の滑りは、子ども・保護者・スタッフの三者すべてにリスクがあります。待合室・キッズスペース・診察室・出入り口・処置室の水回りは特に注意が必要な場所。誰がどこで滑りやすいかを整理して対策の優先順位を決めましょう。
一般の住宅と違い、小児科病院では体調の悪い子どもや不特定多数の人が毎日行き来し、待ち時間に子どもが走り回るため、床の滑りが事故につながりやすい環境です。まずは「誰が」「どこで」滑りやすいのかを整理すると、対策すべき場所が見えてきます。
| 対象 | 滑りやすい主な場所 | 起こりやすいリスク |
|---|---|---|
| 子ども | 待合室・キッズスペース・診察室 | 靴下やタイツで走り回って転倒。頭や顔をぶつける大きなケガにつながりやすい |
| 保護者 | 出入り口・受付前・待合室 | 子どもを抱っこ・ベビーカーを押しての転倒。子どもを支えようとして体勢を崩しやすい |
| スタッフ | 処置室・水回り・動線 | 水濡れ・急ぎの移動で滑る。医療器具や子どもを抱えたまま移動するため転倒時の危険が大きい |
このように、床が滑ると走り回る子どものケガだけでなく、保護者やスタッフの転倒事故のリスクも高まります。特に待合室・キッズスペース・水回りなど滑りやすい場所から優先的に対策すると、院内全体の安全性を効率よく高められます。保育園やご家庭など、子どもが集まる場所の滑り対策については、以下の関連記事もあわせてご覧ください。
関連記事|保育園
保育園で子どもが滑る原因と対策|無垢フローリングの安全対策
同じく子どもが集まる保育園での滑る原因と対策をまとめています。施設での対策の参考にご覧ください。
関連記事|赤ちゃん・ご家庭
赤ちゃんの無垢フローリング滑り対策|ハイハイ・歩き始めの安全
ご家庭で赤ちゃん・乳幼児が滑らないための対策です。来院される保護者にもご案内いただけます。
小児科病院の滑り止め対策6選【比較表つき】
小児科病院の床の滑りは、手軽な順に6つの方法で改善できます。清掃・ワックス・テープ・マット・履き物チェックは一時的な対策、滑り止めオイルや床研磨・再塗装は床全体を整える根本対策です。
フローリングが滑りやすい状態を改善するために、次の6つの対策がおすすめです。まずは手軽に始められるものから、床全体を根本から整えるものまで、院内の状態や場所に合わせて組み合わせてください。
①定期的な清掃
床に溜まった砂・ホコリ・皮脂を取り除くために、乾拭きを中心とした定期的な清掃を行います。院内を清潔に保つことは、滑りにくい環境をつくる最も基本的でコストのかからない対策であり、感染対策・衛生管理の面からも重要です。まずは日々の清掃を見直してみましょう。
②滑り止めワックス・コーティング剤の塗布
床材に適した滑り止めワックスやコーティング剤を塗布すると、表面の摩擦が高まり滑りにくくなります。塗布の際は、仕上がりの質感や再施工の手間、剥がれたときの状態を事前に確認しておくと安心です。小さな子どもが手で触れたり口に入れたりしても安全な成分かどうかも確認しましょう。
③滑り止めテープの貼り付け
階段や診察室など特に滑りやすい部分には、透明の滑り止めテープを貼る方法があります。透明タイプなら見た目を大きく損なわずに対策できます。ただし剥がれや清掃のしにくさが気になる場合があるため、部分的な応急対策として使うのが向いています。
④滑り止めマットの設置
出入り口や水回りなど滑りやすい場所に滑り止めマットを設置すると、転倒防止に役立ちます。ゴムや樹脂系のマットは耐久性が高く、滑りにくさを長期間維持できます。ただしホコリや汚れが溜まりやすく、めくれると逆に子どものつまずきの原因になるため、こまめな清掃と固定が必要です。
⑤履き物・靴下のチェック
院内で使うスリッパやスタッフの靴の裏が滑りやすくなっていないか定期的にチェックしましょう。すり減った靴底は滑りの原因になります。あわせて、待合室で靴を脱ぐ子どもには滑り止め付きの靴下をご案内すると、床側の対策と合わせて安全性を高められます。
⑥コーティング業者への依頼
フローリングのコーティングを専門とする業者に依頼し、UV・シリコン・ガラス・ウレタンなど用途に応じたコーティングを施すことで、滑り止め対策ができます。ただし無垢床本来の質感が変わる場合があるため、仕上がりのイメージを事前に相談しておくことが大切です。無垢の風合いを残したい場合は、次の滑り止めオイルもご検討ください。
それぞれの対策の特徴を、一時対策か根本対策かで整理しました。手軽さと持続性のバランスで選んでください。
| 対策 | タイプ | メリット | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 定期的な清掃 | 予防・習慣 | コストがかからず今日から始められる。衛生管理にも有効 | 表面の摩耗が原因の場合は効果が限定的 |
| ワックス・コーティング剤 | 一時〜中期 | 手軽に摩擦を高められる | 定期的な再施工が必要。剥がれるとかえって滑ることも |
| 滑り止めテープ | 一時対策 | 滑りやすい箇所に部分的に即効 | 見た目・剥がれ・清掃のしにくさが気になる場合がある |
| 滑り止めマット | 一時対策 | 設置が簡単で転倒防止に有効 | ホコリが溜まりやすく、めくれるとつまずきの原因に |
| 履き物・スリッパのチェック | 予防・習慣 | すぐに見直せて事故を減らせる | 床そのものの滑りやすさは解消されない |
| 滑り止めオイルの塗装 | 根本対策 | 無垢の質感を保ったまま床全体を改善。お子様にやさしい自然素材 | 塗装の手間がかかる(まずサンプルで確認) |
| 床研磨・再塗装 | 根本対策 | 摩耗・傷をリセットし表面を一新できる | 大がかりで費用・時間がかかる |
子どもにやさしい滑り止めオイル「グリップオイル」
「グリップオイル」は無垢床の質感を活かしたまま摩擦を高める、フローリング専用の自然オイル塗料。植物オイルと植物ワックスが主成分で、子ども・保護者・スタッフにやさしく、小児科病院の床を風合いそのままに滑りにくく整えます。
小児科病院の無垢フローリングが無塗装やオイル塗装で、自然素材にこだわりたいご担当者様には「Grip Oil(グリップオイル)」が最適です。創業1919年の伊勢通が自然塗料の知識と経験を活かして開発した、無垢フローリング専用の滑り止めオイルで、天然由来の植物オイルが主成分。木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。床に触れることの多い小さなお子様や保護者、スタッフにもやさしく、無塗装・オイル塗装済みの床には上から塗り重ねて使用できます。

グリップオイルの3つの特長
表面性測定機の実測で摩擦係数は大きく向上。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、速乾タイプは約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数が大きく向上
表面性測定機で実測。塗装前と比べ滑りにくさが大きくアップ。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可(速乾)
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
| 床の仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
床の状態から相談・サンプル・お見積もりの流れ
小児科病院の床は、まず状態を相談し、サンプルや部分施工で確かめてから本施工へ。清掃・再塗装・滑り止めオイル塗装まで、出張対応とお見積もりで伊勢通がサポートします。
「うちの院内の床は清掃で足りる?オイルを塗ったほうがいい?」とお悩みの方もご安心ください。床の状態に合わせて最適な方法をご案内します。次の流れがおすすめです。
- 床の状態(滑りやすさ・摩耗・汚れ)をメールやお問い合わせフォームで相談する
- サンプルで目立たない場所に試す/必要なら部分施工で確認する
- 清掃・再塗装・滑り止めオイル塗装など、本施工を検討する
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。院内の床で目立たない場所からグリップ感と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
グリップオイルの特徴・施工方法・メンテナンス・安全データは、専用カタログとSDSのPDFでご確認いただけます。サンプルや見積もりとあわせてご活用ください。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
安全で滑りにくい小児科病院の床づくりを、伊勢通がお手伝いします
創業1919年。自然塗料一筋の伊勢通が、小児科病院の床の滑り止め対策をご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
小児科病院の床が滑る原因や対策、滑り止めオイルについて、よくいただく質問をまとめました。原因・危険な場所・安全性・施工方法・ご相談先を簡潔にお答えします。






