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グリップオイルを塗った無垢床にシミはできる?予防と落とし方・補修のコツ

目次


    グリップオイルを塗った無垢床にシミはできる?予防と落とし方・補修のコツ

    結論

    結論から申し上げると、グリップオイルを塗った無垢床にもシミはできることがあります。特に水やお茶・ジュース・調味料などの液体を長時間放置したときに、シミとして残りやすくなります。

    理由は、グリップオイルがウレタン塗装のような防水膜を作らず、木に浸透して効果を出す自然オイルだからです。無垢材本来の手触りや調湿性を活かせる一方で、水分をはじく力は強くありません。

    ただし、こぼした液体をすぐ拭き取る・コースターを使う・定期的に塗り直すことでシミは大きく防げ、できてしまったシミも研磨してオイルを塗り直せば部分補修できるのがオイル塗装の利点です。この記事では、シミができる理由・防ぐ方法・落とし方(補修)のコツを、創業1919年の伊勢通が解説します。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    この記事を書いた経緯|「グリップオイルを塗るとシミはできる?」

    グリップオイルを検討している方から「塗ると床にシミはできる?」というご質問をよくいただきます。この記事では、シミができるかどうかと、その理由・防ぎ方・落とし方(補修)のコツを正直にお伝えします。

    弊社は、無垢材や無垢フローリングのオイル仕上げ・無塗装の床に塗る滑り止めオイル「グリップオイル」を販売しています。ご検討中のお客様から、「グリップオイルを塗った床はシミができやすくなるの?」「塗れば水シミから守ってくれるの?」といったご質問を数多くいただきます。

    結論を先にお伝えすると、グリップオイルは「防水コーティング」ではなく「滑りを止めるオイル」です。塗ってもシミはできますし、もともとオイル塗装の無垢床は水分や液体でシミが残りやすい性質があります。ここではその理由と、シミを防ぐ具体的な方法、できてしまったシミの落とし方・補修までをまとめました。

    グリップオイルを塗った無垢床にシミはできる?

    結論は「シミはできる」。特に水・お茶・ジュース・調味料などの液体を長時間放置したときに残りやすく、これはグリップオイルに限らずオイル塗装・無塗装の無垢床に共通する性質です。

    グリップオイルを塗った床にも、シミはできてしまうことがあります。特に、水やお茶・ジュース・調味料などの液体をこぼしてそのまま放置したときなど、長時間の付着によってシミが生じることがあります。

    グリップオイルは自然由来の植物オイルが主成分で、防水効果を持つものではありません。無垢材の表面は水分・液体が染み込みやすいという特徴があり、滑り止めのグリップオイルを塗っていても、この点は大きく変わりません。液体が長く残るほどシミになりやすい、と考えておくと安心です。

    【あわせて知りたい】「シミ」と同じようにご質問が多いのが「傷」です。グリップオイルを塗った床に傷はつくのか、その理由と防ぎ方・補修は下の関連記事で解説しています。


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    なぜシミができるのか|オイル塗装とウレタン塗装の違い

    グリップオイルは木に浸透する自然オイルで、防水膜を作りません。だから木の質感を保てる代わりに、水分・液体が染み込んでシミになりやすくなります。表面を樹脂膜で覆うウレタン塗装との違いを比較表で整理します。

    グリップオイルは自然由来のオイルで、滑り止め効果を発揮する製品です。しかし、ウレタン塗装のように水をはじく硬い膜を形成するものではありません。そのため、フローリングの柔らかさや木の質感を損なわない一方で、水分や液体が付着したままになるとシミがつきやすくなります。

    塗装の性質による耐水性・シミ・質感の違いを、代表的なオイル塗装とウレタン塗装で比べると次のようになります。

    比較項目 オイル塗装(グリップオイルなど) ウレタン塗装(コーティング)
    塗膜のしくみ 木に浸透し、表面に硬い膜を作らない 表面を硬い樹脂膜で覆う
    耐水性・シミのつきやすさ 水分が染み込みやすく水シミが残りやすい 水をはじき、シミはつきにくい
    木の質感・踏み心地 無垢材本来の手触り・調湿性を活かせる 樹脂膜のためやや硬く、質感は損なわれやすい
    ついたシミの補修 気になる箇所だけ削って塗り直せる 全面の再施工が必要になりがち
    滑り止めオイルの塗布 そのまま上から塗れる 専用の下塗り材が必要
    【ポイント】水シミのつきにくさだけならウレタン塗装が有利ですが、無垢材らしい手触りや調湿性、そして「シミを部分的に直せる」利点はオイル塗装ならではです。水分に弱いことは弱点であると同時に、補修しやすさと表裏一体でもあります。

    シミを防ぐための3つの対策

    シミを防ぐカギは「液体を床に長く残さない」こと。①こぼした液体はすぐ拭き取る②コップ・花瓶の下にコースターやマットを敷く③定期的な塗り直しで油分を補う、の3つで水シミを大きく減らせます。

    グリップオイルを塗った無垢床でも、日々のちょっとした工夫でシミは大きく防げます。シミを防ぐためには、以下の対策をおすすめしています。

    1. ①こぼした水や液体はすぐに拭き取る水・お茶・ジュース・調味料などをこぼしたら、染み込む前にすぐ乾いた布で拭き取ります。長時間の付着がシミの最大の原因なので、放置しないことが何より大切です。
    2. ②コップや花瓶の下にコースター・マットを敷く結露するコップ、花瓶、観葉植物の鉢などは水分が伝いやすいため、コースターや撥水マットを敷いて床への直接の付着を防ぎます。キッチンや洗面など水を使う場所ではマットが有効です。
    3. ③定期的なメンテナンス塗装で油分を補う歩行やお手入れで油分は少しずつ減っていきます。滑りやシミが気になってきたら、グリップオイルを上から塗り重ねて油分を補うと、木の表面が水分をはじきやすい状態を保てます。
    【ペットのいるご家庭へ】犬・猫の粗相(尿)も、放置すると黒ずみや輪ジミ・臭いの原因になります。気づいたらすぐ拭き取り、水拭き後はしっかり乾かしてください。水回りやペットまわりのシミ対策は、下の関連記事で詳しく解説しています。


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    できてしまったシミは落とせる|オイル塗装の落とし方・補修(動画あり)

    オイル塗装の大きな利点は、シミの箇所だけを部分補修できること。浅いシミは布や専用クリーナーで、白い輪ジミ・黒ずみは軽く研磨してオイルを塗り直すと目立たなくなります。塗り直しの様子は動画でご確認いただけます。

    万が一シミがついても、オイル塗装は気になる箇所だけを部分的に落とす・補修できるのが大きな強みです。まずは落とし方を、シミの程度に応じて整理します。

    • 浅い・表面的なシミ…かたく絞った布で拭き、落ちにくければ木部用の専用クリーナーを使って軽く拭き取ります。
    • 白い輪ジミ・水分による白化…目の細かいサンドペーパーでその部分を軽く整えてから、グリップオイルを塗り直すと目立たなくなります。
    • 黒ずみ・深いシミ…木に入り込んだシミは軽くサンディングして色を整え、部分的に塗り直します。範囲が広い・深い場合は無理をせずご相談ください。

    グリップオイルは、既存のオイル塗装や無塗装の無垢床の上から塗り重ねられ、拭き取りも不要です。補修と同時に滑り止め効果も回復できます。実際に塗って乾かす様子は、次の動画でご確認いただけます。


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    滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。シミの補修やメンテナンスの塗り直しにも使えます。

    創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。シミがついた箇所や滑りが戻ってきた箇所に、上から塗り重ねて使用できます。

    フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    表面性測定機の実測で摩擦係数は大きく向上。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、拭き取り不要でお手入れ・シミの補修がしやすい、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    適度な摩擦で滑りを抑える滑り止め効果
    ① 摩擦係数が大きく向上
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ滑りにくさが大きくアップ。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で安心
    植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    拭き取り不要でお手入れ・塗り直し・補修がしやすい施工性
    ③ 拭き取り不要で補修しやすい
    コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。シミの部分補修や塗り直しも簡単。

    【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    床の仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら


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    シミ・塗装のご相談・サンプルの流れ

    「自宅の床に塗れる?」「シミや滑りが気になる」という方は、いきなり床全体に塗らず、サンプルで仕上がりと滑り止め効果を確かめてから検討するのがおすすめです。

    塗装やシミ対策が不安な方は、次の流れがおすすめです。

    • 床の状態(樹種・塗装の種類・シミや滑りの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
    • サンプルで目立たない場所に試し、仕上がり・質感・滑り止め効果を確認する
    • 納得できたら床全体への塗装や、シミの補修・メンテナンスを検討する

    滑り止めオイルのサンプルについて

    仕上がりや滑り止め効果を実際に確かめたい方はサンプルをご請求ください。「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    シミや滑りのご相談、まずはお気軽に

    シミ対策から滑り止めの塗装まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢床専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。お使いの床に合った滑り止め対策とお手入れをご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    グリップオイルを塗った無垢床のシミについて、よくいただく質問をまとめました。

    グリップオイルを塗った無垢床はシミができますか?
    はい、シミはできることがあります。水やお茶、ジュース、調味料などの液体が長時間付着すると、シミとして残る場合があります。グリップオイルは木に浸透して滑り止め効果を出す自然オイルで、ウレタン塗装のような防水膜は作らないためです。ただし木の質感を活かせること、シミの部分を研磨してオイルを塗り直し補修できることは、コーティング系にはない利点です。
    なぜオイル塗装の床はシミができやすいのですか?
    オイル塗装は木の内部に油分を浸透させて仕上げるため、表面に硬い防水膜を作りません。無垢材本来の手触りや調湿性を保てる一方で、こぼれた水分や液体が木に染み込みやすく、放置すると輪ジミや黒ずみとして残ることがあります。表面を樹脂膜で覆うウレタン塗装より、水シミは残りやすい塗装です。
    シミを防ぐにはどうすればいいですか?
    こぼした水や液体を染み込む前にすぐ拭き取ることが最も効果的です。あわせて、結露するコップや花瓶の下にコースター・マットを敷き、定期的にグリップオイルを塗り重ねて油分を補うと、木が水分をはじきやすい状態を保てます。ペットの粗相(尿)も放置すると黒ずみや臭いの原因になるため早めに拭き取りましょう。
    できてしまったシミは落とせますか?
    浅いシミなら、かたく絞った布や専用クリーナーで拭き取ると薄くなることがあります。白い輪ジミや黒ずみなど木に入り込んだシミは、目の細かいサンドペーパーで軽く研磨してから、その部分にオイルを塗り直すと目立たなくなります。気になる箇所だけを部分補修できるのがオイル塗装の大きな利点で、全面の再施工が必要になりがちなウレタン塗装より日常のメンテナンスがしやすい塗装です。
    シミが気になるならウレタン塗装のほうがいいですか?
    水シミのつきにくさ(耐水性)だけならウレタン塗装が有利ですが、無垢材本来の手触りや調湿性は損なわれ、シミがついたときの部分補修も難しくなります。オイル塗装はシミが残りやすい代わりに、質感を活かせて補修しやすいという特徴があります。どちらが良いかは、床に求める質感やお手入れの手間で選ぶのがおすすめです。
    サンプルや相談はできますか?
    可能です。サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意し、目立たない場所で仕上がりや滑り止め効果をお試しいただけます。塗装やシミの補修、お手入れのご相談・お見積もりも承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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