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アスペン材・サーモアスペンとは?サウナに選ばれる特徴と用途

目次

    アスペン材・サーモアスペンとは?サウナに選ばれる特徴と用途

    結論 アスペン材は北欧でサウナ内装材に使われてきた広葉樹で、高温熱処理したサーモアスペンは寸法が安定し、熱くなりにくく樹脂が出ない・節が少ないためサウナ室の壁・天井やベンチ材に選ばれます。伊勢通ではサーモアスペンの無垢パネリング(壁・天井材)を取り扱い、サンプル・設計価格を無料でご請求いただけます。
    著者 田邊 文久(株式会社伊勢通 代表取締役)

    Article written by
    田邊 文久
    株式会社伊勢通 代表取締役(創業1919年)/自然塗料・滑り止めオイルの専門家

    アスペン材とは

    アスペンは、ヤナギ科ポプラ属の広葉樹です。北欧・北米に広く分布し、木肌が白っぽく、節が少なくまっすぐで、軽くやわらかいのが特徴です。

    この「節が少ない」「軽くやわらかい」という性質から、アスペンは古くから内装材、とりわけサウナ建材として重宝されてきました。北欧地方では、外壁材やサウナのベンチ・壁材にアスペンを使うのが一般的です。日本ではまだなじみの薄い樹種ですが、サウナ人気を背景に「アスペン材とは」という関心が高まっています。

    一方、無処理のアスペンは吸湿しやすく、高温多湿の環境では反りや割れが起きやすいという弱点もあります。この弱点を補うのが、次に説明する「サーモ処理」です。

    サーモアスペン(サーモ処理)とは

    サーモアスペンは、アスペン材に高温の熱処理(サーモ加工)を施した木材です。約180〜215℃の高温と水蒸気で処理し、薬剤を使わずに木そのものの性質を変えるのが特長です。

    ①含水率が下がり寸法が安定する

    生産時の含水率は6〜7%と非常に低く、湿気を吸いにくくなります。吸放湿による膨張・収縮が抑えられ、反りや狂いが起きにくくなります。

    ②防腐・防カビ性が上がる

    木材の中の栄養分が熱で分解されるため、腐りにくく・カビにくくなります。水まわりでも使いやすい理由のひとつです。

    ③色と香りが変わる

    全体にゴールデンブラウン〜濃いめの茶色に色づき、燻したような独特の香りが出ます。落ち着いた高級感のある表情になります。

    ④デメリットもある

    サーモ処理をした木材は曲げ強度や粘りがやや低下し、無処理材に比べて脆くなる傾向があります。また色が濃くなるため、白木の明るい雰囲気を求める場合には向きません。用途に応じた使い分けが大切です。

    なぜサウナ・浴室に選ばれるのか

    サーモアスペンがサウナや浴室で選ばれるのには、木材としての理にかなった理由があります。

    ①熱くなりすぎない

    含水率が低いサーモアスペンは熱伝導率が低く、高温のサウナ室でも表面が熱くなりにくい性質があります。ベンチや壁に肌が触れても熱さを感じにくく、火傷のリスクを抑えられます。

    ②樹脂(ヤニ)が出ない

    針葉樹と違い、アスペンは高温になっても樹脂がにじみ出ません。ベタつきや汚れの原因になりにくく、高温になる空間に適しています。

    ③節が少なく肌当たりがよい

    節が少ないため、座ったり寄りかかったりしても引っかかりが少なく、なめらかな肌触りです。

    ④高温多湿でも狂いにくい

    サーモ処理で寸法が安定しているため、温度・湿度が大きく変化するサウナや浴室でも反り・割れが起きにくくなっています。

    アスペン材の用途と使い方

    サーモアスペンの主な用途は次のとおりです。

    • サウナ室の壁・天井パネリング:もっとも代表的な使い方。落ち着いた色合いと燻香がサウナらしい雰囲気をつくります。
    • サウナのベンチ材:熱くなりにくく肌当たりがよいため、直接肌が触れるベンチにも向きます。
    • 浴室・脱衣所などの水まわり内装:耐湿・寸法安定性を活かした使い方です。
    • 一般内装のアクセント:リビングや店舗の壁・天井に、色味と香りを活かして使えます。

    サーモアスペンは基本的に無塗装で使われることが多い木材です。仕上げオイルを塗る場合は、木の呼吸を妨げない浸透系のオイルを選ぶなど、用途と環境に合わせた検討が必要です。サウナのように高温になる空間では、塗装の可否を含めて事前に確認しておくと安心です。

    伊勢通のサーモアスペン(仕様・価格)

    伊勢通では、サーモアスペンの無垢パネリング(壁・天井材)を取り扱っています。

    塗装 タイプ サイズ(mm)
    厚み×幅×長さ
    入数/㎡数 設計価格(円/㎡)
    無塗装 ワンピース 10×79×1800 10 / 1.42 18,451
    無塗装 ワンピース 10×79×2100 10 / 1.66 18,373
    無塗装 ワンピース 10×79×2400 10 / 1.90 18,368
    無塗装 ワンピース 10×79×2700 10 / 2.13 18,404

    ※在庫状況により長さが異なる対応となる場合があります。最新の在庫・納期はお問い合わせください。

    北欧産の広葉樹をサーモ処理した、やや濃いめの茶色で落ち着いた雰囲気の内装材です。上表のBグレードは大きな色差や小節を含むグレードで、素材感のある表情が魅力です。より色差を抑えたい場合はCグレードもご用意しています。

    サウナや浴室では、同じサーモ処理材でも樹種の異なるサーモバスウッドという選択肢もあります。色味や価格帯が異なるため、仕上がりのイメージや予算に合わせてお選びいただけます。サーモバスウッドの特徴・選び方はこちらの記事でもくわしく解説しています。商品ラインナップは無垢・突板パネリング一覧、サーモアスペンの詳細はサーモアスペン商品ページをご覧ください。

    サンプルで質感を確かめてください

    サーモアスペンは色味や木目の表情に幅があります。実物のサンプルを見比べていただくのが、失敗しない選び方の近道です。カタログ・木材サンプルは、ご採用をご検討の方に無料でご請求いただけます。

    まずはカタログ・木材サンプルのご請求から

    まとめ

    アスペン材は北欧でサウナ建材として使われてきた広葉樹で、高温熱処理した「サーモアスペン」は寸法安定性・低熱伝導・防腐性に優れます。熱くなりにくく樹脂が出ず節が少ないという性質から、サウナ室の壁・天井・ベンチや浴室の内装材に適しています。伊勢通ではサーモアスペンの無垢パネリングを取り扱っています。実物の質感はサンプルで、数量・納期は見積でお気軽にご相談ください。

    よくある質問

    アスペンとポプラは違う木ですか?
    アスペンはヤナギ科ポプラ属の樹種で、広い意味ではポプラの仲間です。木材業界では、白っぽく節の少ない北欧・北米産の材を「アスペン」と呼ぶのが一般的です。
    サウナ以外にも使えますか?
    はい。浴室・脱衣所などの水まわりや、一般内装の壁・天井のアクセントとしても使えます。耐湿性と落ち着いた色合いを活かした使い方が可能です。
    塗装は必要ですか?
    基本的には無塗装で使われることが多い木材です。仕上げオイルを検討する場合は、環境(特にサウナのような高温空間)や求める風合いによって選び方が変わりますので、事前にご相談ください。

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