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チークフローリングの経年変化とメンテナンス方法|飴色になる魅力

目次

    チークフローリングの経年変化とメンテナンス方法|飴色になる魅力

    結論
    チークは、木材自身が多くの油分(タール分)を含む世界三大銘木のひとつで、耐水性・耐久性にすぐれた高級フローリング材です。使い込むほどに落ち着いた飴色へと深まり、自然な艶が増していくのが最大の魅力。天然の油分のおかげでお手入れは比較的ラクで、日常は乾拭き、オイル仕上げなら年に1〜2回のオイル補給が基本です。伊勢通ではチークを無垢のAグレードと、床暖房に対応した複合のPSシリーズでご用意しています。
    著者 田邊 文久(株式会社伊勢通 代表取締役)

    Article written by
    田邊 文久
    株式会社伊勢通 代表取締役(創業1919年)/自然塗料・滑り止めオイルの専門家

    チークフローリングとは

    チークは、ウォールナット・マホガニーと並ぶ「世界三大銘木」のひとつに数えられる高級木材です。古くから船舶の甲板や高級家具、建材として使われてきた、耐久性と美しさを兼ね備えた樹種で、無垢フローリングでも根強い人気があります。

    天然の油分による高い耐水性・耐久性

    チークの最大の特徴は、木材の内部にタール分(天然の油分)を多く含んでいることです。この油分が水をはじくため耐水性が高く、防虫・防腐性にもすぐれています。水まわりや船舶に使われてきたのも、この性質があるからです。無垢材のなかでは狂い(反り・割れ)が少なく、寸法安定性が良いのも長所です。

    重硬で丈夫、それでいて加工しやすい

    チークは気乾比重がおよそ0.6〜0.7と高く、重くて硬い部類の木材です。密度が高いぶん傷や凹みに強く、丈夫で長持ちします。一方で、油分を含むため見た目の重厚さのわりに加工はしやすく、施工性も良い樹種です。素足でも冷たくなりすぎず、落ち着いた足触りを楽しめます。

    チークの経年変化と飴色になる理由

    無垢のチークは、使い込むほどに色や艶が変化していきます。張りたてのころは黄褐色〜明るめの茶色で、木目や色のムラが目立つこともありますが、時間とともに色が濃く均一になり、深みのある飴色へと落ち着いていきます。

    なぜ飴色に変わるのか

    チークが飴色に変化するのは、木に含まれる油分や成分が、空気(酸化)と光の作用で少しずつ色を深めていくためです。使い込むほど表面の自然な艶も増していき、張りたてよりも品のある色合いへと育ちます。この「経年美」を楽しめることが、チークが長く愛される理由のひとつです。

    貼りたて〜数年〜10年以上の変化

    変化はゆるやかに進み、数か月でも徐々に色が落ち着き、数年〜10年ほどでしっかりと深い飴色へと育っていきます。新品時に気になっていた色ムラも、時間とともに全体がなじんで均一に見えてくるのが特徴です。「最初の色が完成形」ではなく、暮らしながら色が育っていく点が無垢チークの醍醐味です。

    日光による色ムラを防ぐコツ

    経年変化のスピードは日光の当たり方で変わります。よく日が当たる場所は変化が早く、家具やラグの下は元の色が残りやすいため、レイアウトによっては色の差(日焼けムラ)が出ることがあります。定期的に家具やラグの位置を少しずつ動かすと、色ムラをやわらげられます。

    チークフローリングのお手入れ方法(塗装別)

    チークは天然の油分を持つため、他の樹種に比べてお手入れがしやすい床材です。ただし、表面の塗装の状態によって適したお手入れが変わります。

    日常のお手入れ(乾拭きが基本)

    普段のお手入れは、乾いたモップやかたく絞った雑巾での拭き掃除が基本です。水拭きは最小限にし、水や飲み物をこぼしたときはすぐに拭き取ってシミを防ぎます。無垢材は水分を放置するとシミや反りの原因になるため、「こまめに乾拭き」が長持ちのコツです。

    無塗装・オイル(自然塗装)仕上げの場合

    無塗装やオイル仕上げのチークは、表面の艶が落ちてきたら専用のメンテナンスオイル(自然塗装用ワックス)で油分を補ってあげると、艶と保護性能がよみがえります。目安は年に1〜2回。チークはもともと油分が多いので、他の樹種より補給の頻度が少なくて済むことが多いのも利点です。

    ウレタン塗装の場合

    表面に塗膜をつくるウレタン塗装のチークは、日常の水汚れに強く、基本は乾拭き・固く絞った拭き掃除で十分です。オイルの塗り足しは不要ですが、塗膜が摩耗すると部分補修がしにくいため、傷や劣化が広がった場合は再塗装での対応になります。オイルとウレタンの違いはオイル塗装とウレタン塗装の見分け方・違いもあわせてご覧ください。

    やってはいけないお手入れ

    ワックスやシリコン系スプレーの多用、水びたしでの拭き掃除、強い洗剤の使用は避けましょう。とくにシリコン入りの艶出し剤は、あとからのオイルメンテや再塗装の妨げになり、かえって滑りやすくなることもあります。

    傷・シミ・色あせの補修と再塗装

    無垢のチークは、表面が傷んでも削り直し・塗り直しで新品に近い状態へ回復できるのが強みです。とくにオイル仕上げは、傷や乾いた部分にオイルをすり込むだけの部分補修がしやすく、暮らしながらメンテナンスを続けられます。全体の色あせや深い傷が気になってきたら、サンディング後の再塗装で見違えるほどよみがえります。実際の無垢フローリングの再塗装・メンテナンス事例も参考にしてください。

    チークのグレードの違いと選び方(A・PS)

    伊勢通では、チークフローリングを2タイプでご用意しています。グレードは品質の優劣ではなく、節や色の見え方、そして構造(無垢か複合か)の違いです。

    チーク【Aグレード】(無垢):小節を含む程度のきれいなグレード。15mm厚・幅90/120mmのユニタイプ。無塗装 設計価格12,821円/㎡〜、オイルクリア14,286円/㎡〜。床暖房対応品もあります。すっきりした表情に仕上げたい方に。

    チーク【PSシリーズ】(複合):表面材2mmの複合フローリング。オイル仕上げ・設計価格18,421円/㎡。床暖房対応で寸法が安定しやすく、マンションや床暖房のあるお住まいにも使いやすいタイプです。

    無垢ならではの質感を楽しみたいならAグレード、床暖房・安定性を重視するならPSシリーズがおすすめです。詳しい価格・サイズは各商品ページと無垢・複合フローリング一覧をご覧ください。実際の色味や節の入り方はモニターで変わるため、サンプル(税込660円〜)で実物をお確かめください。

    チーク床の滑りが気になるときは

    チークは油分を含むため、素足や靴下で「少し滑るかな」と感じることがあります。とくに小さなお子さまやシニア、ペットのいるご家庭では、床の滑りが気になる場面もあるかもしれません。無垢のチークは、質感を損なわずに滑りにくさを足せる滑り止め効果のあるオイル塗装(グリップオイル)で対策できます。飴色に育つ風合いはそのままに、滑りだけを抑えたい場合に検討してみてください。

    滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。

    天然由来の植物オイルが主成分

    フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    名古屋市工業研究所の測定で、オイル塗装の無垢床の最大静摩擦係数が約2.07倍に。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    名古屋市工業研究所の測定で摩擦力が約2倍になった滑り止め効果① 摩擦力 約2倍 第三者機関・名古屋市工業研究所で測定。オイル塗装の無垢床で約2.07倍に。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料② 自然素材で安心 植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    4時間の乾燥後に歩行可能な施工性③ 約4時間で歩行可 コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。

    第三者機関による摩擦力データ

    滑りにくさは名古屋市工業研究所の実測で確認済み。無垢ナラ(オイル塗装)で摩擦力が約2倍に。

    樹種・仕上げ 塗装前 グリップオイル塗装後 倍率
    無垢ナラ(オイル塗装) 136gf 281.9gf 約2.07倍
    無垢ヒノキ(無塗装) 165.4gf 229.7gf 約1.39倍

    ※gf(グラム重)=摩擦力の単位。数値が大きいほど滑りにくい。/測定:名古屋市工業研究所

    まとめ

    チークは、天然の油分による耐水性・耐久性と、使うほど深まる飴色の経年変化が魅力の高級無垢フローリングです。お手入れは日常の乾拭きと、オイル仕上げなら年1〜2回のオイル補給が基本。傷やシミも補修・再塗装で長く付き合えます。色味や質感は実物で確かめるのがいちばんです。伊勢通ではサンプル(税込660円〜)の送付と、施工面積に応じたお見積もりを承っています。サンプル(税込660円〜)・カタログの請求や施工面積に応じた見積もりをお気軽にご利用ください。

    床の仕上げが分からないときのご相談の流れ

    「オイルかウレタンか分からない」という方も大丈夫。床の写真をお送りいただければ、仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。

    • 1)床の状態をメールで相談する(写真を送ると仕上げの判断がスムーズです)
    • 2)サンプルで目立たない場所に試す
    • 3)必要に応じて本施工を検討する

    滑り止めオイルのサンプルについて

    サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    お使いの床に塗れるか、まずはご相談を

    床の仕上げの判断から最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ速乾タイプ(3分艶仕上げ) 無垢床専用・速乾タイプ。 100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円 詳細を見る →
    グリップオイル 白木用白木用(全艶消しマット仕上げ) 無垢床専用・白木の質感を活かす。 100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円 詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材ウレタン塗装専用 下塗り材 ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。 1L 19,800円 詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    チークフローリングについて、よくいただくご質問にお答えします。

    チークフローリングは水に強いですか?
    チークは木材内部にタール分(天然の油分)を含むため、木材のなかでは耐水性が高い樹種です。ただし無垢材である以上、水や飲み物をこぼして放置するとシミや反りの原因になります。こまめに拭き取れば、水まわりに近い場所でも比較的安心して使えます。
    チークのお手入れは大変ですか?
    いいえ、無垢材のなかではお手入れがしやすい部類です。チーク自身の油分で自然な艶を保ちやすく、日常は乾拭き中心でOK。オイル仕上げの場合でも、年に1〜2回のメンテナンスオイル補給を目安にすれば風合いを長く保てます。
    チークが飴色になるまでどのくらいかかりますか?
    色の深まりはゆるやかで、数か月でも少しずつ落ち着き、数年〜10年ほどでしっかりとした深い飴色に育ちます。日当たりの良い場所ほど変化が早く、家具の下などは元の色が残りやすいため、レイアウトの工夫で色ムラをやわらげられます。

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