西南桜(サザンチェリー)フローリングとは?本桜との違い・経年変化
西南桜(サザンチェリー)とは
西南桜(せいなんざくら)は、中国西南部を主な産地とする広葉樹から採れる木材で、「サザンチェリー」という流通名でも知られています。淡いピンクを帯びた上品な色合いと、緻密で素直な木目が特徴で、住宅の床材として人気のある樹種です。
①いわゆる「本桜(山桜)」との違い
名前に「桜」とついていますが、西南桜はバラ科の山桜(本桜・ヤマザクラ)とは別の樹種です。植物としてはカバノキ科に分類され、いわゆる「桜の木」ではありません。それでも西南桜と呼ばれるのは、ピンクがかった色味や落ち着いた雰囲気が本桜に似ているためです。本桜の無垢材は流通量が少なく高価になりやすい一方、西南桜は安定した供給と手ごろな価格で桜らしい淡い色合いを楽しめるのが魅力です。
②カバ(バーチ)との関係・産地
西南桜はカバノキの仲間で、「カバザクラ」と呼ばれることもあります。同じカバ材と近い性質を持ち、緻密で粘りがあり、加工しやすいのが特長です。伊勢通でもカバ(バーチ)の無垢フローリングを扱っており、西南桜はその中でも特にピンクみが強く、やわらかな印象の色味に仕上がります。
西南桜フローリングの特徴
①淡いピンクの色味と木目
西南桜のいちばんの魅力は、淡いピンクを帯びた明るい色味です。白木ほど白すぎず、赤みが強すぎない中間の色合いで、ナチュラルにも上品にもまとまります。木目はおとなしく主張が少ないため、家具やインテリアを選ばず、和洋どちらのテイストにもなじみます。伊勢通の西南サクラ【Aグレード】は「小節を含む程度のきれいなグレード」で、すっきりとした表情に仕上がります。
②中程度の硬さ(傷・足触り)
西南桜の硬さは、硬すぎず柔らかすぎない中程度です。杉やパインなどの針葉樹は柔らかく傷や凹みがつきやすいのですが、西南桜はそこまで気にならず、日常使いで扱いやすい床材です。一方で、硬い広葉樹のように素足でひんやりしすぎることもなく、長時間立っていても疲れにくいバランスの良さがあります。小さなお子さまやペットのいるご家庭でも使いやすい樹種です。
西南桜の経年変化
無垢材は使い込むほどに色や風合いが変わっていきます。西南桜は、はじめの淡いピンクから少しずつピンクみが抜け、黄みを帯びた淡い飴色へと変化していきます。全体的にはやや濃く、深みのある色合いへと落ち着いていきます。
①ピンクが抜けて淡い飴色へ
杉やパインのように大きく飴色へ変わるわけではなく、西南桜の経年変化はごく穏やかです。派手に色が変わらないぶん、新築時のイメージを大きく崩さずに、少しずつ味わいが増していきます。「無垢材の変化は楽しみたいけれど、あまり劇的に変わるのは避けたい」という方に向いた樹種です。
②変化を左右する日光と楽しみ方
経年変化の度合いやスピードは、日光の当たり方で変わります。よく日が当たる場所は変化が早く、家具の下など日陰になる部分は元の色が残りやすいため、レイアウトによっては色ムラが出ることもあります。定期的に家具の位置を少し動かすと色の差がやわらぎます。こうした変化そのものを「暮らしの記録」として楽しめるのも、無垢フローリングならではの魅力です。
西南桜フローリングのメリット・デメリット
メリットは、桜らしい淡いピンクの上品な色味、中程度の硬さで傷・足触りのバランスが良いこと、経年変化が穏やかで飽きにくいこと、そして無垢材のなかでは手ごろな価格であること。明るくやわらかな空間をつくりたい方に向いています。
注意点としては、無垢材共通の性質として、湿度によってわずかに伸縮したり、水をこぼして放置するとシミになったりすることが挙げられます。また、日光による色ムラが出る場合があります。いずれも無垢材の個性であり、こまめな拭き取りやオイルメンテナンスで長くきれいに保てます。
価格帯とグレード
伊勢通では、西南桜(西南サクラ)フローリングを2つのグレードでご用意しています。
西南サクラ【Aグレード】:90mm幅・ユニタイプ。小節を含む程度のきれいな表情。無塗装 設計価格9,096円/㎡〜、オイルクリア9,768円/㎡〜。
西南サクラ【Cグレード】:90mm幅・ユニタイプ。節や色の個性を活かしたグレードで、設計価格7,143円/㎡〜。伊勢通の無垢フローリングのなかでも手に取りやすい価格帯です。
グレードは品質の優劣ではなく、節や色のばらつきの「見え方」の違いです。すっきり見せたいならAグレード、素材感やコストを重視するならCグレードがおすすめです。詳しい価格・サイズは各商品ページと無垢・複合フローリング一覧をご覧ください。
施工事例・向いている空間
淡いピンクの西南桜は、明るくやわらかな雰囲気のリビングや寝室、子ども部屋によく合います。白い壁や北欧テイストの家具とも相性がよく、ナチュラルにも上品にもまとめられます。


実際の色味や節の入り方は、商品ページの施工写真でご確認いただけます。色の印象はモニターによって変わるため、ご検討の際はサンプル(税込660円〜)で実物をお確かめください。
お手入れとメンテナンス
日常のお手入れは、乾いたモップやかたく絞った雑巾での拭き掃除が基本です。水をこぼしたときはすぐに拭き取り、シミを防ぎます。オイル仕上げの場合は、年に1〜2回を目安にメンテナンスオイルを塗ると、乾燥や汚れから守り、風合いを保てます。
①滑りが気になるときは塗装で調整できる
無垢フローリングは、素足や靴下で「少し滑るかな」と感じることがあります。西南桜のような無垢材は、滑り止め効果のあるオイル塗装で、質感を損なわずに滑りにくさを足すことができます。小さなお子さまやシニア、ペットのいるご家庭で気になる場合は、床材選びとあわせて塗装での対策も検討してみてください。
まとめ
西南桜(サザンチェリー)は、本桜とは別のカバの仲間ながら、桜らしい淡いピンクの色味を手ごろに楽しめる無垢フローリングです。中程度の硬さで扱いやすく、経年変化も穏やか。明るくやわらかな空間づくりに向いています。色味や質感は実物で確かめるのがいちばんです。伊勢通ではサンプル(税込660円〜)の送付と、施工面積に応じたお見積もりを承っています。
床の仕上げが分からないときのご相談の流れ
「オイルかウレタンか分からない」という方も大丈夫。床の写真をお送りいただければ、仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。
- 1)床の状態をメールで相談する(写真を送ると仕上げの判断がスムーズです)
- 2)サンプルで目立たない場所に試す
- 3)必要に応じて本施工を検討する
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
速乾タイプ(3分艶仕上げ) 無垢床専用・速乾タイプ。 100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円 詳細を見る →
白木用(全艶消しマット仕上げ) 無垢床専用・白木の質感を活かす。 100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円 詳細を見る →
ウレタン塗装専用 下塗り材 ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。 1L 19,800円 詳細を見る →Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
西南桜フローリングについて、よくいただく質問をまとめました。

