無垢フローリングの手入れはクランプオイル再塗装|200㎡施工実例とプロの方法
手順は①現場調査 → ②汚れ・傷の補修(下準備) → ③オイル再塗装 → ④乾燥・完了。伊勢通では再塗装メンテナンスのご相談を受け付けています。
無垢フローリングのメンテナンスご相談と現場調査
過去に無垢フローリングを納品した現場からメンテナンスのご相談。現場調査で汚れの程度を確認した結果、部分補修ではなくクランプオイルでの全面再塗装を行うことになりました。
過去にご注文頂いた現場で、メンテナンスのご相談を頂きました。
ブラックウォルナット無垢フローリングのオイル塗装を納品した現場です。
まずは一度、現場調査でお伺いしました。
外国人向け賃貸物件なのですが、本来禁止であるはずのネコを飼われていたようで、床には汚れや傷が広がっていました。




当初ご相談をお受けした際は部分補修で良いかと考えていたのですが、予想より汚れが酷かったため、打ち合わせを経て全面オイル再塗装をすることとなりました。
今回の現場の床材|ブラックウォルナット無垢フローリング
床材はブラックウォルナットAグレード無垢フローリングの90mm幅・オイルクリア塗装。オイル仕上げの無垢床は、表面に膜を作らないため再塗装によるメンテナンスが可能です。

今回の現場では、ブラックウォルナットAグレード無垢フローリングの90mm幅・オイルクリア塗装をご採用頂いています。
オイル再塗装の手順
再塗装の手順は「下準備(ヤスリ掛け・染み抜き・下塗り)→オイル塗装」の2段階。元の床と同じクランプオイルを使い、細かい汚れはヤスリ掛けをしながら塗装します。
手順1:下準備|ヤスリ掛け・染み抜き・下塗り
全面に塗装する前に、目立つ汚れや傷をヤスリ掛けで補修します。場合によって染み抜きも使用し、ヤスリ掛けした部分にはオイルを一度下塗りして色を馴染ませます。
まずは全面に塗装する前に、目立つ汚れや傷を補修していきます。
主にヤスリ掛けをし、場合によって染み抜きを塗って綺麗にします。
そのあと、ヤスリ掛けをした部分には一度オイルを下塗りします。




シミが深い、範囲が広いなど、自分で削るのが難しい場合は、研磨から出張でお受けしています(出張塗装・研磨)。
手順2:クランプオイルの再塗装
下準備が終わったら、元のフローリングと同じクランプオイルを1回塗装します。細かい汚れはヤスリ掛けをしながら塗り進めることで、ムラなく自然に仕上がります。
下準備が終わったら、オイルを塗装します。
今回は、元のフローリングに塗装してあるクランプオイルを1回塗装しました。
細かい汚れは、ヤスリ掛けをしながらオイルを塗装していきます。


塗装の様子を動画でご覧いただけます
実際にクランプオイルを再塗装している作業風景を約1分の動画で公開中。塗装の動きやオイルの伸び方、仕上がりの質感の変化をご確認いただけます。
オイル塗装完了|約200㎡を1週間で施工
今回は200㎡以上の広さがあったため、作業期間は1週間程度。オイル塗装の無垢フローリングらしい自然な質感を保ったまま、かなり綺麗に仕上がりました。
今回は200㎡以上ありましたので、作業は1週間程度かかりました。
オイル塗装が完了した様子がこちらです。
オイル塗装の無垢フローリングですので竣工直後ほど綺麗にはなりませんが、かなり綺麗に仕上がりました。





広い床の塗り直しは、プロにまかせることもできます
シミの研磨から仕上げの塗装まで、ご自宅にうかがって施工します。自然オイルでも、滑り止めのグリップオイルでも仕上げられます。まずはお写真で無料診断します。
再塗装メンテナンスのタイミングと日常のお手入れ
カサつき・色ムラ・汚れの染み込みは再塗装のサイン。日常は乾拭きや固く絞った雑巾での水拭きでOK。定期的なオイルメンテナンスで無垢床は長く美しく使えます。
オイル塗装の無垢フローリングは、表面に膜を作らない分、木の質感や調湿性を楽しめる一方で、定期的なオイルメンテナンスを行うことで美しさが長持ちします。次のようなサインが出てきたら、再塗装をご検討ください。
- 表面がカサついて白っぽく見える(オイルが抜けてきたサイン)
- 水や汚れが染み込みやすくなった(保護効果の低下)
- 色ムラ・シミ・傷が目立ってきた(部分補修または全面再塗装の検討時期)
日常のお手入れは、乾拭きや固く絞った雑巾での水拭きで十分です。汚れの範囲が広い場合や傷が深い場合は、今回の事例のようにヤスリ掛けを含む全面再塗装がおすすめです。どちらが適しているかは床の状態によりますので、写真をお送りいただければ判断のお手伝いをいたします。
再塗装の適切な頻度|住宅・店舗・ペットの有無で変わる
再塗装の間隔は「何年に一度」と一律には決まりません。
歩行量・日当たり・水まわりとの距離で、オイルの抜け方が大きく変わるためです。
目安としては、次のように考えてください。
- 一般住宅(戸建て・マンション):5〜7年
- ペットのいるご家庭:3〜5年
- 店舗・施設など人の出入りが多い場所:2〜3年
ただしこれはあくまで目安です。
年数よりも、前章のサイン(カサつき・染み込みやすさ・色ムラ)が出ているかどうかを優先して判断してください。
再塗装で失敗しないための3つの注意点
1. 塗りすぎない|余分なオイルは必ず拭き取る
オイル塗装で最も多い失敗が「塗りすぎ」です。
たっぷり塗れば長持ちするように思えますが、木が吸い込める量には限りがあります。
吸い込まれなかったオイルは表面に残り、乾かずにベタつきやムラの原因になります。
塗布後は時間をおいて、余分なオイルをウエスでしっかり拭き取ってください。
2. 乾燥時間を確保する|歩行再開のタイミング
塗装後は、床が十分に乾くまで歩行を控えてください。
乾燥時間は季節・室温・換気状況で変動します。
乾ききらないうちに家具を戻すと、脚の跡が残ることがあります。
急ぐ場合ほど、換気を確保して乾燥を早めるのが確実です。
3. 季節による違いを見込んでおく
冬の低温期は乾燥が遅くなり、想定より時間がかかります。
梅雨など高湿度の時期は、塗装面が白っぽくなる「白化」に注意が必要です。
施工時期を選べるなら、湿度が落ち着く春・秋が扱いやすい季節です。
ムラや塗りすぎが心配な場合や、面積が広い場合は、プロがうかがって塗る出張塗装・研磨もご利用いただけます。
天然木材保護オイル「クランプオイル」とは
クランプオイルは天然素材のヒマワリ油を主成分とする木材保護オイル。メーカーはドイツのクランプ社。有害化学製品を含まず、環境と人にやさしい自然塗料です。
今回の再塗装に使用した「クランプオイル」は、天然素材のヒマワリ油を主成分とする天然木材保護オイルです。メーカーは、木工用塗料で実績のあるドイツのクランプ社。有害化学製品を含まず、環境と人にやさしい塗料です。

クランプオイル High-Solid Oil-Finish
- 天然素材のヒマワリ油が主成分。木に浸透して内側から保護します
- 有害化学製品を含まない、環境と人にやさしい自然塗料
- 乾いた布で塗り広げて乾燥させるだけ。DIYのメンテナンスにも使えます
なお、無垢フローリングの「滑り」が気になる場合は、摩擦力を高める伊勢通オリジナルの滑り止めオイル「グリップオイル」もご用意しています。
再塗装メンテナンスのご相談受付中
オイル塗装の無垢フローリングの再塗装メンテナンスは伊勢通にお任せください。床の状態の写真をお送りいただければ、補修方法とお見積もりをご案内します。
今回は、オイル塗装の無垢フローリングへの再塗装メンテナンスをご紹介しました。
「うちの床もそろそろメンテナンスした方がいい?」「部分補修と全面塗装どちらがいい?」など、再塗装メンテナンスのご相談を受け付けております。ご相談の流れは次のとおりです。
- ① お問い合わせ|フォームから床の状態(写真があるとスムーズです)をお送りください
- ② 現場調査・お打ち合わせ|汚れ・傷の程度を確認し、部分補修か全面再塗装かをご提案します
- ③ お見積もり・施工|面積と床の状態に合わせた最適なプランで施工します
無垢フローリングの再塗装メンテナンス、まずはご相談ください
創業1919年・自然塗料を長年扱う伊勢通が、床の状態に合ったメンテナンス方法をご案内します。
よくあるご質問(FAQ)
無垢フローリングの再塗装メンテナンスとクランプオイルについて、よくいただく質問をまとめました。再塗装の可否・頻度・期間・ご相談方法に簡潔にお答えします。
