キャットタワーで猫が滑る?無垢・集成材の滑り止めオイル塗装事例
肉球があるから大丈夫と思われがちですが、木製のキャットタワーでも猫は滑ります。研磨された無垢板や集成材はツルッとしやすく、高い場所からの着地や飛び移りの瞬間に足を滑らせると、落下や怪我につながる恐れがあります。
おすすめは、木の質感を残したまま摩擦を高める滑り止めオイル「グリップオイル」の塗装。無塗装・オイル塗装の無垢材や集成材ならそのまま塗れて、木のぬくもりや見た目を損なわずに安全な足場をつくれます(化粧板・MDF・カーペット部分は対象外)。
本記事では、実際にキャットタワーへグリップオイルを塗装した事例を、素材別の適合早見表とあわせて、創業1919年の伊勢通がご紹介します。
キャットタワーで猫が滑ると危険な理由
キャットタワーは猫が高所へ飛び移り、勢いよく飛び降りる場所。研磨された無垢板や集成材はツルッと滑りやすく、着地の一瞬の滑りが落下や怪我につながります。
これまで、ワンちゃんの滑り対策として多くのお客様にグリップオイルをご利用いただいてきましたが、最近では「猫も滑る」というお声をいただくことが増えてきました。猫は肉球があるから滑らないと思われがちですが、実際にはフローリングや木製のキャットタワーで滑ってしまうケースが少なくありません。
特にキャットタワーは、猫ちゃんが高い場所へ飛び移ったり、勢いよく飛び降りたりするため、着地時の滑りが気になる場所です。無垢材や集成材でつくられたキャットタワーは、施工直後は表面がきれいに研磨されているぶん、見た目は美しい反面、踏み込んだ瞬間にツルッと滑ることがあります。万が一、高い位置で足を滑らせてしまえば、大きな怪我や落下事故につながる可能性もあります。
次のような猫ちゃんは、特に滑りに注意してあげたい傾向があります。
- 肉球の周りに毛が生えている猫ちゃん:毛が床に接して、天然の滑り止めである肉球が効きにくくなります。
- 元気に走り回る活発な猫ちゃん:勢いがある分、急な滑りで怪我をしやすくなります。
- 高いところから飛び降りるのが好きな猫ちゃん:着地の衝撃と滑りが重なり、リスクが高まります。
「たまに滑るくらいだから大丈夫」ではなく、こうした子たちの安全のためにも、キャットタワーの滑り止め対策はとても有効です。

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キャットタワーの素材別・滑り止めオイル適合早見表
グリップオイルは木に浸透して効果を発揮します。そのため塗れるかどうかは「素材」で決まります。塗装する前に、まずお使いのキャットタワーの素材をご確認ください。
キャットタワーとひと口に言っても、素材はさまざまです。天然木(無垢材・集成材)で組まれたものもあれば、化粧板やカーペット、麻縄を組み合わせたものもあります。グリップオイルは木に浸透して摩擦力を高める自然オイルのため、木部かどうか・表面が膜で覆われていないかどうかで、塗れる/塗れないが変わります。
| キャットタワーの素材・部位 | 塗装 | ポイント |
|---|---|---|
| 無垢材(無塗装・オイル塗装) | ◎ そのまま塗れる | 木に浸透して摩擦力アップ。質感を損なわず滑り止めできます。 |
| 集成材(無塗装・オイル塗装) | ◎ そのまま塗れる | 無垢材と同様に塗装可能。天板やステップに多い素材です。 |
| ウレタン塗装の木部 | ○ 下塗り材が必要 | 表面の樹脂膜にオイルが入らないため、専用下塗り材+グリップオイルで施工します。 |
| 化粧板・プリント合板・MDF | △ 塗れない | 表面が紙や樹脂でオイルが浸透しません。滑り止めシート等をご検討ください。 |
| カーペット・麻縄の部分 | × 塗装不要 | もともと滑りにくい素材のため、塗装の必要はありません。 |
【事例】無垢・集成材のキャットタワーにグリップオイル塗装
無垢材や集成材で作られたキャットタワーに、グリップオイルを塗装したいというご要望をいただいた事例です。木の風合いを残したまま、着地の安全性を高めました。
今回のお客様は、無垢材や集成材で作られたキャットタワーにグリップオイルを塗装したい、というご要望をくださいました。キャットタワーは猫ちゃんが高所に飛び移ったり、勢いよく飛び降りたりするため、着地時の滑りが気になる場所。安全対策として滑り止めは非常に有効です。

グリップオイルは、植物オイルとワックスを主成分とした自然塗料です。無垢材やオイル塗装の上から塗れるため、キャットタワーの木のぬくもりや質感を損なわずに滑り止め効果をプラスできます。研磨されてツルッとしていた無垢板の表面に適度な摩擦を持たせることで、猫ちゃんがしっかりと踏み込める安全な足場に仕上がりました。
「見た目はそのままに、安全性だけを高めたい」というご要望に応える施工で、ペットと暮らす住宅の設計思想とも相性が良く、キャットウォークやキャットステップへの採用も増えています。ご自宅にキャットタワーがある方、これから新築・リフォームで設置を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。

動画で見る|グリップオイルのご紹介
滑り止めオイル「グリップオイル」の特長や塗装のイメージを、動画でもご覧いただけます。
滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、自然素材を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、猫が快適に過ごせる木の環境を整える、無垢材専用の自然オイル塗料です。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢材特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢材にも、上から塗り重ねて使用できます。

グリップオイルの3つの特長
実測で摩擦係数は約2.7倍。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で使用できる、木にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数 約2.7倍
実測で確認。オイル仕上げの木部に速乾タイプを塗ると約2.7倍に。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で使用可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢材なら他社塗料の上からも塗装可。
実測データ|摩擦係数は約2.7倍に
滑りにくさは実測で確認済み。オイル仕上げの床(ナラ材)に速乾タイプを塗装すると、摩擦係数が0.311から0.827へ、約2.7倍に向上しました。
| 床の仕上げ(ナラ材) | 塗装前 | 塗装するオイル | 塗装後 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 速乾タイプ | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 白木用 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン塗装の床 | 0.290 | 専用下塗り材+速乾タイプ | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(新東科学製)/荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均・2026年6月1日 当社測定。詳しい測定条件と結果は滑り止めオイルの摩擦係数を実測した記事でご覧いただけます。
猫のために安全な環境を|ご相談の流れ
いきなり全体に塗るのが不安な方も大丈夫。まず素材や状態を相談し、サンプルで目立たない場所に試してから、必要に応じて本施工を検討する流れがおすすめです。
高い場所で猫ちゃんがツルッと滑る姿を見ると、思わず「大丈夫!?」と声が出てしまいますよね。元気に登り降りする姿は嬉しいけれど、どこかで落下や怪我が心配になる。その小さなヒヤッとが、積み重なると大きな不安になります。キャットタワーの足場を整えることで、その不安は「安心」に変えられます。
猫ちゃんの滑り対策にも「グリップオイル」は活躍しています。無垢材やオイル仕上げのキャットタワーにぴったりの自然由来オイルで、猫ちゃんの安全と快適さをサポートします。いきなり全体に塗るのが不安な方は、次の流れがおすすめです。
- 1)素材や状態をメールで相談する(写真を送ると素材の判断がスムーズです)
- 2)サンプルで目立たない場所に試す
- 3)必要に応じて本施工を検討する
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滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢材専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。素材や用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
キャットタワーへの滑り止めオイル塗装について、よくいただく質問をまとめました。滑りの有無・塗れる素材・安全性・ご相談先を簡潔にお答えします。




