介護に安心!無垢床の滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
高齢のご家族が暮らす住まいで、無垢フローリングは気持ちが良い一方、滑って転倒しないか心配という方は多いのではないでしょうか。滑る主な原因は、表面の経年劣化・乾燥・製造時の研磨で、塗装の種類に関わらず起こります。
そこでおすすめなのが、無垢材の質感を活かしながら滑り止め効果を加える自然塗料「Grip oil/グリップオイル」です。植物オイルが主成分で表面に膜を作らないため、高齢者や介護が必要なご家庭でも安心してお使いいただけます。
ハケや布で塗るだけのDIY施工ができ、効果の目安は約2年。実測では摩擦係数が約2.7倍に向上しています。創業1919年の伊勢通が、特長・塗り方・メンテナンスまで詳しく解説します。
介護と無垢フローリング|「滑る・転倒」が心配になる理由
無垢フローリングは木の温もりが魅力ですが、滑りやすさが気になることも。特に足腰の力が弱くなった高齢の方は、わずかな滑りでも転倒につながりやすく、骨折や寝たきりのきっかけになりかねません。原因を知って対策すれば、ご本人もご家族も安心して過ごせる床になります。
「無垢のフローリングは気持ちが良いけれど、滑りやすさが心配…」と感じることはありませんか。特に介護が必要なお年寄りがいるご家庭では、滑りにくい床材がとても重要です。加齢とともに足腰の力やバランス感覚が低下すると、平らでグリップの効かない床は転倒のリスクが高まります。
高齢の方の転倒は、骨折から入院・寝たきりへとつながることもあり、住まいの中でも特に注意したいポイントです。滑り止め加工されたフローリングを探すと、表面を完全にコーティングしたタイプが多いですが、天然の無垢材の手触りや見た目を損なわないものが理想的ですよね。だからこそ、床そのものを滑りにくくしておくことが、ご家族が安心して暮らせる住まいづくりにつながります。

ご自宅ではなく介護施設・高齢者施設への導入をご検討の方は、施設向けに無垢フローリングの魅力と滑り止め対策をまとめたこちらの記事もご覧ください。
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なぜ無垢フローリングは滑りやすくなるのか
滑りやすさの主な原因は3つ。①表面の経年劣化、②乾燥(湿度低下)、③製造時の表面研磨です。塗装方法(無塗装・オイル・ウレタン)に関わらず滑る場合があります。
無垢フローリングが滑る背景には、主に次の3つの原因があります。
- 表面の経年劣化:使用頻度や摩耗によって、表面が少しずつ滑りやすくなることがあります。
- 乾燥(湿度)の影響:湿度が低く乾燥する季節や環境では、木材の表面が滑りやすくなる傾向があります。
- 製造時の表面研磨:製造時に表面をきれいに研磨するため、結果として平滑で滑りやすい仕上がりになることがあります。
マットや手すり、家具の配置など、床のオイル以外も含めた高齢者の転倒防止対策の全体像を知りたい方は、こちらの記事でご自宅でできる対策を詳しく解説しています。
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滑り止めオイル「グリップオイル」とは?【実測データ】
「グリップオイル」は、植物オイルを独自配合して滑り止め効果を実現した無垢フローリング専用の自然オイル。木の触り心地や調湿効果を損なわずに滑りにくくできるため、高齢のご家族が暮らすご家庭に最適です。
Grip oil(グリップオイル)は、植物オイルを独自に配合して滑り止め効果を実現した自然オイルです。無垢材の温かい質感や木の調湿効果を損なうことなく、程よいグリップ感が得られるため、お年寄りにもやさしく、介護が必要なご家庭にぴったりです。一般的なウレタン塗装のように表面を完全にコーティングしないので、無垢ならではの自然な風合いを楽しみながら安全性を高められます。

グリップオイルの3つの特長
①摩擦係数が実測で約2.7倍に向上 ②植物油が主成分で高齢者にもやさしい ③ハケや布で塗るだけのDIY施工——木にやさしく、暮らす人にもやさしい滑り止めオイルです。

① 滑りを根本から抑える
表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が約2.7倍に向上します。

② 自然素材で高齢者にもやさしい
植物油が主成分。木に浸透し、調湿性能と素足の触り心地を保ちます。

③ DIYで簡単に塗れる
ハケや布で塗るだけ。無塗装・オイル塗装の上からも塗装できます。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。高齢のご家族の足元を支えるうえで、根拠のある数値です。
| 仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値です。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
塗る前に確認|床の仕上げ(オイル/ウレタン)の見分け方
グリップオイルを塗る前に大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」か「ウレタン仕上げ」かを把握すること。ウレタン塗装などコーティングされた床には、専用の下塗り材を先に塗ります。
グリップオイルは無塗装・オイル塗装の床にはそのまま塗装できます。一方、ウレタン塗装など表面がコーティングされたフローリングに塗装する場合は、必ず「専用の下塗り材」を先にご使用ください。
- オイル仕上げ(木に浸透するタイプ) ➡︎ グリップオイルをそのまま塗装できます。
- ウレタン仕上げ(表面に膜があるタイプ) ➡︎ 専用下塗り材を塗ったうえで、グリップオイルを塗装します。

ご自宅でできる「床の仕上げ」かんたんチェック
「うちの床がどちらか分からない」という方も大丈夫。床を傷めない範囲で、ツヤ・手触り・水の弾き方の3点を見れば、おおまかに見分けられます。
| チェック | ウレタン仕上げ寄り | オイル仕上げ寄り |
|---|---|---|
| ① ツヤの出方 | 光が当たると強くツヤが出る/表面が膜っぽい | 木目の凹凸や手触りが自然で、ツヤが控えめ |
| ② 手触り・質感 | 硬い樹脂膜の感触。ツルッと均一 | 木そのものの質感。しっとりした手触り |
| ③ 水を1滴落とす | 玉のように弾く | じんわり染み込みやすい |
DIYで簡単に塗れる|塗り方の手順と動画
グリップオイルは無塗装だけでなくオイル塗装品の上からも塗れるため、DIYで簡単に施工できます。ハケや布で均一に塗るだけで、数時間から1日程度で乾燥します。
グリップオイルは無塗装だけでなく、オイル塗装品の上からでも塗装ができるため、DIYで簡単に塗ることができます。階段など滑りやすく転倒が心配な場所に塗っても効果的です。塗装の流れは次のとおりです。
- 手順① 床の仕上げを確認する:オイル仕上げならそのまま、ウレタン仕上げなら専用下塗り材を先に塗ります(見分け方はこちら)。
- 手順② 床の掃除をする:掃除機や乾拭きで、床表面のホコリや汚れを取り除きます。
- 手順③ ハケや布で均一に塗る:床全体に薄く均一に塗るだけで、表面に滑りにくいグリップ感が出ます。
- 手順④ 乾燥させる:数時間から1日程度で乾燥します。塗装回数は2回以上を推奨しています。
動画や説明書に沿って塗れば、初めての方でも安心して施工いただけます。
「自分で塗るのは不安」「高齢のご本人には作業が難しい」という方には、プロにお任せいただける出張塗装サービスや、フローリングに工場で塗装して出荷する工場塗装仕上げもございます。
滑り止め効果の持続期間とメンテナンス
効果の目安は使用頻度により約2年。塗装回数は2回以上を推奨しています。普段のお手入れは掃除機や粘着クリーナーだけでOK。水拭きはしっかり固く絞った布で優しく行います。
滑り止め効果はどれくらい持続する?
使用頻度によりますが、目安は約2年。よく歩く場所や窓際では効果の減りが早く、塗装回数・塗布量・床暖房の有無でも持続期間が変わります。
グリップオイルの滑り止め効果は、使用頻度によりますが目安として2年程度とお伝えしています。よく歩行する部分や窓際では滑り止め効果の減りも早くなり、塗装回数や塗布量によっても持続期間が変わります。床暖房の有無が影響することもあります。塗装回数は2回以上を推奨しています。
普段のお手入れ方法
特別なことは必要ありません。掃除機や粘着クリーナーでの掃除だけでOK。水拭きが必要なときは、しっかり固く絞った布で優しく拭きます。
結論、特別なことはありません。塗布直後はしっかりしたグリップ感があり、数週間で適度な滑りにくさへと落ち着きます。普段のお手入れは、掃除機や粘着クリーナーで掃除するだけでOK。水拭きが必要な際は、しっかりと固く絞った布で優しく拭いてください。
食べこぼしや飲みこぼしなど、日々の汚れが気になるご家庭には、オイル・アルコール・抗菌防カビ材を配合した無垢フローリング専用の「Grip oil/スプレークリーナー」もご使用いただけます。
ご相談・サンプルの流れ
「高齢の家族が滑って転倒しないか心配」という不安は、床そのものの対策で安心に変えられます。まずはサンプル(税込660円〜)(塗装面積約30cm角分)で、質感と滑り止め効果をお試しください。
ご家族が「ツルッ」と滑る瞬間を見ると、ヒヤッとしますよね。高齢の方が暮らすご家庭では、小さな不安が毎日のストレスになりがちです。ただ、床の滑りは「仕方ない」と諦める必要はありません。いきなり全体に塗るのが不安な方は、次の流れがおすすめです。
- 床の状態(仕上げの種類・滑りの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
- お試しサンプル(塗装面積約30cm角分)を目立たない場所で試し、滑り止め効果と質感を体感する
- 納得できたらお部屋全体への塗装を検討する(サンプルにはパンフレットも同封しています)
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
グリップオイルの特徴・施工方法・メンテナンス・安全データは、専用カタログとSDSのPDFでご確認いただけます。商品は床の仕上げや用途に合わせて3種類から選べます。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
高齢のご家族が安心して歩ける無垢の床へ
創業1919年。無垢フローリングと自然塗料のパイオニア伊勢通が、お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
高齢のご家族が暮らすご家庭の無垢フローリングとグリップオイルについて、よくいただく質問をまとめました。安全性・塗り方・持続期間・お手入れを簡潔にお答えします。




