無垢床の滑り止め塗料の効果を実演!グリップオイルの実力を検証
無垢フローリング用の滑り止め塗料「グリップオイル」の効果を、展示会の実演ディスプレイで検証しました。樹種をそろえたナラ材のサンプル2枚(オイル仕上げのみ/オイル+グリップオイル2回塗り)を斜めに立てかけ、ポリエステルのスリッパで滑り具合を比べています。
結果は一目瞭然で、オイル仕上げのみのサンプルはスリッパがスーッと滑り落ちたのに対し、グリップオイルを塗った面はピタッとその場に止まり、吸い付くような安定感が確認できました。表面性測定機の実測でも摩擦係数は0.311→0.827(約2.7倍)に向上しています。
この記事では、実演の様子と使ったサンプル、滑り具合の比較、仕上がり感を、創業1919年の伊勢通が写真・動画・データで解説します。
この記事を書いた経緯|「滑り止め塗料って実際どれくらい効くの?」
「無垢フローリングに滑り止め対策をしたいけれど、滑り止め塗料は実際どれくらい効くの?」という声をよくいただきます。この記事では、展示会の実演ディスプレイでグリップオイルの効果を目で見て分かる形で検証しました。
弊社は、無垢材や無垢フローリングのオイル仕上げ・無塗装の床に塗る滑り止め塗料「グリップオイル」を販売しています。特にオイル仕上げのフローリングは滑りやすく、愛犬のワンちゃんやご高齢の方、お子様が滑りやすいという課題が生じます。
とはいえ、「本当に滑らなくなるの?」というのは、言葉や数字だけではなかなか伝わりにくいものです。そこで、実際にお客様に見て触れて確かめていただけるよう、滑り止めの実演ディスプレイを用意しました。この記事では、その実演の様子をもとに、グリップオイルの滑り止め効果を検証していきます。

検証に使ったフローリングサンプル|オイルのみ vs グリップオイル2回塗り
比較の条件をそろえるため、同じナラ材(オーク)のサンプルを2枚用意しました。1枚はオイル塗装のみ、もう1枚はオイル塗装の上にグリップオイルを2回塗り重ねています。樹種をそろえることで、塗料の差だけを見られるようにしています。
今回の実演で使用したのは、同じ樹種のナラ材(オーク)フローリングサンプル2枚です。滑り止め効果を正しく比べるため、木の種類をそろえたうえで、塗装だけを変えています。

| 項目 | サンプル① | サンプル② |
|---|---|---|
| 塗装の種類 | オイル塗装のみ(グリップオイル未塗布) | オイル塗装+グリップオイル2回塗り |
| 樹種 | ナラ材(オーク) | ナラ材(オーク) |
| 使用したグリップオイル | ― | 速乾タイプ |
| ねらい | 一般的なオイル仕上げの床を再現 | 滑り止め対策をした床を再現 |
※滑り止め効果を分かりやすく示すため、サンプル②はグリップオイルを2回塗り重ねています。通常のご家庭でも、床の状態によって塗り重ねると効果が高まります。
実際の滑り具合を実演で比較|スリッパを傾斜で滑らせる
2枚のサンプルを斜めに立てかけ、ポリエステル製のスリッパを乗せて滑り具合を比べました。滑りやすい素材のスリッパを使うことで、床の滑り止め効果の差がはっきり分かります。
検証方法はシンプルです。フローリングサンプルを斜めに立てかけ、その上にポリエステル製のスリッパを置いて、滑り落ちるかどうかを確かめます。ポリエステルのスリッパは滑りやすいので、床側の滑り止め効果の違いがよく分かります。

① オイル塗装のみの場合|スリッパはスーッと滑り落ちた
グリップオイルを塗っていないオイル仕上げのみのサンプルでは、スリッパはそのままスーッと滑り落ちてしまいました。オイル仕上げの床が滑りやすいことがよく分かります。
まずはグリップオイルを塗っていないオイル塗装のみのサンプルです。斜めに立てかけてスリッパを乗せると、スリッパはそのままスーッと滑り落ちてしまいました。これが、一般的なオイル仕上げの無垢床で起きている「滑りやすさ」です。

② グリップオイル塗布の場合|ピタッと止まって吸い付く安定感
グリップオイルを2回塗ったサンプルでは、スリッパは全く滑りませんでした。斜めにしてもピタッとその場に止まり、まるで吸い付くような安定感が確認できました。
続いてグリップオイルを塗ったサンプルです。同じように斜めに立てかけてスリッパを乗せると、スリッパは全く滑りません。斜めにしてもピタッとその場に止まり、まるで吸い付くような安定感が確認できました。同じ樹種・同じ角度でこれだけ差が出るのは、グリップオイルが床に適度な摩擦を足しているためです。

自宅でも試せる|滑り止め効果を確かめる3ステップ
この実演は、サンプルがあればどなたでも再現できます。効果を自分の目で確かめてから床全体の塗装を検討したい方は、次の手順を参考にしてください。
- 同じ樹種のサンプルを2枚用意する比べる条件をそろえるため、同じ樹種のフローリングサンプルを用意します。1枚はオイル仕上げのまま、もう1枚を塗り比べ用にします。
- 片方にグリップオイルを塗って乾かす一方のサンプルにグリップオイルを塗り、しっかり乾燥させます。より効果を確かめたいときは2回塗り重ねます。
- 斜めに立ててスリッパの滑りを比べる2枚を斜めに立てかけ、滑りやすいスリッパを乗せて滑り具合を比較します。オイルのみは滑り落ち、塗った面は止まります。
動画で見る|滑り止め効果の実演
この記事は、こちらの動画をもとにブログにしたものです。スリッパが滑り落ちる様子と、グリップオイルを塗った面でピタッと止まる様子を、動画でご確認いただけます。
写真だけでは伝わりにくい「滑り落ちる速さ」と「止まる安定感」の違いも、動画ならひと目で分かります。あわせてご覧ください。ご質問等ございましたら、本webサイトのお問い合わせページからお気軽にお問い合わせください。
グリップオイルの仕上がり感|質感を損なわない半艶
今回の実演で使った速乾タイプは、うっすらと半艶(3分艶)に仕上がり、無垢床本来の風合いを活かします。滑り止め効果を足しながらも、木の質感や手触りを損なわないのが特長です。
「滑り止め塗料を塗ると、床がテカテカになったり質感が変わったりしないの?」というご心配もよくいただきます。グリップオイルは木に浸透して効果を発揮するタイプで、表面に厚い膜を作りません。今回の速乾タイプはうっすらとした半艶(3分艶)に仕上がり、無垢床の見た目や手触りを大きく変えることなく滑りにくくできます。
より艶を抑えたい白木(杉・桧など)の床には、全艶消しのマット仕上げになる白木用もご用意しています。床の樹種や好みの質感に合わせてお選びいただけます。
ペット・お子様・高齢者の転倒防止にもおすすめ
滑りやすい無垢床は、愛犬・愛猫の足腰の負担や、お子様・ご高齢の方の転倒につながります。グリップオイルは自然由来の塗料で床に適度な摩擦を足すため、ご家庭の転倒・すべり対策におすすめです。
実演で確かめたとおり、オイル仕上げの無垢床はスリッパでも滑り落ちるほど滑りやすくなることがあります。これは人だけでなく、肉球で歩くワンちゃん・猫ちゃんにとっても大きな負担で、足腰の関節を痛める原因になります。また、走り回るお子様や、足腰の弱ったご高齢の方の転倒も心配です。
グリップオイルは植物オイルと植物ワックスを主成分とした自然由来の塗料なので、ペットやお子様のいるご家庭でも安心してお使いいただけます。滑りやすい床に適度な摩擦を足して、転倒・すべりのリスクを抑えます。
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実演から分かったグリップオイルのポイントまとめ
今回の実演で確認できたポイントを整理します。同じナラ材でも、グリップオイルの有無で滑り具合がはっきり変わることが分かりました。
- オイル仕上げのみの無垢床は、スリッパがスーッと滑り落ちるほど滑りやすい
- グリップオイルを塗った面は、斜めにしてもピタッと止まり吸い付くような安定感がある
- 木に浸透するタイプなので、質感を損なわず半艶に仕上がる(白木用は全艶消し)
- オイル仕上げ・無塗装の無垢床に塗れ、既存のオイル塗装の上からも塗り重ねられる
- 植物オイル・植物ワックス主成分で、ペットやお子様のいるご家庭でも安心
滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。

グリップオイルの3つの特長
表面性測定機の実測で摩擦係数は大きく向上。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、速乾タイプは約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数が大きく向上
表面性測定機で実測。塗装前と比べ滑りにくさが大きくアップ。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可(速乾)
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
実演の結果は、数値でも裏づけられています。専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測したところ、ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
| 床の仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
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グリップオイルの滑り止め効果を摩擦係数で検証|8条件の測定データ
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効果を試したい方へ|ご相談・サンプルの流れ
「自分の家の床でも同じように効くの?」という方は、いきなり床全体に塗らず、サンプルで滑り止め効果を確かめてから検討するのがおすすめです。
実演のような効果は、床の樹種や塗装の状態によって差が出ます。ご自宅の床で試したい方は、次の流れがおすすめです。
- 床の状態(樹種・塗装の種類・滑りの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
- サンプルで目立たない場所に試し塗りし、滑り止め効果・乾き具合・質感を確認する
- 納得できたら床全体への塗装を検討する
滑り止めオイルのサンプルについて
実演と同じように、ご自宅の床で滑り止め効果を確かめたい方はサンプルをご請求ください。「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
グリップオイルの滑り止め効果や実演の内容、塗れる床について、よくいただく質問をまとめました。




