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フローリングのオイル塗装・ウレタン塗装|自分でできる6つの見分け方

目次


    フローリングのオイル塗装・ウレタン塗装|自分でできる6つの見分け方

    結論

    フローリングの仕上げがオイル塗装かウレタン塗装かは、専門的な道具がなくてもご家庭で見分けられます。まずは①見た目と手触り ②水滴テスト ③爪痕テストの3つが手軽で安全。さらに確実にしたい場合は④溶剤テスト ⑤経年・メンテ履歴 ⑥施工書類・メーカー確認を加えます。

    見分けが大切なのは、滑り止めやメンテナンスの方法が仕上げで変わるから。オイル塗装は滑り止めオイル「グリップオイル」をそのまま塗れますが、ウレタン塗装は専用下塗り材+グリップオイルが必要です。

    一つの方法で断定せず複数のテストを組み合わせるのが安心です。分からないときは、床の写真を添えて創業1919年の伊勢通へお気軽にご相談ください。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    なぜ「オイル塗装かウレタン塗装か」の見分けが大切なのか

    フローリングのお手入れや滑り止めは、仕上げが「オイル塗装」か「ウレタン塗装」かで方法が大きく変わります。まず床の種類を見極めることが、失敗しない第一歩です。

    フローリングのお手入れや滑り止めを施すにあたって、「我が家の床は、無垢床のオイル塗装?それとも、ウレタン塗装?」が分からないお客様が多くいらっしゃいます。

    確かに、普段から床の仕上げに意識を向けることはありませんし、見ただけでは違いが分かりづらいですよね。そんなお悩みにお応えするため、専門的な道具がなくても高い精度で仕上げの種類を判別できる方法をご紹介します。

    適切なメンテナンスや滑り止め対策は、仕上げ材を見極めることから始まります。今すぐご自宅の床でチェックしてみてください。

    フローリングがオイル塗装かウレタン塗装か6つの見分け方

    オイル塗装とウレタン塗装の違い【早見表】

    オイル塗装は木に浸透して質感を活かす仕上げ、ウレタン塗装は表面に樹脂の膜をつくる仕上げです。この違いが、見た目・手触り・お手入れ方法に表れます。

    まずは2つの仕上げの基本的な違いを押さえておきましょう。見分けの精度がぐっと上がります。

    比較項目 無垢床オイル塗装 ウレタン塗装
    仕上げの仕組み 植物油などが木に浸透 表面に樹脂の膜をつくる
    光沢 マット〜半ツヤ。自然な風合い 光沢感がある。ツヤが強め
    手触り 木目の凹凸を指先で感じる ツルツルと滑らか。硬い膜の感触
    傷の目立ち方 木肌に馴染みやすい 白く浮き出て目立ちやすい
    メンテナンス 3〜5年ごとに再塗装が目安 10年近くノーメンテでも状態を保ちやすい

    「クリア塗装」など名称の整理や、ウレタン・オイルの違いをさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


    関連記事
    クリア塗装とは?無垢フローリングのウレタン塗装・オイル塗装の違いと見分け方
    塗装の名称整理から、オイル・ウレタンの違いと特徴までを網羅的に解説しています。

    自分でできる6つの見分け方

    ここからが本題。ご家庭でできる6つの見分け方を、手軽な順にご紹介します。①〜③は初心者向け、④〜⑥はより確実にしたいときの方法です。必ず目立たない場所から試してください。

    専門的な道具がなくても、身近な方法で高い精度で判別できます。一つの結果で断定せず、複数を組み合わせて判断するのがおすすめです。

    ①見た目と手触りで判定

    まずは光沢・手触り・傷の目立ち方を観察。マット〜半ツヤで木目の凹凸を感じ、傷が木肌に馴染むならオイル塗装。強い光沢でツルツル・硬い膜の感触、傷が白く浮くならウレタン塗装です。

    チェック項目 無垢床オイル塗装 ウレタン塗装
    光沢 マット〜半ツヤ。自然な風合い 光沢感がある。ツヤが強め
    手触り 木目の凹凸を指先で感じる ツルツルと滑らか。硬い膜のような感触
    傷の目立ち方 木肌に馴染む 白く浮き出て目立つ

    ②水滴テスト(初心者向け)

    最も簡単で安全な判別方法です。目立たない場所に直径約5mmの水滴を落とし、30秒観察します。吸い込んで濃くなればオイル塗装、水玉を弾いて残ればウレタン塗装です。

    • 吸い込んで濃くなる ➡︎ 無垢床オイル塗装
    • 水玉を弾いて残る ➡︎ ウレタン塗装
    注意:オイル塗装面は水染みになりやすいため、確認後はすぐに乾いた布で拭き取りましょう。

    水滴テストでフローリングの塗装を見分ける様子

    ③爪痕テスト

    爪で軽く押して感触をチェックします。爪痕が軽く残ればオイル塗装、ツルッと滑って跡が付かなければウレタン塗装の可能性が高いです。

    • 爪痕が軽く残る ➡︎ 無垢床オイル塗装
    • ツルッと滑り、跡が付かない ➡︎ ウレタン塗装
    注意:スギ・ヒノキ・パインなど針葉樹のオイル塗装は、木が柔らかいため簡単に痕が残ります。この場合は他のテストと組み合わせて判断してください。

    ④溶剤テスト(推奨はプロ向け)

    エタノールや弱いシンナーを布に含ませてこすり、色素の付き方を見ます。色素が布に付けばオイル塗装、変化がなければウレタン塗装です。

    • 色素が布につく ➡︎ 無垢床オイル塗装
    • 変化なし ➡︎ ウレタン塗装
    注意:必ず目立たない箇所で行い、換気にも注意してください。復元できない痕が残る可能性があるため、一般の方には推奨しません。

    ⑤経年変化・メンテナンス履歴を確認

    これまでのお手入れ頻度からも推測できます。定期的な再塗装をしているならオイル塗装、長期間ノーメンテでも良好ならウレタン塗装の可能性が高いです。

    • 3〜5年ごとに再塗装 ➡︎ 無垢床オイル塗装
    • 10年近くノーメンテでも状態良好 ➡︎ ウレタン塗装

    ⑥施工書類・メーカー確認(最終判断)

    確実に判別したいなら、書類の確認が最も正確です。新築・リフォーム時の仕様書や建材の品番が分かれば、ほぼ確実に判別できます。

    手元に仕様書がない場合は、工務店やメーカーへの問い合わせも有効です。品番から塗装仕様を教えてもらえることが多くあります。

    迷ったときの簡易診断チャート

    「結局どっち?」と迷ったら、次の3ステップで大まかに判断できます。上から順に確認してみてください。

    1. STEP1|水を弾く?目立たない場所に水を1滴。弾かずに染み込むなら「無垢床オイル塗装」の可能性が高いです。
    2. STEP2|光沢が強い?光を当てて確認。強い光沢・膜っぽいツヤがあるなら「ウレタン塗装」の可能性が高いです。
    3. STEP3|溶剤で布が色付く?(プロ向け)目立たない場所で確認。色が付けばオイル塗装、付かなければ「ウレタン塗装」の可能性です。
    ポイント:一つの方法だけでなく、複数のテストを組み合わせて判断すると安心です。判断に迷う場合は無理をせず、次の「ご相談」もご活用ください。

    見分けた後は?塗装別の滑り止め対策

    塗装の種類が分かったら、次は滑り止め対策です。オイル塗装は滑り止めオイルをそのまま、ウレタン塗装は専用下塗り材とセットで施工します。仕上げに合った方法を選びましょう。

    フローリングの滑り止め対策には、滑り止めマットを敷く・フロアコーティングを施す・滑り止めオイルや塗料を塗装するなど、さまざまな方法があります。なかでも無垢の質感を活かしたまま床そのものを滑りにくくできるのが、滑り止め自然オイル塗料「Grip Oil(グリップオイル)」です。植物由来のオイルが主成分で、小さなお子様やペット、高齢のご家族がいるご家庭でも安心してお使いいただけます。

    オイル塗装の場合

    オイル塗装仕上げの無垢床は、グリップオイルを直接塗布するだけ。無垢材の温かみや質感を損なわず、自然な仕上がりのまま滑り止め効果を付けられます。

    オイル塗装仕上げの無垢フローリングであれば、「グリップオイル」を直接塗布することで、滑りにくく安全な床に仕上げることができます。植物系の自然塗料を使用しているため、無垢材の風合いをそのまま活かせます。

    オイル塗装の無垢フローリングに直接塗れるグリップオイル

    ウレタン塗装の場合(一般フローリング含む)

    ウレタン塗装の床は表面に樹脂膜があり、通常のオイルは浸透しません。「ウレタン塗装専用の下塗り材」を塗ったうえで、グリップオイルを重ね塗りします。

    ウレタン塗装仕上げの床は表面に樹脂の膜があり、通常のオイル塗料は浸透しません。このため、「ウレタン塗装専用の下塗り材」を使用したうえで、その後にグリップオイルを重ね塗りする方法を推奨しています。一般的なフローリングはウレタン塗装が多いため、「下塗り材+グリップオイル」での施工が基本になります。

    ウレタン塗装の床は下塗り材とグリップオイルで滑り止め

    お使いの床にグリップオイルが塗れるかを、塗装タイプ別に確認したい方はこちらもご覧ください。


    関連記事
    無垢フローリングにグリップオイルは塗れる?塗装タイプ別 適合早見表
    オイル・ウレタン・無塗装など、塗装タイプごとにグリップオイルが塗れるかを早見表で解説。

    滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。

    創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。

    グリップオイルの3つの特長

    摩擦係数を実測で大きく高め、植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、速乾タイプなら約4時間で歩行可能。無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    摩擦係数を高める滑り止め効果
    ① 摩擦係数を実測で向上
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で安心
    植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    4時間の乾燥後に歩行可能な施工性
    ③ 約4時間で歩行可
    コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。

    【実測データ】塗るだけでどれだけ滑りにくくなる?

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプで0.827(約2.7倍)、白木用で0.451(約1.5倍)と、しっかり滑りにくくなります。

    見た目や風合いを変えずに、滑り止め効果は「実測」でお伝えしています(2026年6月1日/当社測定)。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    床の仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら

    床の種類が分からない|ご相談・サンプルの流れ

    6つの方法を試しても判断できないときは、無理に決めなくて大丈夫。床を撮影した写真を添えてご相談ください。仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。

    今回ご紹介した方法を試しても床の種類が分からない場合は、床を撮影した写真とともにお気軽にご相談ください。実物のサンプルで、滑り止め効果と質感を目立たない場所でお試しいただくこともできます。

    滑り止めオイルのサンプルについて

    サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    お使いの床に塗れるか、まずはご相談を

    床の仕上げの判断から最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢床専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    フローリングの塗装の見分け方や、その後の滑り止め対策について、よくいただく質問をまとめました。

    フローリングがオイル塗装かウレタン塗装か、自分で見分けられますか?
    はい。専門的な道具がなくても、見た目と手触り・水滴テスト・爪痕テストの3つを組み合わせれば、ご家庭でおおまかに見分けられます。より確実にしたい場合は、溶剤テスト・メンテナンス履歴・施工書類やメーカー確認を加えます。一つの方法だけで断定せず、複数のテストを組み合わせて判断すると安心です。
    いちばん簡単で安全な見分け方はどれですか?
    水滴テストです。目立たない場所に直径約5mmの水滴を落とし、30秒観察します。吸い込んで色が濃くなればオイル塗装、水玉を弾いて残ればウレタン塗装です。オイル塗装面は水染みになりやすいので、確認後はすぐ乾いた布で拭き取ってください。
    針葉樹(スギ・ヒノキ・パイン)で爪痕テストをするときの注意点は?
    針葉樹はもともと木が柔らかいため、オイル塗装でなくても爪痕が残りやすい点に注意が必要です。爪痕テストだけで判断せず、水滴テストや見た目・手触りと組み合わせて確認してください。
    溶剤テストは自分でやってもいいですか?
    溶剤テストは復元できない痕が残る可能性があるため、一般の方にはおすすめしません。どうしても行う場合は、必ず目立たない場所で少量にとどめ、換気にも十分注意してください。判断に迷うときは、床の写真を伊勢通にお送りいただければ仕上げの種類をご案内します。
    塗装の種類が分かったら、滑り止めはどうすればよいですか?
    オイル塗装(木に浸透するタイプ)の無垢床は、滑り止めオイル「グリップオイル」をそのまま塗装できます。ウレタン塗装(表面に樹脂膜があるタイプ)は通常のオイルが浸透しないため、専用の下塗り材を塗ったうえでグリップオイルを重ね塗りします。一般的なフローリングはウレタン塗装が多いため、下塗り材とセットでの施工が基本になります。
    どうしても床の種類が分からない場合は相談できますか?
    できます。今回ご紹介した方法を試しても分からない場合は、床を撮影した写真とあわせてお気軽にご相談ください。仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。

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