無垢床の滑り止めオイルは何回塗る?グリップオイルの塗装回数の目安と注意点
無垢床専用の滑り止めオイル「グリップオイル」の塗装回数の目安は、オイル塗装済みの無垢床で1〜2回、無塗装の無垢床で2回以上です。無塗装の床はオイルの吸い込みが多いぶん、回数が増える傾向があります。
回数は「床の塗装の有無」「樹種の吸い込み」「表面の傷・摩耗」「求める滑り止め効果」で変わります。一度に厚塗りせず、薄く塗り重ねて滑り具合を確かめながら調整するのが失敗しないコツです。
「うちの床は何回塗ればいい?」と迷ったら、サンプル(税込660円〜)で試し塗りをするのが確実です。床の仕上げが分からないときは、写真を添えて創業1919年の伊勢通へお気軽にご相談いただけます。
グリップオイルの塗装回数の目安【床の状態別・早見表】
塗装回数の目安は、オイル塗装済みの無垢床で1〜2回、無塗装の無垢床で2回以上。無塗装の床は吸い込みが多く、1回では効果が出にくいため回数が増えます。
無垢フローリングの温もりや美しさを気に入っている方ほど、「せっかくの木の質感を損なわずに滑りを防ぎたい」と悩まれます。特にペットや小さなお子様、ご高齢のご家族と暮らしていると、床の滑り対策は安全面でも大切なポイントです。まずは、床の状態ごとの塗装回数の目安を一覧で確認しましょう。
| 床の状態 | 塗装回数の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| オイル塗装済みの無垢床 | 1〜2回 | すでに自然オイルが入っており吸い込みが少なく、少ない回数で仕上がる |
| 無塗装の無垢床 | 2回以上 | オイルの吸い込みが多く、1回では表面に効果が出にくい |
| 吸い込みの多い樹種(ウォールナット・アカシア等) | 目安より+1回程度 | 木がオイルをよく吸うため、様子を見て多めに塗り重ねる |
| 傷・摩耗が進んだ床 | 状態を見て追加 | 吸い込みにムラが出やすく、部分的に重ね塗りが必要なことも |
※あくまで目安です。実際の回数は床の吸い込み具合や求める滑り止め効果によって変わります。まずは目立たない場所で試し塗りをして確認してください。
塗装回数が変わる4つの要因
塗装回数は主に「床の塗装の有無」「樹種の吸い込み」「表面の状態」「求める滑り止め効果」の4つで変わります。同じ商品でも床によって適した回数は異なります。
なぜ床によって塗る回数が違うのでしょうか。グリップオイルは木に浸透して摩擦を高めるオイルのため、木がどれだけオイルを吸い込むかが回数を左右します。次の4つの要因を押さえておくと、ご自宅の床に必要な回数を判断しやすくなります。
①床の塗装の有無
オイル塗装済みの床はすでにオイルが入っているため吸い込みが少なく1〜2回。無塗装の床は吸い込みが多く2回以上が目安です。
もっとも大きく影響するのが、床にすでにオイルが塗られているかどうかです。オイル塗装済みの無垢フローリングは、すでに自然オイルが塗布されているため吸い込みが少なく、少ない回数でしっかり仕上がります。一方、無塗装の無垢フローリングはオイルの吸い込みが多いため、1回目は木に吸われてしまい、表面に十分な滑り止め効果が出にくいことがあります。
②樹種による吸い込みの違い
同じ無垢材でも樹種によってオイルの吸い込み量は異なります。吸い込みが多い樹種は、目安より回数が増える傾向があります。
無垢フローリングの樹種によって、オイルの吸い込み量は変わります。特に以下の木材は吸い込みが多く、塗装回数が目安より増えることがあります。
- ブラックウォールナット:導管が大きく、オイルをよく吸い込みます。
- アカシア:木質が密でも吸い込みにムラが出やすく、重ね塗りが必要なことがあります。
③無垢フローリングの表面状態
床の傷や摩耗、メンテナンスの有無でも吸い込みは変わります。表面が傷んだ床はオイルを多く吸うため、回数が増えやすくなります。
床の状態によっても塗装回数は変わります。以下のような床はオイルの吸い込みが多くなり、塗装回数が増える可能性があります。
- 細かい傷が多い
- 表面の摩耗が進んでいる
- 施工後、一度もメンテナンスをしていない
④求める滑り止め効果・仕上がり
「しっかり効かせたい」「軽く滑りを抑えたい」など、求める効果によっても適した回数は変わります。滑り具合を確かめながら調整します。
同じ床でも、どの程度滑りにくくしたいかで塗る回数は変わります。しっかり滑り止め効果を出したい場合は薄く塗り重ねますが、塗れば塗るほど無制限に効果が高まるわけではありません。1回塗って乾かし、実際に歩いて滑り具合を確認しながら、必要な分だけ調整するのがおすすめです。
失敗しない塗り重ねの手順
塗り重ねは「試し塗り→薄く1回→乾燥→滑り具合を確認→足りなければ重ねる」の順で進めます。一度に厚塗りせず、様子を見ながら重ねるのが失敗しないコツです。
塗装回数を上手に決めるには、いきなり全面を何度も塗るのではなく、次の手順で進めるとムダがありません。床とオイルの相性を確かめながら、必要な回数だけ塗り重ねましょう。
- STEP1|目立たない場所で試し塗り部屋の隅など目立たない場所で試し塗りをし、吸い込み具合と仕上がりを確認します。床の塗装の有無や樹種で必要回数が変わるため、まず1か所で目安をつかみます。
- STEP2|1回目を薄く均一に塗るコテ刷毛で薄く均一に塗り広げます。厚塗りは乾きにくくベタつきの原因になるため、1回目は薄く塗るのがコツです。
- STEP3|しっかり乾燥させる塗り重ねの前に規定の乾燥時間を空けて乾かします。速乾タイプは約4時間で歩行可能が目安です。乾燥が不十分なまま重ねると仕上がりが悪くなります。
- STEP4|滑り具合を確認する乾いたら実際に歩いて滑り具合を確かめます。オイル塗装済みの床は1〜2回で十分なことが多く、無塗装の床は2回以上必要になりやすいです。
- STEP5|足りなければ薄く塗り重ねる効果が足りなければ、同じ要領で薄く2回目を塗り重ねます。一度に厚く塗らず、必要な分だけ重ねることで塗りすぎを防げます。
動画で見る|グリップオイルの塗り方
実際の塗り方や質感を動画でご確認いただけます。薄く均一に塗り広げる様子や、乾燥後の仕上がりの参考にしてください。
塗装回数で失敗しないための注意点
きれいに仕上げるには「厚塗りしない」「各回しっかり乾かす」「薄く均一に塗る」の3点が大切です。回数を増やす前に、1回ごとの塗り方を丁寧にしましょう。
塗装回数を意識するあまり、一度に厚く塗ったり乾燥を待たずに重ねたりすると、かえって仕上がりが悪くなります。次の注意点を守ると、少ない回数でもきれいに滑り止め効果を出せます。
- 一度に厚塗りしない:厚く塗ると乾きにくく、表面のベタつきやムラの原因になります。薄く塗って重ねるのが基本です。
- 各回しっかり乾燥させる:乾燥が不十分なまま重ねると密着や仕上がりが悪くなります。表面のベタつきがなくなってから次を塗ります。
- 薄く均一に塗り広げる:塗りムラがあると滑り具合にもムラが出ます。コテ刷毛で均一に伸ばしましょう。
- まずサンプルで確認する:本番前に目立たない場所で試すと、必要な回数と仕上がりが分かり、塗りすぎを防げます。
塗装の注意点をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生む、フローリング専用の滑り止め自然オイル塗料です。木に浸透して効果を発揮し、表面に膜を作りません。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。
- 滑り止め効果をつけられる天然由来の自然オイル塗料
- オイル塗装の無垢フローリングの上から塗れる
- 無垢床の質感を損なわず滑り止め効果をつけられる
- コテ刷毛を使って誰でも簡単に塗装が可能
グリップオイルの3つの特長
摩擦係数を実測で大きく高め、植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、速乾タイプなら約4時間で歩行可能。無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数を実測で向上
表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
【実測データ】塗るだけでどれだけ滑りにくくなる?
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプで0.827(約2.7倍)、白木用で0.451(約1.5倍)と、しっかり滑りにくくなります。
見た目や風合いを変えずに、滑り止め効果は「実測」でお伝えしています(2026年6月1日/当社測定)。
| 床の仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
塗る回数に迷ったら|サンプル・ご相談の流れ
「うちの床は何回塗ればいい?」という方は、実物サンプルで目立たない場所からお試しいただけます。吸い込み具合と仕上がりを確かめると、必要な回数の目安がつかめます。
お客様のご自宅の床によって、グリップオイルの吸い込み具合や仕上がり、必要な塗装回数は変わります。そのため、サンプルで事前にお確かめいただくことをおすすめしています。お部屋の隅など目立たない場所で試し塗りをして、滑り止め効果と質感、必要な回数の目安をぜひご確認ください。
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。塗布量の目安や施工方法もカタログでご確認いただけます。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
グリップオイルの塗装回数や塗り方についてよくいただく質問をまとめました。




