無垢材の椅子のお手入れ方法|長持ちのコツと座面の滑り対策
無垢材の椅子を長持ちさせる基本は、①乾拭き中心の日常ケア ②固く絞った布での水拭き+すぐ乾拭き ③定期的なオイル塗装の3つです。あわせて直射日光と乾燥・過湿を避けることで、木の美しさと座り心地を長く保てます。
使ううちに座面(座板)がツルツルして体がズレるようになったら、無垢材専用の滑り止めオイル「グリップオイル」でのメンテナンスがおすすめ。木の質感を損なわず、座り心地の滑りを抑えられます。
創業1919年の伊勢通が、無垢家具を美しく・安全に使い続けるためのお手入れと、座面の滑り対策をご案内します。
無垢材の椅子の魅力と、お手入れが欠かせない理由
無垢材の椅子は美しい木目と温かみが魅力。一方で天然木ゆえに乾湿の影響を受けやすく、日々のお手入れと適切なメンテナンスで美しさと座り心地を長く保てます。
無垢材で作られた椅子は、その美しい木目や温かみのある質感が魅力です。一方で、長くその美しさを保つためには、日々のお手入れや適切なメンテナンスが欠かせません。
この記事では、無垢材の椅子を長持ちさせるためのお手入れ方法や注意点、そして使ううちに座面(座板)が滑るようになった場合の対策まで、順番にご紹介します。

無垢材の椅子が選ばれる理由
無垢材は天然木そのものを使うため、温かみのある質感・高い耐久性・経年変化を楽しめるのが魅力。その分、湿度や温度の変化に影響を受けやすく定期的なケアが必要です。
無垢材は、天然木そのものを使用しているため、以下のような特長があります。
- 温かみのある質感:自然な木のぬくもりが空間を柔らかくします。
- 耐久性:適切なお手入れをすれば長年使用できます。
- 経年変化を楽しめる:使い込むほどに味わいが増す素材です。
しかし、無垢材はその特性上、湿度や温度の変化に影響を受けやすいため、定期的なケアが欠かせません。だからこそ、次にご紹介する日常のお手入れが、椅子を長持ちさせる大きなポイントになります。
日常のお手入れ方法【基本ケアの手順】
無垢材の椅子の日常ケアは「乾拭き」が基本。汚れが気になる時は固く絞った布で水拭きし、すぐに乾拭きで水分を残さないこと。加えて定期的なオイル塗装で木を保護します。
難しい道具は必要ありません。普段は柔らかい布での乾拭きを中心に、次の手順でお手入れすれば、木の表面をきれいに保てます。
- 乾拭きでホコリ・汚れを取る普段は柔らかい布で乾拭きするだけでOKです。木の表面にたまったホコリや汚れを取り除くことで、美しさを保てます。
- 汚れが気になる時だけ水拭きする水拭きをする場合は、固く絞った布を使用します。水分が残ると木が傷む原因になるため、拭いた後は必ず乾拭きで水分を完全に取り除いてください。
- 定期的にオイル塗装で保護する滑り止めオイルだけでなく、通常のオイル塗装も定期的に行うことで、木材を保護し、美しい見た目を維持できます。乾燥が気になる季節の前に行うのがおすすめです。

長持ちさせるために注意すべきポイント
無垢材の椅子を長く美しく使うには、色あせの原因になる「直射日光」と、割れ・反りの原因になる「乾燥・過湿」を避けることが大切。室内の湿度は40〜60%が目安です。
①直射日光を避ける
無垢材は紫外線で色が変化することがあります。窓際に置く場合はカーテンやブラインドで日光を和らげましょう。
無垢材は紫外線によって色が変化することがあります。椅子を窓際に置く場合は、カーテンやブラインドで日光を遮り、色あせや日焼けを防ぎましょう。
②乾燥や湿気に注意する
無垢材は湿度の変化に敏感。乾燥しすぎると割れや反り、過湿だと膨張の原因になります。室内の湿度を40〜60%に保つのが理想です。
無垢材は湿度の変化に敏感です。湿度が高すぎると膨張し、低すぎると割れや反りが生じることがあります。エアコンや暖房で乾燥しやすい季節は特に注意し、室内の湿度を40〜60%に保つよう心掛けましょう。
| 気をつけたい環境 | 起こりやすい変化 | 対策 |
|---|---|---|
| 直射日光 | 色あせ・日焼け・変色 | カーテン・ブラインドで遮光する |
| 乾燥しすぎ(湿度低) | 割れ・反り | 加湿器で湿度40〜60%に保つ |
| 湿気が多い(湿度高) | 膨張・ベタつき | 換気・除湿で湿度を下げる |
座面(座板)が滑る時のおすすめ対策
使い込むと座面がツルツルして体がズレることがあります。原因は表面の摩耗や乾燥。座り心地の滑りには、木の質感を保ったまま摩擦を足せる滑り止めオイル「グリップオイル」でのメンテナンスがおすすめです。
無垢材の椅子を長く使っていると、座面(座板)が滑りやすくなり、座った時にお尻がズレると感じることがあります。これは表面の摩耗や乾燥などによって、木の表面が平滑になっていくためです。
座板が滑りやすい場合は、無垢材専用の滑り止めオイル「グリップオイル(Grip Oil)」でのメンテナンスがおすすめです。このオイルを塗布することで座板の摩擦力が高まり、お尻がズレることなく、快適に椅子を使えるようになります。
グリップオイルで座面をメンテナンスする手順
座板の清掃 → コテ刷毛で薄く均一に塗布 → 完全に乾燥、の3ステップ。滑り止め効果は1〜2年程度持続し、定期的な塗り直しで快適な座り心地を保てます。
- 座板を清掃する座面のホコリや汚れをしっかり取り除きます。汚れが残っているとオイルがムラになりやすいため、乾拭き(必要なら固く絞った水拭き+乾拭き)で下地を整えます。
- 滑り止めオイルを薄く塗るグリップオイルをコテ刷毛で薄く均一に塗布します。厚塗りせず、木にすり込むように塗るのがきれいに仕上げるコツです。
- 完全に乾燥させる表面を完全に乾燥させてから使用します。乾燥後に滑り止め効果が発揮されます。効果は1〜2年程度持続するため、滑りが気になってきたら塗り直しましょう。
滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、木の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み、滑りにくくする無垢材専用の自然オイル塗料。椅子の座面はもちろん、無垢フローリングの滑り止めにも使えます。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。植物由来の自然成分が主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢材特有の手触りや風合いを損ないません。既存のオイル塗装の上からも塗り重ねて使え、DIYでも簡単に塗装できます。

グリップオイルの3つの特長
当社の摩擦測定で摩擦係数は最大約2.7倍。植物由来成分で木の質感と調湿性能を保ち、約4時間の乾燥で使用できる、無垢材にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数 最大約2.7倍
当社測定で、オイル仕上げの床に塗布し摩擦係数が約2.7倍に向上。

② 自然素材で安心
植物由来成分が主成分。木に浸透し、質感と調湿性能を保ちます。

③ 約4時間で使用可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢材なら他社塗料の上からも塗装可。
実測データ|塗布で摩擦係数はどう変わる?
当社の摩擦測定(トライボギア TYPE:14/2026年6月1日)では、ナラ材のオイル仕上げに速乾タイプを塗布すると摩擦係数が0.311→0.827(約2.7倍)に向上しました。数値が大きいほど滑りにくくなります。
| 条件(ナラ材) | 塗布前 | 塗布後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン床+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(当社測定)。摩擦測定の詳細はこちら
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ご相談・サンプルの流れ
「うちの椅子・床にも塗れる?」と迷ったら、まずはサンプルでお試しを。速乾タイプ・白木用・ウレタン塗装専用下塗り材の3種類をご用意し、目立たない場所で質感と滑り止め効果を確認できます。
無塗装やオイル塗装の椅子・床で滑って困るようでしたら、無垢材専用滑り止めオイル「グリップオイル」のサンプルで一度お試しいただくのがおすすめです。仕上げの判断から最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお確かめいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
グリップオイルの商品ラインナップと、専用カタログ・製品安全データシート(SDS)をまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢材専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
無垢材のお手入れと滑り対策を、伊勢通がお手伝いします
創業1919年。無垢家具・無垢床を美しく安全に使い続けるためのご提案をします。
よくあるご質問(FAQ)
無垢材の椅子のお手入れや、座面の滑り対策・グリップオイルについて、よくいただく質問をまとめました。




