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無垢床の滑り止めオイルは何年持つ?効果を長持ちさせる方法

目次


    無垢床の滑り止めオイルは何年持つ?効果を長持ちさせる方法

    結論

    無垢フローリングに塗った滑り止めオイル「グリップオイル」の効果がどれくらい持つかは、①歩行頻度 ②塗装回数 ③床の状態の3つで変わります。廊下や玄関など人がよく通る場所ほど摩耗が早く、効果は徐々に弱まります。

    長持ちさせるコツは、塗り重ね(オイル仕上げ品は2回推奨・無塗装品は2回以上)と、よく歩く動線だけをこまめに部分塗り直しすること。効果が薄れても、上から塗り重ねるだけで滑り止め効果は回復します。

    実際に2020年に塗装した床は、4年以上経っても未塗装面よりグリップ効果が保たれていました。この記事では、持続期間の目安・推奨塗装回数・長持ちのコツを、創業1919年の伊勢通が実例とあわせて解説します。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    この記事を書いた経緯|「効果はどれくらい持つの?」が一番多い質問

    「グリップオイルの滑り止め効果はどれくらい持続するの?」は、ご検討中のお客様から最も多くいただくご質問です。この記事では持続期間の目安と、効果を長持ちさせるコツを順を追って解説します。

    弊社は、無垢材や無垢フローリングのオイル仕上げ・無塗装の床に塗る滑り止めオイル「グリップオイル」を販売しています。お客様から一番多くいただくのが、「塗った効果はどれくらい持ちますか?」というご質問です。

    結論から言うと、持続期間は歩行頻度・塗装回数・床の状態によって変わるため「何年」と一律には言えません。ただし、要因を押さえて適切にメンテナンスすれば、効果を長期間にわたって維持できます。この記事では、それぞれの要因と長持ちのコツを、実際の施工事例とあわせてご紹介します。

    滑り止め効果の持続期間を左右する3つの要因

    持続期間を決めるのは「①歩行頻度 ②塗装回数 ③床の状態(樹種・削れ具合)」の3つ。特に人の出入りが多い場所ほど表面が摩耗し、グリップ効果が早く弱まります。

    滑り止め効果がどれくらい持つかは、次の3つの要因で大きく変わります。まずは全体像を早見表で確認しましょう。

    要因 効果の持続にどう影響するか 長持ちさせるポイント
    ① 歩行頻度 廊下・玄関など人通りの多い場所は表面の摩耗が進みやすく、グリップ効果が早く弱まる。 よく歩く動線を部分的に塗り直す。
    ② 塗装回数 塗り重ねるほど効果は長持ち。1回塗りより2回塗りの方が持続性が高い。 オイル仕上げ品は2回、無塗装品は2回以上。
    ③ 床の状態 樹種や表面の削れ具合でオイルの吸い込みが変わり、必要な回数・持ちが変化する。 吸い込みが多い床は追加で塗り重ねる。

    歩行頻度が高い場所ほど摩耗が早い

    滑り止め効果の持続期間は、歩行頻度によって変わります。使用頻度が高い場所では表面の摩耗が進み、グリップ効果が徐々に弱まる傾向があります。

    たとえば、廊下や玄関など人の出入りが多い場所では、グリップオイルの塗装表面が徐々に削られていきます。こうした場所は、定期的なメンテナンス(塗り直し)を前提に考えておくと安心です。逆に、寝室や来客用の部屋など歩行頻度が低い場所は、効果が長く保たれやすくなります。

    歩行頻度が高い廊下のグリップオイル塗装

    効果を長持ちさせる推奨塗装回数

    滑り止め効果は塗装回数によっても変わります。単純に塗り重ねるほど長持ち。弊社ではオイル仕上げ品は1〜2回(2回推奨)、無塗装品は2回以上を推奨しています。

    滑り止め効果は、塗装回数によっても変化します。単純に、塗り重ねれば重ねるほどグリップ効果は長持ちします。弊社では、床の仕上げに応じて以下の塗装回数を推奨しています。

    • 無垢フローリング(オイル仕上げ品):1〜2回塗装(2回推奨)
    • 無塗装品:2回以上

    これらの目安を参考にすることで、滑り止め効果を比較的長持ちさせることができます。

    【ポイント】木材の種類や表面の状態(かなり削れてしまっている等)でオイルの吸い込み具合は変わり、必要な塗装回数も変わってきます。ご自宅の無垢床に合わせて適切な回数で塗ることが、効果を長持ちさせるコツです。具体的な回数など、ご不明点はお気軽にお問い合わせください。

    グリップオイルの塗装回数と効果の持続

    滑り止め効果を長持ちさせる方法・塗り直し(動画あり)

    効果を保つコツは「部分塗装」。廊下やキッチン〜リビングの動線など、必要な箇所だけをこまめに塗り直せば、安全性と快適性を両立しながら効率よく効果を維持できます。

    滑り止め効果を保つためには、部分的な塗装(塗り直し)がおすすめです。廊下や頻繁に歩く場所など、必要な箇所だけを部分的にグリップオイルで塗り直すことができます。たとえば、家庭の中心となるキッチンやリビングをつなぐ動線では、部分的な塗装が非常に効果的です。これにより、安全性と快適性を両立できます。

    塗り直しの手順は簡単です。掃除でホコリと汚れを取って床を乾かし、撹拌棒でよくかき混ぜたグリップオイルをコテ刷毛で薄く塗り伸ばして、拭き取らずに乾燥させます。一般的な自然オイルと違い拭き取り不要で、DIYでもメンテナンスしやすいのが特長です。実際に塗って乾かす様子は、次の動画でご確認いただけます。


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    【実例】4年以上経過した床の効果の持続性

    2020年6月にグリップオイルを塗装した床(2025年1月撮影)。歩行頻度がかなり高い家の中心部でも、4年以上経過して未塗装面と比べグリップ効果が保たれていました。

    こちらの写真は、2020年6月にグリップオイルを塗装した床です(2025年1月13日撮影)。キッチンからリビングにつながる廊下で、その間にトイレ・洗面室・浴室がある家の中心部分=歩行頻度がかなり高い場所になります。

    写真の上側がグリップオイルを塗装した面、下側が塗装していない面(オイル仕上げ)です。4年以上経過していますが、塗装した面は塗装していない面と比べて、グリップ効果が保たれた状態となっています。人通りの多い場所でもこれだけ持続するため、歩行頻度の低い場所であればさらに長く効果が続くと考えられます。

    2020年6月に塗装し4年以上経過した床のグリップ効果

    【まとめ】グリップオイルは、自然な滑り止め効果を提供する製品です。歩行頻度や塗装回数に注意し、適切なメンテナンス(塗り直し)を行うことで、その効果を長期間維持できます。ぜひ、ご家庭や施設での活用をご検討ください。

    滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。塗り直しでの効果回復にも使えます。

    創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。

    フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    表面性測定機の実測で摩擦係数は大きく向上。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、拭き取り不要でお手入れ・塗り直しがしやすい、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

    適度な摩擦で滑りを抑える滑り止め効果
    ① 摩擦係数が大きく向上
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ滑りにくさが大きくアップ。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で安心
    植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。
    拭き取り不要でお手入れ・塗り直しがしやすい施工性
    ③ 拭き取り不要で塗り直しやすい
    コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。

    【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    床の仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら


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    グリップオイル完全ガイド|塗れる床・使い方・価格まとめ
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    塗り直し・サンプルのご相談の流れ

    「自宅の床に塗れる?」「効果が薄れてきた」という方は、いきなり床全体に塗らず、サンプルで仕上がりと滑り止め効果を確かめてから検討するのがおすすめです。

    塗装回数やメンテナンスのタイミングが不安な方は、次の流れがおすすめです。

    • 床の状態(樹種・塗装の種類・滑りや摩耗の状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
    • サンプルで目立たない場所に試し、仕上がり・質感・滑り止め効果を確認する
    • 納得できたら床全体、または動線への塗り直し・メンテナンスを検討する

    滑り止めオイルのサンプルについて

    仕上がりや滑り止め効果を実際に確かめたい方はサンプルをご請求ください。「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    塗装回数や塗り直しのご相談、まずはお気軽に

    「何回塗ればいい?」「いつ塗り直す?」など、効果を長持ちさせる疑問に、創業1919年の伊勢通が無料でお答えします。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢床専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    0.5L 14,850円/1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。お使いの床に合った滑り止め対策とメンテナンスをご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    グリップオイルの効果の持続期間・塗装回数・塗り直しについて、よくいただく質問をまとめました。

    グリップオイルの滑り止め効果はどれくらい持続しますか?
    持続期間は歩行頻度・塗装回数・床の状態によって変わります。廊下や玄関など人の出入りが多い場所は表面の摩耗が早く効果が薄れやすい一方、実際に2020年に塗装した床では4年以上経過しても未塗装面と比べて滑り止め効果が保たれていました。効果が薄れてきたら塗り直しで回復できます。
    効果を長持ちさせるには何回塗ればいいですか?
    弊社ではオイル仕上げの無垢フローリングは1〜2回塗装(2回推奨)、無塗装品は2回以上を推奨しています。単純に塗り重ねるほどグリップ効果は長持ちします。ただし木材の種類や表面の削れ具合でオイルの吸い込みが変わるため、ご自宅の床の状態に合わせて回数を調整してください。
    玄関や廊下など人がよく通る場所は効果が早く落ちますか?
    はい。歩行頻度が高い場所ほど塗装表面が削られやすく、グリップ効果が徐々に弱まります。廊下・玄関・キッチンとリビングをつなぐ動線などは摩耗が早いため、定期的なメンテナンスがおすすめです。よく歩く箇所だけを部分的に塗り直すと、効率よく効果を保てます。
    効果が薄れてきたらどうすればいいですか?
    塗り直し(メンテナンス塗装)で滑り止め効果を回復できます。グリップオイルはオイル塗装の床の上から塗り重ねられ、拭き取りも不要なのでDIYでもメンテナンスしやすいのが特長です。床全体でなく、滑りが気になる箇所だけ部分的に塗ることもできます。
    部分的に塗り直しても大丈夫ですか?
    問題ありません。むしろ廊下やキッチン〜リビングの動線など、歩行頻度が高く滑りやすい箇所を部分的に塗るのは非常に効果的です。必要な場所だけメンテナンスすることで、安全性と快適性を両立しながら効率よく滑り止め効果を維持できます。
    サンプルや塗り直しの相談はできますか?
    可能です。サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意し、目立たない場所で滑り止め効果をお試しいただけます。塗装回数やメンテナンスのタイミングのご相談・お見積もりも承っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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