複合フローリングが滑る時の対策|ウレタン塗装の床を滑りにくくする方法
複合フローリングが滑りやすい3つの理由
「足元がツルッとして怖い」「犬が走ると足がすべる」――複合フローリングの滑りには、だいたい次の3つの理由があります。

ツヤがあって水をはじく床は、表面がウレタン塗装の膜でおおわれています
① 表面がウレタン塗装の膜でおおわれている
複合フローリングの多くは、表面をウレタン樹脂の膜で保護しています。膜は汚れや水に強い反面、表面がなめらかで、靴下や素足、ペットの足が止まりにくくなります。
② ワックスやつや出し剤が残っている
ワックスやつや出し剤を重ねてきた床は、膜がさらに厚くなっていることがあります。剥がれかけたワックスがムラになって、場所によって滑り方が変わることもあります。
③ 皮脂・ほこり・スプレーの成分がたまっている
足裏の皮脂やほこり、ヘアスプレーなどの成分が床にたまると、急に滑りやすくなることがあります。この場合は掃除で直ることがあります。
家でできる対策と、その限界
まずは家にあるものでできる対策です。どれもすぐ始められますが、床の表面そのものは変わらないことを知っておくと、次の手を選びやすくなります。
| 対策 | よいところ | 限界 |
|---|---|---|
| 拭き掃除(水拭き→乾拭き) | すぐできる。汚れが原因なら滑りがおさまる | ウレタンの膜のなめらかさは変わらない |
| マット・ラグを敷く | 置くだけで、気になる所をすぐ守れる | すき間や段差でつまずくことがある。掃除の手間がふえる |
| 滑り止めワックス | 自分で塗れる。ペット用もある | 定期的な塗り直しがいる。重ねるといずれ剥がす作業が必要 |
ワックスの剥がれ・白くなった時の直し方は、こちらでくわしく説明しています。
▶ 関連記事:フローリングのワックス剥がれの直し方
床そのものを滑りにくくする|下塗り材+速乾の2ステップ
ウレタン塗装の膜には、オイルが染み込みません。そこで、先に下塗り材を塗って、オイルを受け止める層をつくってから、滑り止めオイルを塗ります。

先に下塗り材、乾いたら速乾タイプ。この順番で塗ります
① 下塗り材を薄く塗って、乾かす
床の汚れを落としてよく乾かしたら、下塗り材を薄くのばします。乾くまで4〜5時間ほどが目安です。
② 速乾タイプを塗って、乾かす
下塗り材が乾いたら、滑り止めオイルの速乾タイプを薄く塗ります。こちらも4〜5時間ほどで乾きます。
③ どれくらい滑りにくくなる?
塗る前のウレタン塗装の床とくらべて、滑りにくさは約1.9倍(当社実測)。セット(下塗り材1L+速乾1L)でLDK約40平米が塗れる目安です。足裏が止まる感じは床や使い方で変わるので、まずは有償サンプル(税込660円〜)で目立たない所をお試しください。
塗る前に確かめること
① 床の仕上げを「水1滴」で見分ける

水が玉になって残る床は、ウレタン塗装の可能性が高い床です
床に水を1滴たらして、玉になって残ればウレタン塗装、しみこむならオイル塗装や無塗装の可能性が高いです。オイル塗装や無塗装の床なら下塗り材は要りません。くわしくはフローリング塗装の見分け方をご覧ください。
② ワックスを塗った床は、先にワックスを剥がす
ワックスの上からは、そのままでは塗れません。先にワックスをすべて剥がし、よく乾かしてから下塗り材を塗ってください。
③ 木目を印刷したシートの床は、まず試す
表面が木目を印刷したシートの床(シートフローリング)は、床によって密着が違います。必ず先に有償サンプル(税込660円〜)で、目立たない所を試してください。分からないときは、床の写真を送ってご相談ください。
④ 賃貸の床は、管理会社に確認する
床に塗る対策は、元に戻す(原状回復)の考え方が物件ごとに違います。塗る前に必ず管理会社・オーナーへご確認ください。
複合フローリング(ウレタン塗装)の滑り止めに|ウレタン塗装フローリング用セット
ツヤがあり水をはじく床(ウレタン塗装)は、オイルが染み込まないため下塗り材が必要です。下塗り材1Lと速乾タイプ1Lのセットで、LDK約40平米。塗った後の滑りにくさは約1.9倍(ウレタン塗装のままの床比・当社実測)。
※ワックスを塗った床には、そのままでは塗れません。先にワックスをすべて剥がし、よく乾かしてからお使いください。
まとめ|複合フローリングは「下塗り+オイル」で床から直せる
複合フローリングの滑りは、表面のウレタン塗装の膜が主な理由です。拭き掃除やマットは手軽ですが、床そのものは変わりません。床から滑りにくくしたいときは、ワックスがあれば先に剥がし、下塗り材→速乾タイプの2ステップで塗ります。仕上げが分からない、シートの床かもしれないという場合は、有償サンプルで試すか、写真を送ってご相談ください。
床の仕上げが分からないときのご相談の流れ
「オイルかウレタンか分からない」という方も大丈夫。床の写真をお送りいただければ、仕上げの種類と最適な施工方法をご案内します。
- 1)床の状態をメールで相談する(写真を送ると仕上げの判断がスムーズです)
- 2)サンプルで目立たない場所に試す
- 3)必要に応じて本施工を検討する
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
速乾タイプ(3分艶仕上げ) 無垢床専用・速乾タイプ。 100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円 詳細を見る →
白木用(全艶消しマット仕上げ) 無垢床専用・白木の質感を活かす。 100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円 詳細を見る →
ウレタン塗装専用 下塗り材 ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。 1L 19,800円 詳細を見る →Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
複合フローリングの滑り止めについて、よくいただく質問をまとめました。


