滑り止めオイルの取扱い注意点|保管・塗装・処分の安全ガイド
滑り止めオイル「グリップオイル」は、取扱いのポイントさえ押さえれば、DIYでも安全にお使いいただけます。注意点は「保管・使用前」「塗装時」「塗装後(片付け・処分)」の3つの場面で整理すると分かりやすくなります。
なかでも最重要は塗装後の自然発火対策です。オイルが染み込んだウエスは、①すぐ水に浸す ②水を含ませたままビニール袋で処分 ③コテ刷毛など道具も水につける——乾いたまま丸めて放置しないことがポイントです。
本記事は取扱い注意点の全体像をまとめたガイドです。自然発火の仕組みや塗装後の片付けの詳しい手順は、それぞれの専門記事でも解説しています。創業1919年の伊勢通が、安全な使い方をご案内します。
取扱い注意点の全体像【場面別 早見表】
グリップオイルの取扱いは「保管・使用前」「塗装時」「塗装後(片付け・処分)」の3場面で整理できます。まず全体像を早見表で押さえ、各詳細はこの記事の各章と専門記事で確認しましょう。
グリップオイルは、無垢フローリングの質感を損なわず滑り止め効果を付与できる自然オイル塗料です。天然由来の植物オイルが主成分で安全性に配慮した製品ですが、油性の自然塗料ならではの取扱い注意点があります。まずは全体像を場面別に確認しておきましょう。
| 場面 | 主な注意点 | この記事の該当箇所 |
|---|---|---|
| 保管・使用前 | 直射日光・高温多湿を避ける/フタを密閉/子どもの手の届かない場所へ | 2. 保管・使用前の注意点 |
| 塗装時 | 手袋を着用/汚れてよい服装/換気しながら薄く塗る | 3. 塗装時の注意点 |
| 塗装後(最重要) | 使用後のウエス・道具は水に浸して処分/自然発火を防ぐ | 4. 自然発火に注意・処理3ステップ |

【保管・使用前】の注意点
開封前後を問わず、直射日光や高温多湿を避けて保管します。余ったオイルは缶に戻し、フタをしっかり密閉するのがポイントです。
- 直射日光・高温多湿を避ける:温度変化の少ない冷暗所で保管します。
- フタをしっかり密閉する:フタが甘いと空気が入り、オイルが固まってしまいます。余ったオイルは缶に戻し、体重をかけて「ぎゅっ」と押し込むように密閉してください。
- 子どもの手の届かない場所へ:誤飲・こぼれを防ぐため、保管場所にも配慮しましょう。
【塗装時】の注意点|服装・換気
塗装は、手袋と汚れてもよい服装で、換気しながら行います。グリップオイルは自然由来ですが、手や服につくと落ちにくいため準備が大切です。
- ビニール手袋・ゴム手袋を着用:手につくと落ちにくいため、手袋を着けて作業します。
- 汚れてもよい服装で:服につくと取れにくいので、エプロンや作業着など汚れてよい服装がおすすめです。
- 換気しながら塗る:塗装中・乾燥中は窓を開けるなどして換気します。
- 薄く塗り広げる:コテ刷毛で薄く塗り、拭き取り不要。厚塗りせず均一に仕上げます。
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【塗装後・最重要】自然発火に注意|処理3ステップ
取扱いで最も重要なのが、塗装後のウエス・道具の処理です。油性の自然オイル塗料は酸化して固まる際に発熱するため、使用済みのウエスを丸めて放置すると自然発火するおそれがあります。
グリップオイルをはじめとする油性塗料は、酸素と反応して固まる性質があり、その酸化反応の過程で熱が発生します。使用済みのウエスや紙が丸められたまま放置されると熱がこもり、発火のリスクが高まります。これはグリップオイルに限らず、すべての油性の自然塗料に共通する注意点です。
【注意】自然発火の恐れあり
オイルが染み込んだ布や紙は、自然発火する可能性があります。使用後は水に浸け、ビニール袋等に入れた状態で処分してください。
使用後のウエスや塗装道具は、次の3ステップで処理してください。塗り終わったらすぐに行うのがポイントです。
-
使用済みのウエス・ペーパーはすぐに水に浸す
オイルが染み込んだウエスやペーパーは、丸めて放置せず、すぐにバケツの水に浸してください。水に浸すことで酸化反応による発熱を抑えられます。 -
水を含ませたままビニール袋に入れて処分する
水に浸したウエスは、水を含んだままビニール袋に入れて口を閉じ、自治体のルールに従って処分します。乾いたままゴミ箱に捨てないでください。 -
コテ刷毛など塗装道具も水につける
グリップオイルが染み込んだコテ刷毛やヘラなどの塗装道具も、同様に水につけてから処分してください。一度使った刷毛は硬化しやすいため、再利用は基本的におすすめしていません。

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動画で確認|グリップオイルの取扱い
グリップオイルの取扱いや注意点は、動画でもご覧いただけます。文章とあわせて確認すると、処理の流れがよりわかりやすくなります。
滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
グリップオイルは、無垢フローリングの質感を損なわず滑り止め効果を付与できる自然オイル塗料。DIYで簡単に塗れ、速乾タイプなら約4時間で歩行できます。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。コテ刷毛で塗るだけ・拭き取り不要で、誰でもDIYで施工できます。無垢フローリングであれば、既存のオイル塗装の上からも塗り重ねてお使いいただけます。
グリップオイルの3つの特長
表面性測定機で摩擦係数が向上することを実測。植物油主成分で調湿性能と手触りを保ち、約4時間の乾燥で歩行できる、無垢床にやさしい滑り止めオイルです。

① 摩擦係数が向上
表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。

② 木の風合いを損なわない
植物油が主成分。木に浸透し、調湿性能や手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装し拭き取り不要。約4時間の乾燥後に歩行できます。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ床(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
| 床の仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定・ナラ材)。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
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安全に使うために|ご相談・サンプルの流れ
取扱いのポイントさえ押さえれば、グリップオイルは無垢床の滑り対策として安全にお使いいただけます。「実際の効果や質感を試したい」という方は、まずサンプル(税込660円〜)からお試しください。
使い方や取扱いでご不明な点があれば、伊勢通がサポートします。「まずは効果を試してみたい」という方には、サンプル(税込660円〜)をご用意しています。
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップと、施工方法・安全な取扱いをまとめた専用カタログ・製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。取扱い上の注意もあわせてご確認ください。
無垢フローリングの滑り対策を、伊勢通がお手伝いします
創業1919年。安全な使い方から、お使いの床に合った滑り止め対策までご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
滑り止めオイルの取扱いについて、よくいただく質問をまとめました。保管・塗装・処分・安全性について簡潔にお答えします。




