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無垢フローリングの水こぼし対処法|滑り止めオイルの耐水性とシミを防ぐ3ステップ

目次


    無垢フローリングの水こぼし対処法|滑り止めオイルの耐水性とシミを防ぐ3ステップ

    結論

    滑り止めオイル「グリップオイル」は滑り止め効果を付ける自然オイルで、耐水性を目的とした塗料ではありません。水をこぼしたまま放置すると木材に染み込み、シミ・膨張・カビの原因になります。

    ただし、これは無垢フローリング全般に共通する性質で、こぼしたらすぐ拭き取るだけで十分に防げます。防ぐコツは3ステップ——①すぐ乾拭き ②固く絞った雑巾で水拭き ③専用クリーナーで仕上げ。

    この記事では、水シミを防ぐ日々のお手入れ方法と、油分を補って水を弾きやすくする専用クリーナー、そして床の滑りが気になる方向けの滑り止めオイルまで、創業1919年の伊勢通が解説します。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    滑り止めオイル(グリップオイル)に耐水性はある?

    結論から言うと、グリップオイルは滑り止め効果を付ける自然オイルで、耐水性を目的とした塗料ではありません。水をこぼしたまま放置すると木材に染み込み、シミの原因になります。ただし油分を補うことで水を弾きやすくはなります。

    「グリップオイルを塗った無垢フローリングに水をこぼしてしまったら大丈夫?」——このような疑問を持たれる方は少なくありません。無垢フローリングに自然オイルを塗装すると、美しい質感を保ちながら滑り止め効果を付けられますが、耐水性については注意が必要です。

    グリップオイルはあくまで滑り止め効果をつける自然オイルであり、ウレタン塗装のように表面をコーティングして水を完全にはじく塗膜ではありません。そのため、水がこぼれたまま放置すると木材に染み込み、シミになる可能性があります。

    【前提】これはグリップオイルに限った弱点ではありません。無塗装やオイル塗装の無垢フローリングは、そもそも水や油が染み込みやすい性質です。逆に言えば、こぼしたらすぐ拭き取るという基本さえ守れば、日常の水こぼしは十分に防げます。塗装別の耐水性の違いは、次のクリア塗装の記事もあわせてご覧ください。


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    水をこぼしたまま放置するとどうなる?

    無垢フローリングに水をこぼしたまま放置すると、①シミができる ②木材が膨張・変形する ③カビが発生する、という3つのリスクがあります。いずれも「すぐ拭き取る」ことで防げるものばかりです。

    水をこぼしても、すぐ拭けば大きな問題にはなりません。問題になるのは「こぼしたことに気づかず放置してしまう」ケースです。放置すると、具体的には次のようなことが起こります。

    • シミができる:木材が水分を吸収し、表面に輪ジミ・黒ずみが残ることがあります。特に無塗装・オイル塗装の床は染み込みやすいです。
    • 木材が膨張・変形する:長時間水分が残ると、木が膨らんで反りや隙間の原因になることがあります。
    • カビ・菌が発生する:湿気が残るとカビや菌が繁殖し、衛生面でも問題が生じる可能性があります。

    無垢フローリングにできた水シミの例

    【ポイント】シミ・膨張・カビはいずれも「水分が長く残ること」が原因です。裏を返せば、こぼした水をすばやく取り除けば、そのほとんどは未然に防げます。次章で具体的な対処3ステップをご紹介します。

    無垢床のシミを防ぐ3ステップ【水をこぼしたときの対処法】

    水をこぼしたときは、①すぐ乾拭き ②固く絞った雑巾で水拭き ③専用クリーナーで仕上げ、の3ステップで対処します。染み込む前のすばやい乾拭きが最も効果的で、シミの多くはこの段階で防げます。

    いざ水をこぼしたとき、落ち着いて次の順番で対処すれば、シミはほとんど防げます。難しい道具は必要ありません。

    ①すぐに乾拭きする

    水や液体がこぼれたら、まず乾いた布やペーパータオルですぐに拭き取ることが何より大切です。このときこすらず、押さえて水分を「吸い取る」イメージで拭くと、木目に沿って広がるのを防げます。木材に染み込む前のこのひと拭きが、シミ予防の決め手です。

    ②固く絞った雑巾で水拭きをする

    乾拭きだけでは汚れや跡が残る場合は、固く絞った雑巾で軽く水拭きを行いましょう。水分を残さないよう、仕上げに乾いた布でもう一度二度拭きして乾かします。濡らしすぎは逆効果なので、雑巾はしっかり絞るのがコツです。

    ③無垢フローリング専用クリーナーで仕上げる

    より効果的にお手入れしたいときは、無垢床専用のスプレークリーナーで仕上げるのがおすすめです。抗菌・防カビ成分を配合したものなら、シミ予防とあわせて床を清潔に保てます。シュッと吹きかけて乾拭きするだけなので、日々のお手入れにも使えます(詳しくは次章)。

    【できてしまったシミは?】オイル塗装・無塗装の床の軽い水シミは、固く絞った雑巾で拭き、乾燥後にサンドペーパーで軽く研磨してオイルを塗り直すと目立ちにくくできます。範囲が広い・深いシミは無理をせず、床の状態をお送りいただければご案内します。

    動画で見る|無垢床のお手入れ・水こぼし対処

    文章だけでは伝わりにくいお手入れの様子は、動画でもご確認いただけます。実際の拭き取り・クリーナーの使い方の参考にご覧ください。

    日々のお手入れと専用クリーナー

    日々のお手入れは乾拭きが基本。定期的に無垢床専用クリーナーを使うと、油分を補って水を弾きやすくなり、汚れも付きにくくなります。グリップオイルの成分を含むクリーナーなら、滑り止め効果を損なわずにお手入れできます。

    無垢フローリングは、普段は乾拭きを中心にお手入れするだけで十分です。汚れが気になるときや、水を弾く力を保ちたいときには、専用のスプレークリーナーを使うと効果的です。オイルやワックス成分が失われた油分を補い、はっ水性が回復するため、次の水こぼしにも強くなります。

    無垢フローリング お掃除スプレークリーナー

    無垢フローリング専用 お掃除クリーナー

    シュッと吹きかけて乾拭きするだけの簡単お手入れスプレー。

    • 抗菌・防カビ成分配合:無垢床を清潔に保ちます。
    • グリップオイルの成分を含む:滑り止め効果を損なわずにお手入れできます。

    【お手入れの目安】乾拭きは気づいたときに、専用クリーナーでのお手入れは月1回程度が目安です。生活スタイルや床の状態で頻度は変わりますので、迷ったらお気軽にご相談ください。

    床の滑りが気になるなら|グリップオイルとは【実測データ】

    「グリップオイル」は、植物オイルを独自配合して滑り止め効果を実現した無垢フローリング専用の自然オイル。木の触り心地や調湿効果を損なわずに滑りにくくでき、実測では摩擦係数が約2.7倍に向上します。

    お手入れとあわせて多いのが「無垢床が滑って不安」というご相談です。無垢材は経年劣化・乾燥・製造時の研磨などで滑りやすくなることがあり、これは塗装の種類に関わらず起こります。床を張り替えなくても、後から滑り止め効果を付けられるのがグリップオイルです。表面を完全にコーティングしないので、無垢ならではの自然な風合いを楽しみながら安全性を高められます。

    無垢フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    ①摩擦係数が実測で約2.7倍に向上 ②植物油が主成分で人にもやさしい ③ハケや布で塗るだけのDIY施工——木にやさしく、家族にやさしい滑り止めオイルです。

    摩擦係数が向上する滑り止め効果
    ① 滑りを根本から抑える
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が約2.7倍に向上します。
    自然素材でやさしい塗料
    ② 自然素材でやさしい
    植物油が主成分。木に浸透し、調湿性能と素足の触り心地を保ちます。
    ハケや布で簡単に塗装できる施工性
    ③ DIYで簡単に塗れる
    ハケや布で塗るだけ。無塗装・オイル塗装の上からも塗装できます。

    【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。

    「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値です。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら

    【床の見分け方】グリップオイルは無塗装・オイル塗装の床にはそのまま塗れます。ウレタン塗装などコーティングされた床には専用の下塗り材を先に塗ります。ツヤの出方・手触り・水の弾き方でおおまかに見分けられ、迷う場合は床の写真をお送りいただければご案内します。

    急に滑るようになった床の原因と対策を詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


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    滑りやすくなる原因と、今すぐできる対策・滑り止めオイルの使い方をまとめています。

    ご相談・サンプルの流れ

    「今の無垢床が滑らないか心配」「水シミが気になる」という不安は、床そのもののお手入れ・対策で安心に変えられます。まずはサンプル(税込660円〜)(塗装面積約30cm角分)で、質感と滑り止め効果をお試しください。

    いきなり全体に塗るのが不安な方は、次の流れがおすすめです。

    • 床の状態(仕上げの種類・滑りやシミの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
    • お試しサンプル(塗装面積約30cm角分)を目立たない場所で試し、滑り止め効果と質感を体感する
    • 納得できたらお部屋全体への塗装を検討する(サンプルにはパンフレットも同封しています)

    滑り止めオイルのサンプルについて

    サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    お使いの床のお手入れ・滑り対策、まずはご相談を

    床の仕上げの判断からお手入れ・最適な施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    グリップオイルの特徴・施工方法・メンテナンス・安全データは、専用カタログとSDSのPDFでご確認いただけます。商品は床の仕上げや用途に合わせて3種類から選べます。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢床専用・乾燥が速くDIYに最適。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    ヒノキやスギなど、白木の質感を活かしたい床に。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装床にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    水シミも滑りも防いで、無垢の床を長く美しく

    創業1919年。無垢フローリングと自然塗料のパイオニア伊勢通が、お使いの床に合ったお手入れ・滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    滑り止めオイルの耐水性・水こぼしのお手入れについてよくいただく質問をまとめました。耐水性・シミ対処・クリーナー・サンプルを簡潔にお答えします。

    滑り止めオイル(グリップオイル)に耐水性はありますか?
    グリップオイルは滑り止め効果を付ける自然オイルで、耐水性を目的とした塗料ではありません。水をこぼしたまま放置すると木材に染み込みシミの原因になります。ただし油分を補うことで木の表面が水を弾きやすくなるため、こぼしたらすぐ拭き取る習慣と定期的なお手入れで十分に対処できます。
    無垢フローリングに水をこぼしたまま放置するとどうなりますか?
    木材が水分を吸収して表面にシミが残る、長時間放置すると膨張・変形する、湿気が残るとカビや菌が繁殖する、といったリスクがあります。特に無塗装やオイル塗装の床は水が染み込みやすいため、こぼしたらすぐに拭き取ることが大切です。
    水をこぼしたときのシミを防ぐにはどうすればいいですか?
    3ステップで対処します。①乾いた布やペーパータオルでこすらず押さえて拭き取る、②固く絞った雑巾で水拭きし乾いた布で二度拭きする、③無垢床専用のスプレークリーナーで仕上げる、の順です。染み込む前のすばやい乾拭きが最も効果的です。
    無垢フローリング専用クリーナーはどんなものですか?
    抗菌・防カビ成分を配合し、無垢床を清潔に保てるスプレークリーナーです。グリップオイルの成分を含むため、滑り止め効果を損なわずにお手入れできます。シュッと吹きかけて乾拭きするだけで簡単にご使用いただけます(0.5L 3,300円)。
    できてしまった水シミは自分で消せますか?
    オイル塗装・無塗装の床であれば、軽い水シミは固く絞った雑巾で拭き、乾燥後にサンドペーパーで軽く研磨してオイルを塗り直すことで目立ちにくくできます。範囲が広い場合や深いシミは無理をせず、床の状態をご相談ください。
    滑り止めオイルはサンプルで試せますか?
    はい。お試しサンプル(塗装面積約30cm角分)を「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類ご用意しています。サンプル請求ページからご依頼いただくと、パンフレットも同封してお届けします。目立たない場所で質感と滑り止め効果をお確かめいただけます。

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