賃貸の無垢フローリングが滑る?原状回復に配慮した滑り止め対策4選
賃貸住宅の無垢フローリングが滑る主な原因は、冬場の乾燥・動線の摩耗・靴下やスリッパでの生活スタイルです。無塗装・オイル塗装いずれの仕上げでも、条件によって滑りやすくなります。
賃貸でできる対策は大きく4つ。①湿度管理 ②ラグ・カーペット ③滑り止め付きの靴下・スリッパ ④滑り止めオイルの塗装です。①〜③は原状回復のリスクが低い手軽な対策、④は木の風合いを残したまま床そのものを滑りにくくする根本対策です。
ただし賃貸では、床に塗る対策を行う前に必ず大家さん・管理会社へ確認を。100%天然由来の滑り止めオイル「グリップオイル」は、木に浸透して見た目を変えずDIYで塗れるため、賃貸でも取り入れやすい対策です。創業1919年の伊勢通がご案内します。
賃貸住宅の無垢フローリングと「滑りやすさ」
リノベーション賃貸などで採用が増えている無垢フローリング。自然な木の風合いが魅力ですが、使用頻度の高い場所や乾燥時期には滑りやすさが気になることがあります。
賃貸住宅をリノベーションして無垢フローリングを採用しているお部屋にお住まいの方、フローリングが滑りやすくて困った経験はありませんか?自然な木の風合いが魅力の無垢フローリングですが、特に使用頻度の高い場所や乾燥時期では滑りやすさが気になることがあります。
賃貸ならではの悩みが「床を大きく変えられない」という点です。持ち家であればコーティングや張り替えといった選択肢もありますが、賃貸では退去時の原状回復を考えて、手を加えにくいと感じる方が多いはずです。
この記事では、賃貸の無垢フローリングが滑りやすくなる原因と、原状回復に配慮しながら実践できる具体的な滑り止め対策をご紹介します。
なぜ賃貸の無垢フローリングは滑りやすくなるのか
無垢フローリングが滑りやすくなる理由はいくつかありますが、賃貸住宅では特に「季節による乾燥」「使用頻度の高い箇所の摩耗」「入居者の生活スタイル」の3つが影響します。
無垢フローリングが滑りやすくなる理由はいくつかありますが、賃貸住宅では特に以下の要因が影響します。
①季節による乾燥
冬場は空気が乾燥し、木材表面の摩擦が減少することがあります。乾燥する環境では滑りやすさが増す場合もあります。特に暖房を多用する時期は室内が乾きやすく、滑りを感じやすくなります。
②使用頻度の高い箇所の摩耗
賃貸住宅ではリビングや廊下など特定の動線が頻繁に使用されます。こうした箇所では摩耗により表面が平滑になり、滑りやすさが進行することがあります。前の入居者から使われている物件では、すでに動線の摩耗が進んでいることもあります。
③入居者の生活スタイル
靴下やスリッパを履いて過ごす方が多い場合、床との摩擦が減少して滑りやすくなることがあります。小さなお子様やご高齢の方、ペットがいるご家庭では、ちょっとした滑りが転倒やケガにつながらないよう注意が必要です。

賃貸で実践できる滑り止め対策4つ【比較表】
賃貸で行える滑り止め対策は主に4つ。①湿度管理 ②ラグ・カーペット ③滑り止め付き靴下・スリッパ ④滑り止めオイルの塗装です。原状回復のしやすさと効果のバランスで選びましょう。
滑りやすさを解消するために、賃貸住宅でも実践できる効果的な滑り止め対策を紹介します。まずは取り入れやすいものから、暮らしに合わせて検討してみてください。
①湿度管理
冬場の乾燥が原因で滑りやすさが増す場合があります。加湿器を使って室内の湿度を40〜60%に保つことで、木材の状態を整え、滑りにくさをキープできます。床に手を加えないため、賃貸でもっとも取り入れやすい対策です。
②ラグやカーペットの活用
滑りやすい箇所にラグやカーペットを敷くのも効果的です。ただし、無垢フローリングは日焼けをするため、敷きっぱなしにすると床に跡が残ることがあります。日の当たるリビングなどは、ときどき位置を変えるなどの注意が必要です。
③滑り止め付きの靴下・スリッパを見直す
滑り止め付きの靴下やスリッパを使うだけでも、簡単に対策できます。床に一切手を加えないので、特に小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭に手軽でおすすめです。
④滑り止めオイルを塗る
無垢フローリング専用の「滑り止めオイル」を塗ることで、自然な木の風合いを保ちながら滑りにくくすることができます。100%天然由来で環境にも優しく、DIYで塗装が可能なので、賃貸住宅でも手軽に対策できます。木に浸透して表面に膜を作らないため見た目が変わりにくいのも特長です。ただし床に塗る対策のため、実施の前に大家さん・管理会社への確認をおすすめします(詳しくは次章)。

4つの対策の比較
湿度管理・ラグ・靴下スリッパは床に手を加えない「一時対策」、滑り止めオイルは床そのものを滑りにくくする「根本対策」。原状回復のしやすさと効果のバランスで選びましょう。
| 対策 | タイプ | メリット | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 湿度管理(加湿) | 一時対策 | 床に手を加えず今日から実践。木材にもやさしい | 乾燥が原因のときに有効/効果は湿度しだい |
| ラグ・カーペット | 一時対策 | 滑りやすい場所へ手軽に設置。撤去も簡単 | 日焼け跡が残ることも/敷く場所は限定的 |
| 滑り止め靴下・スリッパ | 一時対策 | 床を傷めず最も手軽。子ども・高齢者に有効 | 床自体は滑りやすいまま/履かないと効果なし |
| 滑り止めオイル | 根本対策 | 無垢の質感を残したまま床全体を滑りにくく。見た目が変わりにくい | 床に塗るため事前に大家さん・管理会社へ確認を |
「まず手軽に試したい」なら①〜③、「床そのものを滑りにくくして、家族やペットの転倒を根本から防ぎたい」なら、木に塗る滑り止めオイルが合いやすい対策です。
床に塗る前に確認|仕上げの見分け方と大家さんへの相談
滑り止めオイルで対策する前に大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」か「ウレタン仕上げ」かを把握すること。あわせて賃貸では、施工前に大家さん・管理会社へひと言確認しておくと安心です。
滑り止めオイルで対策する場合に大切なのは、今の床が「オイル仕上げ」なのか「ウレタン仕上げ」なのかを把握することです。仕上げによって、最適な施工方法が変わります。
- オイル仕上げ(木に浸透するタイプ) ➡︎ 滑り止めオイルをそのまま塗装できます。
- ウレタン仕上げ(表面に膜があるタイプ) ➡︎ 専用下塗り材を塗ったうえで、滑り止めオイルを塗装します。

現場でできる「床の仕上げ」かんたんチェック
「どちらの仕上げか分からない」という場合も、床を傷めない範囲で、ツヤ・手触り・水の弾き方の3点を見ればおおまかに見分けられます。
| チェック | ウレタン仕上げ寄り | オイル仕上げ寄り |
|---|---|---|
| ① ツヤの出方 | 光が当たると強くツヤが出る/表面が膜っぽい | 木目の凹凸や手触りが自然で、ツヤが控えめ |
| ② 手触り・質感 | 硬い樹脂膜の感触。ツルッと均一 | 木そのものの質感。しっとりした手触り |
| ③ 水を1滴落とす | 玉のように弾く | じんわり染み込みやすい |
ツヤがある場合や水を弾く場合は「ウレタン仕上げ」の可能性が高いです。確認する際は、必ず目立たない場所で少量の水を使い、すぐに拭き取ってください。
滑り止めオイル「グリップオイル」とは?
「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出し、滑りにくい床環境を整えるフローリング専用の自然オイル塗料です。DIYで塗れるため賃貸でも取り入れやすい対策です。
創業1919年の伊勢通が開発した滑り止めオイルです。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して効果を発揮するため表面に膜を作らず、無垢床特有の手触りや質感を損ないません。既存のオイル塗装が施された無垢床にも上から塗り重ねて使用でき、コテ刷毛で塗って拭き取り不要なので、DIYでも扱いやすい塗料です。
グリップオイルの3つの特長
①適度な摩擦で滑りを抑える ②植物油主成分で木の質感を保つ ③コテ刷毛で塗り、約4時間で歩行可能——木にやさしく、賃貸のDIYでも扱いやすい滑り止めオイルです。

① 適度な摩擦で滑り止め
表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。下表は、ナラ材で仕上げ別に、グリップオイル施工の前後で摩擦係数がどう変化したかの最新データです。
| 仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
施工事例|マンション廊下でペットの転倒対策
マンションで廊下の滑りやすさが心配で、特にペットが転ぶ可能性を心配されていたお客様の事例です。「Grip Oil/滑り止めオイル」を廊下に塗装したところ、「これで安心です」「ナチュラルな雰囲気がそのままで嬉しい」と喜びの声をいただきました。玄関マットも滑らなくなり、奥様が大変喜ばれておりました。

ご相談・サンプルの流れ
賃貸の床は仕上げが分からないことも多く、面積もお部屋ごとに異なります。いきなり全体に塗る前に、まずはサンプルで目立たない場所にお試しいただくのがおすすめです。
ご家族やペットの安全に関わる床だからこそ、実際の床で滑り止め効果と質感を確かめてから取り入れていただくのが安心です。次の流れで、お部屋に合った対策をご案内します。
- 床の状態(仕上げの種類・広さ・樹種・気になる場所)をメールやお問い合わせフォームでご相談
- サンプルで目立たない場所に試し、吸い込み具合・滑り止め効果・質感を体感
- 賃貸の場合は、必要に応じて大家さん・管理会社への確認とあわせて施工方法をご提案
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



賃貸の床に塗れるか、まずはご相談を
床の仕上げの判断から施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。無塗装やオイル塗装で滑って困るようでしたら、まずはサンプルで一度お試しください。
資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
よくあるご質問(FAQ)
賃貸の無垢フローリングの滑りやすさやグリップオイルについて、よくいただく質問をまとめました。原因・対策・原状回復・施工・ご相談先を簡潔にお答えします。




