ペットと暮らす家の無垢フローリングの選び方|犬・猫が滑らない5つのポイント
ペットと暮らす家のフローリングを選ぶポイントは、①爪・傷への強さ ②汚れ・粗相へのお手入れのしやすさ ③滑りにくさ ④快適な温かさ・調湿性 ⑤安全な素材の5つ。走る・寝転ぶ・粗相する——犬や猫ならではの過ごし方に合う床を選ぶことが大切です。
なかでも見落とされがちなのが「滑りにくさ」。木の温もりが魅力の無垢フローリングは、経年や乾燥で滑りやすくなることがあり、犬や猫の関節・腰への負担やケガにつながります。特にシニアのペットは注意が必要です。
床材選びと合わせて、既存の無垢床には自然塗料「Grip oil/グリップオイル」で滑り止め効果を後付けできます。実測では摩擦係数が約2.7倍に向上。創業1919年の伊勢通が、選び方のポイントを床材タイプ別の比較表とあわせて解説します。
ペットに優しいフローリングとは|選ぶ前に知っておきたいこと
ペットに優しいフローリングとは、走る・寝転ぶ・粗相するといった犬や猫の過ごし方に合わせて、爪・傷への強さ、お手入れのしやすさ、滑りにくさ、快適さ、安全性を備えた床のこと。素材の性質を知って選ぶことが、人もペットも安心して暮らせる住まいの第一歩です。
犬や猫と快適に暮らすためには、住まいづくりの段階から「ペットの過ごし方」を意識することがとても大切です。特にリビングや廊下など毎日使う場所のフローリングは、ペットの体への負担やお手入れのしやすさにこだわりたいところ。犬や猫は床の上を走り、寝転がり、時には粗相をします。だからこそ、人の目線だけでなく「ペットの過ごし方」を基準に床材を選ぶことが重要です。
この記事では、犬や猫と安心して暮らせる「ペットに優しい無垢フローリング」の選び方を、5つのポイントと床材タイプ別の比較表でわかりやすくご紹介します。すでに敷いている無垢フローリングの滑りが気になる方に向けて、後から滑り止め効果を付ける方法もあわせて解説します。

ペットに優しいフローリングの選び方【5つのポイント】
ペットに優しいフローリング選びで見るべきは、①爪・傷への強さ ②汚れ・粗相へのお手入れ ③滑りにくさ ④快適な温かさ・調湿性 ⑤安全な素材の5点。優先順位はご家庭やペットの種類・年齢で異なるため、まず「どこで・どんなペットが・どう過ごすか」を思い浮かべて選びましょう。
①爪・傷に強く、耐久性のある素材か
ペットの爪や動きによる引っかき傷は、フローリングの寿命を縮める大きな要因です。傷に強く耐久性のある素材を選ぶと長くきれいに使えます。無垢材のなかでも、オークやウォールナットなど硬めの広葉樹は傷が付きにくく、ペットのいる住まいに向いています。あわせて、適切な塗装施工で表面を保護することも大切です。
②汚れ・粗相に対応しやすく、お手入れがしやすいか
ペットの粗相や食べ物・水こぼしに対応できる素材が理想的です。ウレタン塗装は汚れに強く、水分をはじきやすいのが特長。オイル塗装は定期的なメンテナンスで美しさを保ちながら、木本来の質感を楽しめます。日々の拭き取りやすさと、部分的な補修のしやすさもチェックしましょう。
③滑りにくく、関節・腰に負担がかからないか
滑りやすい床は、犬や猫の関節や腰に大きな負担をかけます。特にシニアのペットや小型犬では、滑りが原因でケガや脱臼のリスクが高まります。滑りにくい仕上げのフローリングを選ぶか、後から滑り止め効果を加えるのがおすすめ。無垢材の天然木は経年や乾燥で滑りやすくなることがあるため、後述の滑り止めオイルという選択肢もあります。
④快適に過ごせる温かさ・調湿性があるか
無垢フローリングは断熱性と調湿効果に優れ、夏は涼しく冬は暖かく感じられます。ペットが床に寝転んでリラックスする時間が長いご家庭では、ひんやりしにくく心地よい素材を選ぶと、ペットの居心地が大きく変わります。自然素材ならではの快適性は、犬や猫にとってもうれしいポイントです。
⑤体にやさしい安全な素材か
ペットは床に近い場所で長い時間を過ごし、床を舐めることもあります。接着剤や塗料に含まれる化学物質が少ない自然素材・自然由来のオイル塗装を選ぶと安心です。無垢材や植物由来のオイルは化学物質が少なく、犬や猫のいるご家庭に向いています。
床材タイプ別の比較|犬・猫のいる住まいに向くのは?
代表的な床材を、爪・傷への強さ・汚れ/お手入れ・滑りにくさ/安全・快適さの観点で比較しました。無垢フローリングは温かみと快適性に優れ、お手入れと滑り対策を工夫すれば犬や猫のいる住まいに適しています。
「結局どの床材がペットに向いているの?」という疑問に答えるため、代表的な4タイプを犬・猫目線で比較しました。ご家庭の重視ポイントと照らし合わせてご覧ください。
| 床材タイプ | 爪・傷への強さ | 汚れ・お手入れ | 滑りにくさ・安全 | 快適さ(温かさ・調湿) | 犬・猫のいる住まいでの向き |
|---|---|---|---|---|---|
| 無垢フローリング | ○ 硬めの広葉樹なら強い | △ お手入れで長持ち・補修可 | △ 経年で滑ることも/対策可 | ◎ 温かく調湿性に優れる | 快適さと自然素材重視のご家庭に。滑り対策とお手入れを工夫すると◎ |
| 複合(合板)フローリング | ◎ 表面強化で傷に強い製品も | ◎ 汚れ・水に強い製品が多い | △ 表面により滑りやすいことも | △ 表面材次第でやや冷たい | お手入れのしやすさ重視のご家庭に |
| クッションフロア | △ 爪で傷が付きやすい | ◎ 水拭きしやすく汚れに強い | ○ 比較的滑りにくい製品も | △ 質感は樹脂寄り | 汚れ・粗相対策を最優先するご家庭に |
| フロアタイル | ◎ 傷・水に非常に強い | ◎ 掃除がしやすい | ○ 製品により差 | △ ひんやりしやすい | 耐久性・掃除のしやすさ最優先のご家庭に |
※評価は一般的な傾向の目安です。製品ごとに性能は異なります。無垢フローリングは樹種(ヒノキ・スギは柔らかく温かい/ナラ・オーク・ウォールナットは硬く傷に強い)でも性質が変わります。
無垢と複合フローリングそれぞれのメリット・デメリットや違いを、基礎から知りたい方は、こちらの選び方ガイドもあわせてご覧ください。
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見落としがちな「滑りにくさ」|無垢材でもペットが滑る理由
ペットに優しいフローリング選びで最も見落とされやすいのが「滑りにくさ」。無垢材でも経年劣化・乾燥・製造時の研磨で滑りやすくなることがあり、塗装の種類に関わらず起こります。滑りは犬や猫の関節・腰への負担に直結します。
床材選びで快適さやデザインは気にしても、「滑りにくさ」は見落とされがちです。特に無垢フローリングは、次の3つの原因で滑りやすくなることがあります。
- 表面の経年劣化:使用頻度や摩耗によって、表面が少しずつ滑りやすくなることがあります。
- 乾燥(湿度)の影響:湿度が低く乾燥する季節や環境では、木材の表面が滑りやすくなる傾向があります。
- 製造時の表面研磨:製造時に表面をきれいに研磨するため、結果として平滑で滑りやすい仕上がりになることがあります。
愛犬が滑る原因と対策をくわしく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。猫の場合は猫の滑り対策の記事、床が急に滑り出した場合はフローリングが急に滑る原因の記事も参考になります。
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既存の無垢床に滑り止めを後付け|グリップオイルとは【実測データ】
「グリップオイル」は、植物オイルを独自配合して滑り止め効果を実現した無垢フローリング専用の自然オイル。木の触り心地や調湿効果を損なわずに滑りにくくできるため、床材を替えずに今の無垢床の安全性を高められます。
すでに敷いている無垢フローリングの滑りが気になる場合、床材を張り替えなくても後から滑り止め効果を付けられます。Grip oil(グリップオイル)は、植物オイルを独自に配合して滑り止め効果を実現した自然オイル。無垢材の触り心地や木の調湿効果を損なわずに滑り止め効果を付けられるため、犬や猫が元気に駆け回るご家庭にも最適です。表面を完全にコーティングしないので、無垢ならではの自然な風合いを楽しみながら安全性を高められます。ペットがよく歩く場所や廊下から部分的に塗ることもできます。

グリップオイルの3つの特長
①摩擦係数が実測で約2.7倍に向上 ②植物油が主成分でペットにも安心 ③ハケや布で塗るだけのDIY施工——木にやさしく、家族とペットにやさしい滑り止めオイルです。

① 滑りを根本から抑える
表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が約2.7倍に向上します。

② 自然素材でペットにも安心
植物油が主成分。木に浸透し、調湿性能と自然な触り心地を保ちます。

③ DIYで簡単に塗れる
ハケや布で塗るだけ。無塗装・オイル塗装の上からも塗装できます。
【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果
専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。
「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。肉球で駆け回る犬や猫の足元を支えるうえで、根拠のある数値です。
| 仕上げ・施工 | 施工前 | グリップオイル施工後 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| オイル仕上げ+速乾タイプ | 0.311 | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げ+白木用 | 0.311 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 | 0.290 | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値です。
▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら
滑り止めオイルの塗装事例|愛犬が滑らなくなったお宅
愛犬が無垢フローリングで滑ってしまうお悩みを抱えたご家庭が、リビングに滑り止めオイルを塗装。塗装後は愛犬が滑らずに自由に歩き・走れるようになりました。
「フローリングで愛犬が滑って歩きづらそう」というお悩みを抱えていたご家族が、リビングの無垢床に滑り止めオイルを塗装されました。塗装後は愛犬が滑ることなく、自由に歩いたり走ったりできるようになり、見ているご家族も安心できるようになったとのことです。床材を替えずに、今ある無垢床のまま滑り止め対策ができた事例です。

ご相談・サンプルの流れ
「今の無垢床が犬や猫に滑らないか心配」という不安は、床そのものの対策で安心に変えられます。まずはサンプル(税込660円〜)(塗装面積約30cm角分)で、質感と滑り止め効果をお試しください。
ペットが「ツルッ」と滑った瞬間、ヒヤッとしますよね。犬や猫が走り回るご家庭では、小さな不安が毎日のストレスになりがちです。ただ、床の滑りは「仕方ない」と諦める必要はありません。いきなり全体に塗るのが不安な方は、次の流れがおすすめです。
- 床の状態(仕上げの種類・滑りの状況)をメールやお問い合わせフォームで相談する
- お試しサンプル(塗装面積約30cm角分)を目立たない場所で試し、滑り止め効果と質感を体感する
- 納得できたらお部屋全体への塗装を検討する(サンプルにはパンフレットも同封しています)
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。実際に手に取って、目立たない場所で滑り止め効果と質感をお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
グリップオイルの特徴・施工方法・メンテナンス・安全データは、専用カタログとSDSのPDFでご確認いただけます。商品は床の仕上げや用途に合わせて3種類から選べます。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
犬も猫も安心して走り回れる無垢の床へ
創業1919年。無垢フローリングと自然塗料のパイオニア伊勢通が、お使いの床に合った滑り止め対策をご提案します。
よくあるご質問(FAQ)
ペットに優しいフローリングの選び方と、無垢床の滑り対策についてよくいただく質問をまとめました。素材選び・安全性・滑り止め・お手入れを簡潔にお答えします。




