なぜお寺の無垢フローリングは滑る?原因と6つの滑り止め対策・塗装事例
お寺の無垢フローリングが滑る主な原因は、参拝者の往来による表面の摩耗・仕上げのツルツル感・冬場の乾燥です。靴下や素足で歩く方が多いお寺では、参拝者や住職様の転倒防止が特に重要になります。マット・テープ・ワックスなどで軽減できますが、木の質感を変えずに根本対策をしたい場合は、無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」が有効です。
グリップオイルは植物油が主成分で、木の風合いを保ったまま摩擦係数を約2.7倍に高め、速乾タイプなら塗装後約4時間で歩行できます。実際にお寺様からも「すーっと滑っていた床が、グッと止まった」とご好評をいただいています。安心して参拝いただける床づくりを、創業1919年の伊勢通がお手伝いします。
お寺は、参拝者が心を落ち着け、静かな時間を過ごすための大切な場所です。伝統的な工法で多くの無垢材が使われており、本堂や広縁など人が多く行き交う場所では「床が滑って危ない」というお悩みが少なくありません。実際に伊勢通にも、「オイル塗装の無垢フローリングを採用したが、参拝者が滑りやすいと感じる。どう対処すればよいか」というご相談をお寺様よりいただくことがあります。この記事では、お寺の無垢フローリングが滑る原因と、6つの滑り止め対策、そして実際の塗装事例をプロが解説します。
なぜお寺の無垢フローリングは滑るのか
お寺の無垢フローリングが滑る主な原因は、参拝者の往来による表面の摩耗、オイルやワックス仕上げのツルツル感、そして冬場の乾燥です。塗装方法だけでなく床の状態そのものが滑りやすさに影響します。
無垢フローリングは自然素材であり、本来は滑りにくい床材ですが、次のような要因が重なると滑りやすくなります。お寺特有の使われ方が、滑りやすさを進めてしまうこともあります。
① 参拝者の往来で表面が摩耗している
多くの参拝者が毎日行き来する本堂や広縁では、床の表面が徐々に摩耗します。仕上げの塗膜や木の凹凸が削れて平滑になると、足裏との摩擦が下がり滑りやすくなります。人通りの多い動線ほど、この摩耗が進みやすい傾向があります。
② 仕上げ(オイル・ワックス)でツルツルしている
オイル塗装やワックス仕上げの床は、施工直後は美しい光沢が出る一方で、表面が平滑になり摩擦が下がることがあります。特に靴下で歩くと「すーっと滑る」感覚が出やすくなります。
③ 冬場の乾燥で滑りやすくなる
無垢材は湿度によって表情が変わります。空気が乾燥する冬場は表面が乾いて滑りやすくなることがあり、暖房で乾燥しがちなお堂では特に注意が必要です。
お寺で滑り止め対策が特に重要な理由
お寺では靴を脱いで靴下や素足で歩く方が多く、ご高齢の参拝者も少なくありません。転倒は大きなケガにつながるため、参拝者と住職様の安全を守る滑り止め対策が特に重要です。
靴下・素足で歩くため滑りやすい
お寺では多くの参拝者が靴を脱いで上がります。靴下や素足は靴に比べて足裏のグリップ力が弱く、床の滑りやすさの影響を受けやすくなります。法要や行事で人が集中する場面では、なおさら注意が必要です。
ご高齢の参拝者・住職様の転倒リスク
お寺にはご高齢の参拝者が多くお越しになります。加齢により筋力やバランス感覚が低下していると、わずかな滑りでも転倒につながり、骨折など重大なケガに発展しかねません。日々お勤めをされる住職様やご家族の安全のためにも、早めの対策が安心です。
お寺の雰囲気・木の風合いは残したい
滑り止め対策をしたくても、「本堂の荘厳な雰囲気や無垢材の風合いは損ないたくない」というお声は多くいただきます。厚いコーティングやマットは見た目や質感を大きく変えてしまうため、お寺の空間に合った方法を選ぶことが大切です。
お寺の無垢フローリング 滑り止め対策6つ
お寺の無垢フローリングの滑りは、マット・テープ・カーペット・コーティング・ワックス・専用オイルの6つで対策できます。手軽な一時対策から、木の質感を残せる根本対策まで順にご紹介します。
| 対策方法 | タイプ | メリット | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| ① 滑り止めマット | 一時対策 | 出入り口などに手軽に設置できる | 見た目が変わる・端でつまずくことも |
| ② 滑り止めテープ | 一時対策 | 階段など部分的に貼れる・透明タイプあり | 広範囲には不向き・剥がれや汚れ |
| ③ カーペット・ラグ | 一時対策 | 広範囲を安定させられる | お寺の雰囲気・掃除の手間に注意 |
| ④ コーティング業者 | 根本対策 | 水や傷に強く耐久性が高い | オイル床は木の質感を損なう場合がある |
| ⑤ 滑り止めワックス | 一時対策 | 床材に合わせて摩擦力を高められる | 定期的な塗り直しが必要 |
| ⑥ 滑り止めオイル | 根本対策 | 木の質感を残し摩擦係数を約2.7倍に | ウレタン床は下塗り材が必要 |
①滑り止めマットの設置
お堂に上がる出入り口などに滑り止めマットを設置すると、転倒を防ぎやすくなります。ゴムや樹脂系の素材が特におすすめです。手軽ですが、端でつまずかないよう配置に注意しましょう。
②滑り止めテープの貼り付け
お堂に上がる階段や部分的に滑りやすい箇所には、滑り止めテープが有効です。透明タイプもあり、見た目を大きく損なわずに対策できます。広範囲よりも、危険な一部分の対策に向いています。
③カーペットやラグの敷設
お堂の中など広範囲に対策したい場合は、カーペットやラグを敷くことで足元を安定させられます。お寺の落ち着いた雰囲気に合った素材や色を選ぶとよいでしょう。掃除やずれ防止の手間は考慮が必要です。
④コーティング業者に依頼する
フローリングのコーティングを専門とする業者に依頼する方法です。UV・シリコン・ガラス・ウレタンなど様々な種類があり、水や傷に強いのが特徴です。ただし、オイル塗装の無垢フローリングを表面コーティングすると、木の質感を損なうことになるため注意が必要です。
⑤滑り止めワックスの塗布
床材の種類に合った専用ワックスを塗ることで、表面の摩擦力を高められます。成分・仕上がりの艶感・塗り方・メンテナンス方法は事前にご確認ください。床の塗装仕上げがどの種類かを確認してから塗布することが大切です。
⑥滑り止めオイルの塗装(根本対策)
無塗装やオイル塗装の無垢フローリングで、自然素材の風合いにこだわりたいお寺には、無垢床専用の滑り止めオイル「Grip oil/滑り止めオイル(グリップオイル)」がおすすめです。植物由来のオイルとワックスが主成分で、オイル塗装済みのフローリングの上からも塗装できます。木の質感を残したまま、本堂全体を滑りにくくできるのが大きな魅力です。

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【事例】お寺での滑り止めオイル塗装
無垢床が滑るとお困りだった住職様に、グリップオイルを塗装いただいた事例です。「すーっと滑っていた床が、グッと止まった」とご満足のお声をいただきました。
お寺様より「無垢床が滑りやすいので対策をしたい」とお困りの住職様よりお問い合わせをいただくことはよくあります。お年寄りの出入りが多いため、滑り止め対策を探していらっしゃる方は多いようです。
実際にグリップオイルを塗っていただいたお寺様からは、次のようなご感想をいただきました。
仕上がりにご満足いただけたこと、そしてお寺にお越しになる皆さまが足を滑らせることなく、安心して歩けるようになったとのお言葉を伺い、大変嬉しく感じております。木の質感を損なわず滑りを抑えられる点も、荘厳な空間を保ちたいお寺様に喜ばれています。このたびはご使用いただき、誠にありがとうございました。

無垢床専用 滑り止めオイル「グリップオイル」とは
グリップオイルは植物油主成分の自然塗料で、木の質感を損なわず摩擦係数を約2.7倍に高める滑り止めオイルです。無垢床にそのまま塗装でき、速乾タイプなら約4時間で歩行可能です。
Grip oil/滑り止めオイル(グリップオイル)は、フローリングに塗る「滑り止め自然塗料」です。速乾タイプ(3分艶仕上げ)と白木用(全艶消しマット仕上げ)の2タイプがあり、床がウレタン塗装の場合は下塗り材とあわせて使用します。創業1919年の伊勢通が、自然塗料と無垢フローリングを扱ってきた知見をもとに、「無垢の質感を損なわずに滑りを抑える」という両立を実現しました。既存のオイル塗装が施された無垢床にも、上から塗り重ねて使用できます。
グリップオイル 3つの特長
「摩擦係数約2.7倍」「自然素材で木の特性を保持」「約4時間で歩行可能」の3点が特長。見た目を変えずに、本堂の床を根本から滑りにくく整えます。

① 摩擦係数 約2.7倍
実測で確認。オイル仕上げの床に速乾タイプを塗ると約2.7倍に。

② 自然素材で安心
植物油が主成分。木に浸透し調湿性能と手触りを保ちます。

③ 約4時間で歩行可
コテ刷毛で塗装、拭き取り不要。無垢床なら他社塗料の上からも塗装可。
実測データ|摩擦係数は約2.7倍に
滑りにくさは実測で確認済み。オイル仕上げの床(ナラ材)に速乾タイプを塗装すると、摩擦係数が0.311から0.827へ、約2.7倍に向上しました。
| 床の仕上げ(ナラ材) | 塗装前 | 塗装するオイル | 塗装後 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 速乾タイプ | 0.827 | 約2.7倍 |
| オイル仕上げの床 | 0.311 | グリップオイル 白木用 | 0.451 | 約1.5倍 |
| ウレタン塗装の床 | 0.290 | 専用下塗り材+速乾タイプ | 0.563 | 約1.9倍 |
※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(新東科学製)/荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均・2026年6月1日 当社測定。詳しい測定条件と結果は滑り止めオイルの摩擦係数を実測した記事でご覧いただけます。
滑り止めオイルのサンプル・ご相談について
「うちの本堂の床に塗れる?」という方も大丈夫。サンプルで質感と滑り止め効果をお試しいただけます。床の写真をお送りいただければ最適な施工方法もご案内します。
滑り止めオイルのサンプルについて
サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意。目立たない場所で滑り止め効果と質感を事前にお試しいただけます。



資料ダウンロード・商品ラインナップ
商品ラインナップ・専用カタログ・SDSをまとめてご紹介します。
グリップオイルの商品ラインナップ
無垢床専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装床に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。
Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード
製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。
まとめ
お寺の無垢フローリングの滑りは、摩耗・仕上げ・乾燥といった原因を踏まえて対策を選ぶことが大切です。木の質感を残して根本的に対策するなら、専用の滑り止めオイル「グリップオイル」が有効です。
お寺の無垢フローリングは荘厳で美しい一方、参拝者の往来や乾燥で滑りやすくなることがあります。靴下や素足で歩く方、ご高齢の参拝者が多いお寺では、転倒防止のための滑り止め対策が特に重要です。マット・テープ・ワックスなどの手軽な方法に加えて、本堂の雰囲気や木の風合いを変えずに根本対策をしたい場合は、無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」をご検討ください。参拝者も住職様も安心して過ごせる床づくりを、創業1919年の伊勢通がお手伝いします。
よくあるご質問(FAQ)
お寺の無垢フローリングの滑り止めとグリップオイルについて、よくいただくご質問にお答えします。施工前の不安解消にお役立てください。




