一般フローリングと無垢フローリングの違いをご説明
よくマンションで使われているような一般的なフローリングと無垢フローリングの違いはわかりますか?
今回はこれからフローリング選びを始める方向けの基本的な内容となってます。
一般的なフローリングは、合板フローリングなんて呼び方もされるかと思います。
複合フローリングというものもありますので、これらについて説明していきます!
一般フローリングについて
まずはこちらが、マンション等でよく見かける一般的なフローリングです。
一般的には合板フローリングや突板フローリングとも呼ばれています。
フローリングといえばこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
一般フローリング(合板フローリング)の構造
基材には木目を互い違いに重ね合わせた合板が使用されています。
表面には木目が印刷してあるシート、または薄くスライスした0.2〜1mmの天然木(突板)が貼ってあり、その上から樹脂コーティング仕上げがされています。
表面に印刷したシートを使用したものを「シートフローリング」、突板を使用したフローリングは「突板フローリング」と呼ぶこともあります。
先にお見せした写真は3枚貼ってあるように見えるのですが、実際は1枚に繋がった加工になっています。
このようにする理由は、製造時のコストを安くするため、また現場での施工スピードも速くなるためです。
複合フローリングについて
「じゃあ複合フローリングって何なの?」と思われるかもしれません。
実は先に紹介したフローリングは、複合フローリングの仲間です。
基材に合板を使用したフローリングは全て複合フローリングと言います。
無垢フローリングメーカーの扱う複合フローリング
ですが、無垢フローリングを扱うメーカーを中心に、表面に2〜3mmの天然木(無垢板・挽板)を貼った合板フローリングを複合フローリングと呼ぶようになってきています。
「挽板フローリング」とも呼ばれており、先にご紹介した一般的なフローリングよりコストが上がります。
構造は基材が合板の積層になっていますが、写真では表面に3ミリの無垢の板(挽板)が貼ってあります。
2〜3mmの厚さがあれば強度的に表面を固くコーティングする必要がなく、自然オイル塗装で仕上がれば、無垢のような肌触りや調湿性も保持されます。
無垢フローリングについて
そしてこちらが、無垢フローリングです。断面を見るとすぐわかりますが、1枚の天然木から作られています。
もちろん木の温もりであるとか肌触り、そして調湿性も持っています。
無垢フローリングと挽板フローリング(複合フローリング)
無垢フローリングと挽板フローリング(複合フローリング)を並べてみると、違いが分かりません。
無垢フローリングと挽板フローリング(複合フローリング)は非常に近いものだと思って頂ければと思います。
詳しい違いについては長くなりますので、こちらの記事をご覧ください。
→<無垢フローリングと複合フローリングの違いについて説明します!>
今回のYoutube動画
今回の記事はこちらの動画を文字起こししたものです。
動画も合わせてご覧ください。
まとめ
一般的なフローリングと無垢フローリングの違いは理解できましたでしょうか?
最後に表にまとめていますので、こちらが分かりやすいかと思います。
【複合フローリング、合板フローリング】
- 基材に合板が使われているフローリングの総称
- 特に表面材が印刷シートで、コーティングされたものは「シートフローリング」と呼ぶ。
- 特に表面材が0.2〜1mmの天然木(突板)で、コーティングされたものは「突板フローリング」と呼ぶ。
- 特に表面材が2〜3mmの天然木(挽板)のものは「挽板フローリング」と呼ぶ。
- 無垢フローリングメーカーが扱う挽板フローリングを「複合フローリング」と呼ぶことがある。
【無垢フローリング】
- 1枚の天然木から作られているフローリング
無垢フローリングやその塗装についてもっと知りたい方はこちらも役に立つかと思います。
→<無垢フローリングのクリア塗装とは?オイル塗装とウレタン塗装の見分け方も解説>
→<無垢フローリングで後悔する人はどんな点に後悔するのか?デメリットを基に徹底解説>
伊勢通では無垢フローリングや無垢板を使用した複合フローリングを販売しています。
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