パーフェクトバリア吸音パネルの取り付け方法
内装制限対応について
内装制限とは、建築基準法に基づき、建物用途や規模に応じて壁や天井に使用できる内装材の燃焼性能を制限する規定です。
取り外し可能な施工方法で設置された吸音パネルは、建築物に恒久的に固定されない「可動式内装材」として扱われる場合があり、内装制限の対象外または緩和対象となることがあります。
そのため、内装制限への配慮が必要な建築物では、容易に取り外し可能な施工方法を採用することが重要なポイントとなります。
壁面の施工(内装制限対応)

スタンドオフポスト
壁面に固定したポストを介して吸音パネルを取り付ける施工用金具です。
壁下地にビスでポストを設置し、先端にパネルを挟み固定します。
壁とパネルの間に空間を確保できるため、背面に音が回り込み、反響音を抑えて吸音効果を高めます。
ポストの長さにより壁との距離が変わるため、求める吸音効果やデザインに応じて選定してください。
施工手順
① 吸音パネルにキャップネジサイズのカットを入れる
② ポスト4本をビスで壁に固定する
③ 吸音パネルを挟みネジを締めて固定する
④ 壁との間に空間ができることで高い吸音効果を発揮
Zクリップマウント(フレンチクリート)
壁面と吸音パネルそれぞれにZクリップを取り付け、掛け合わせて固定する施工用金具です。
壁側にレールを設置し、パネル側のクリートを引っ掛ける構造のため、取り外しが容易で、メンテナンスやレイアウト変更にも対応できます。
施工手順
① 壁にZクリップをビスでしっかり固定
② パネル側にもZクリップをビス固定
③ パネルを上から引っ掛けてはめ込む
④ 確実に固定されていることを確認
マジックテープ
壁面と吸音パネルの両方に面ファスナーを貼り付けて固定する方法です。
着脱が容易なため、内装制限対応やレイアウト変更に適しています。
施工手順
① マスキングテープで壁面を保護
② 壁側にマジックテープを貼付
③ パネル側にもマジックテープを貼付
④ 位置を合わせて圧着固定
天井の施工(内装制限対応)
ワイヤー吊り下げ
天井からワイヤーで吸音パネルを吊り下げる施工方法です。
天井下地に金具を固定し、ワイヤーでパネルを支持します。
天井面から距離を取ることで吸音効果を高めることができ、高さや水平の調整も容易です。
施工手順
① 天井に穴をあける
② アンカーを挿入する
③ 固定金具を天井面に取り付ける
④ パネルに金具用の穴をあける
⑤ ワイヤー接続金具をパネルに取り付ける
⑥ ワイヤーを天井金具に接続する
⑦ 長さ・水平を調整する
重要事項
内装制限の適用可否は、建物用途・規模・所轄行政の判断により異なります。
必ず事前に設計者・確認検査機関・行政窓口へご確認ください。
壁面の施工(内装制限なし)

接着剤
内装制限がない場合は、吸音パネルを壁面に直接貼り付けて施工することが可能です。
接着剤を使用することで、壁面との隙間がなく密着させることができます。
短時間で施工でき、コストを抑えたい場合や、意匠性を重視した施工に適しています。
施工方法
① 吸音パネル背面全体に接着剤を塗布する
② 位置を確認しながら壁面に圧着して固定する
③ 必要に応じてピン等で仮固定する
推奨接着剤
初期接着力と耐久性に優れた「コニシ製 ボンドPX2000」を推奨しています。
ビスを使用しないため、仕上がりが美しく、安定した固定が可能です。
両面テープ
吸音パネル背面に強力両面テープを貼り、壁面に直接圧着して固定する方法です。
下地へのビス止めが不要なため施工が簡単で、短時間で設置できます。
軽量なパネルの施工に適しています。
施工方法
① 壁面保護のため、マスキングテープを貼る
② マスキングテープの上から両面テープを貼付する
③ 位置を確認する
④ 壁面に圧着して固定する
壁面を傷めたくない場合は、必ずマスキングテープで保護してください。
施工時の注意点
- 施工前に壁面のホコリ・汚れを除去してください
- 凹凸の大きい壁面では接着力が低下する場合があります
- 設置後は、十分に圧着されていることを確認してください
施工環境や壁面の状態によって最適な方法は異なります。
不明な点がある場合は、施工前にお問い合わせください。
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