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グリップオイルが塗れる面積は1Lで何㎡?必要量の計算方法

目次

    グリップオイルが塗れる面積は1Lで何㎡?必要量の計算方法

    結論

    無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」が1回塗りで塗れる面積の目安は、無塗装の無垢床で約40㎡/オイル仕上げの無垢床で約80㎡(いずれも1Lあたり)です。オイル仕上げの床は表面がオイルで満たされている分、吸い込みが少なく広く塗れます。

    この面積は目安で、①樹種による吸い込み ②床の表面の状態によって変わります。塗装回数はオイル仕上げ品で1〜2回、無塗装品で2回以上が目安です。必要量は「床面積 ÷ 1Lで塗れる面積 × 塗装回数」で計算できます。

    正確な必要量は床の状態で変わるため、まずはサンプルでご自宅の床にお試しいただくのが確実です。創業1919年の伊勢通が、床に合った必要量と塗り方をご案内します。

    著者 田邊 瑛二(株式会社伊勢通 研究開発担当)

    Article written by
    田邊 瑛二
    無垢床の削りと滑り止めの専門家/株式会社伊勢通(創業1919年)

    グリップオイルはどれくらいの面積に塗れる?

    「グリップオイルは1本でどれくらいの面積に塗れるの?」というご質問を多くいただきます。本記事では塗れる面積の目安、変動する要因、塗装回数、そして必要量の計算方法までまとめて解説します。

    無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」をご検討中の方から、「どれくらいの面積に塗れるのか」「自宅の床には何本必要なのか」というご質問を多くいただきます。購入前に必要量がわからないと、足りなかったり余ってしまったりと不安ですよね。

    この記事では、塗装可能な面積の目安から、面積が変わる要因、推奨される塗装回数、そしてご自宅の床に必要な量の計算方法までを順番に解説します。購入量で迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

    塗れる面積の目安【1Lあたりの早見表】

    グリップオイルが1回塗りで塗れる面積の目安は、1Lあたり無塗装の無垢床で約40㎡、オイル仕上げの無垢床で約80㎡。床の仕上げによって2倍の差が出ます。

    グリップオイルが1回塗りで塗れる面積の目安は、床の仕上げによって次のように変わります。

    • 無塗装の無垢フローリング:1Lで約40平米(40㎡)
    • オイル塗装の無垢フローリング:1Lで約80平米(80㎡)

    無塗装の床は木が乾いていてオイルをよく吸い込むため、塗れる面積が狭くなります。一方、すでにオイル仕上げが施された床は表面がオイルで満たされている分、吸い込みがおさえられ、より広い面積を塗れます。容量別に整理すると、次の早見表のとおりです。

    容量 無塗装の無垢床(1回塗り) オイル仕上げの無垢床(1回塗り)
    0.25L 約10㎡(約6畳) 約20㎡(約12畳)
    0.5L 約20㎡(約12畳) 約40㎡(約24畳)
    1L 約40㎡(約24畳) 約80㎡(約48畳)

    ※1畳=約1.65㎡で換算した目安です。これらの数値はあくまで目安であり、床の樹種や状態、塗装回数によって変わります。実際の使用量は次章以降の要因もあわせてご確認ください。

    【あわせて読みたい】畳数から考えたい方はグリップオイルは何畳塗れる?必要量の選び方、缶サイズで選びたい方は各サイズの塗装面積|缶容量別の目安と選び方もご覧ください。本記事は㎡(平米)での計算方法を中心に解説します。

    塗装面積が変わる2つの要因

    塗れる面積が目安より変わる主な要因は2つ。①樹種による吸い込みの差、②床の表面の状態(傷・摩耗・メンテナンス不足)です。どちらも木がオイルを多く吸うほど面積が狭くなります。

    早見表の面積はあくまで目安です。実際には、次の2つの要因によって塗れる面積が変わります。

    ①樹種による吸い込み

    無垢材は樹種によってオイルの吸い込み具合が異なります。ブラックウォールナットやアカシアなど吸い込みの多い材は、塗れる面積が目安より狭くなる傾向があります。

    無垢フローリングは、樹種によってオイルの吸い込み具合が大きく異なります。たとえばブラックウォールナットやアカシアのような材は吸い込みが多く、その分だけ塗れる面積が狭まる傾向にあります。導管(木の中の水分や養分の通り道)が大きく開いた樹種ほど、オイルを多く吸い込みます。

    ②床の表面の状態

    表面に細かい傷が多い床、摩耗やすり減りが進んだ床、長期間メンテナンスされていない床は、オイルを多く吸い込むため塗れる面積が減ることがあります。

    同じ樹種・同じ仕上げでも、床の表面の状態によって吸い込み量は変わります。次のような状態では、オイルを多く吸い込み、塗れる面積が減少する場合があります。

    • 表面に細かい傷が多い場合
    • 摩耗やすり減りが進んでいる場合
    • 長期間メンテナンスがされていない場合

    経年で乾いた床ほどオイルを欲しがるため、新築時より多めの量が必要になることがあります。必要量に余裕を持たせておくと安心です。

    必要量の計算方法と塗装回数の目安

    必要量は「床面積 ÷ 1Lで塗れる面積 × 塗装回数」で計算できます。塗装回数の目安はオイル仕上げ品で1〜2回、無塗装品で2回以上です。

    ご自宅の床に必要な量は、床面積・床の仕上げ・塗装回数の3つがわかれば計算できます。次の手順で求めてみましょう。

    必要量を計算する3ステップ

    1. 床面積(㎡)を確認する部屋の広さを平米で把握します。畳数しかわからない場合は「畳数 × 1.65」でおおよその平米に換算できます(例:12畳=約20㎡)。
    2. 1Lで塗れる面積を確認する床の仕上げに合わせて、無塗装なら約40㎡/オイル仕上げなら約80㎡(いずれも1回塗り・1Lあたり)を当てはめます。
    3. 塗装回数を掛けて必要量を出す下の計算式に当てはめて、必要なリットル数を算出します。仕上がりに余裕を持たせたい場合は少し多めに用意しておくと安心です。

    必要量(L)= 床面積(㎡)÷ 1Lで塗れる面積(㎡)× 塗装回数

    計算例:20㎡(約12畳)のオイル仕上げの無垢床を2回塗りする場合 → 20 ÷ 80 × 2 = 0.5L が目安。同じ広さでも無塗装の床を2回塗りするなら 20 ÷ 40 × 2 = 1L が目安になります。

    推奨される塗装回数

    塗装回数の目安は、オイル塗装品で1〜2回、無塗装品で2回以上。無塗装の床はオイルをよく吸うため、しっかり効果を出すには重ね塗りが必要です。

    塗装回数の目安は次のとおりです。床がしっかりオイルを含むことで、滑り止め効果と保護効果が安定します。

    床の仕上げ 塗装回数の目安 ポイント
    オイル塗装品 1〜2回 すでにオイルを含むため少ない回数で仕上がる
    無塗装品 2回以上 吸い込みが多く、重ね塗りで効果が安定する
    【ご注意】樹種や床の状態によって、最適な回数や必要量は変わります。塗りすぎや塗り不足を避けるためにも、本施工の前に目立たない場所で試し塗りをして、吸い込み具合を確かめることをおすすめします。判断に迷う場合は、床の写真を添えて伊勢通へお気軽にご相談ください。

    無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」とは?

    「グリップオイル」は、無垢床の質感を活かしたまま適度な摩擦を生み出す自然オイル塗料。木に浸透して表面に膜を作らないため、塗装後も木目や手触りを損ないません。

    無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル」は、創業1919年の伊勢通が開発した自然オイル塗料です。天然由来の植物オイルが主成分で、木に浸透して適度な摩擦を生み出します。表面に膜を作らないため、無垢ならではの木目や手触りを損ないません。既存の無垢床のメンテナンスとしても効果を発揮し、ペットやお子様、ご高齢の方がいるご家庭でも安心してお使いいただけます。

    無垢フローリング専用 滑り止めオイル グリップオイル

    グリップオイルの3つの特長

    ①適度な摩擦で滑りを抑える ②植物油主成分で木の質感を保つ ③コテ刷毛で塗り、約4時間で歩行可能——木にやさしく扱いやすい滑り止めオイルです。

    適度な摩擦で滑りを抑える滑り止め効果
    ① 滑りを根本から抑える
    表面性測定機で実測。塗装前と比べ摩擦係数が大きく向上します。
    木の特性を損なわない自然素材の塗料
    ② 自然素材で木にやさしい
    植物油が主成分。木に浸透し、質感や調湿性能を保ちます。
    コテ刷毛で誰でも簡単に塗装できる施工性
    ③ 約4時間で歩行可能
    コテ刷毛で塗り拭き取り不要。約4時間の乾燥後に歩行できます。

    【実測データ】グリップオイルの摩擦係数 測定結果

    専用の表面性測定機で摩擦係数(数値が大きいほど滑りにくい)を実測。ナラ材のオイル仕上げ(0.311)に速乾タイプを塗ると0.827と、約2.7倍まで滑りにくくなりました。

    「滑りにくくなる」と言葉で説明するだけでなく、同じ測定機・同じ条件で塗装を変えて摩擦係数を実測しています(2026年6月1日/当社測定)。下表は、ナラ材で仕上げ別に、グリップオイル施工の前後で摩擦係数がどう変化したかの最新データです。

    摩擦係数 0 0.3 0.6 0.9 施工前 グリップオイル施工後 0.311 0.827 オイル+速乾 約2.7倍 0.311 0.451 オイル+白木用 約1.5倍 0.290 0.563 ウレタン+下塗り速乾 約1.9倍 数値が大きいほど滑りにくい/トライボギア TYPE:14・2026.6.1当社測定(ナラ材)

    仕上げ・施工 施工前 グリップオイル施工後 倍率
    オイル仕上げ+速乾タイプ 0.311 0.827 約2.7倍
    オイル仕上げ+白木用 0.311 0.451 約1.5倍
    ウレタン仕上げ+下塗り材+速乾 0.290 0.563 約1.9倍

    ※摩擦係数=数値が大きいほど滑りにくい。測定:トライボギア 表面性測定機 TYPE:14(荷重200g・ポリエステル靴下・各条件3回平均/2026年6月1日 当社測定)。ナラ材での値。
    ▶ 8条件の全測定データ・測定方法はこちら

    必要量で迷ったら|ご相談・サンプルの流れ

    塗れる面積や仕上がりが気になる方は、サンプルでご自宅の床にお試しください。実際の吸い込み具合を確かめれば、必要量の見当がつき、買いすぎ・買い不足を防げます。

    塗れる面積や必要量は床の状態で変わるため、実際にご自宅の床で試していただくのが一番確実です。いきなり全体に塗るのは不安…という方には、次の流れがおすすめです。

    • 床の状態(仕上げの種類・広さ・樹種)をメールやお問い合わせフォームで相談する
    • サンプルで目立たない場所に試し、吸い込み具合・滑り止め効果・質感を体感する
    • 必要量の見当がついたら本施工(全体への塗装)を検討する

    滑り止めオイルのサンプルについて

    吸い込み具合や仕上がりを確かめたい方はサンプルをご請求ください。「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意しています。

    グリップオイル 速乾タイプ サンプルグリップオイル 白木用 サンプルグリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材 サンプル

    必要量・塗り方、まずはご相談を

    床の広さや仕上げから最適な必要量・施工方法まで、創業1919年の伊勢通が無料でご案内します。

    資料ダウンロード・商品ラインナップ

    グリップオイルの特徴・施工方法・メンテナンス・安全データは、専用カタログとSDSのPDFでご確認いただけます。サンプルや相談とあわせてご活用ください。

    グリップオイルの商品ラインナップ

    無垢材専用の「速乾タイプ」、白木の質感を活かす「白木用」、ウレタン塗装に使う「専用下塗り材」の3種類。床の仕上げや用途に合わせてお選びいただけます。

    グリップオイル 速乾タイプ
    速乾タイプ(3分艶仕上げ)
    無垢材専用・速乾タイプ。
    100ml 6,600円/0.25L 10,890円/0.5L 16,335円/1L 21,780円

    詳細を見る →
    グリップオイル 白木用
    白木用(全艶消しマット仕上げ)
    無垢材専用・白木の質感を活かす。
    100ml 6,050円/0.5L 14,440円/1L 19,250円

    詳細を見る →
    グリップオイル ウレタン塗装専用下塗り材
    ウレタン塗装専用 下塗り材
    ウレタン塗装にグリップオイルを塗る前の下塗り材。
    0.5L 14,850円/1L 19,800円

    詳細を見る →

    Grip oil/滑り止めオイル 資料ダウンロード

    製品の概要・施工方法・メンテナンス方法をまとめたカタログと、安全にお使いいただくための製品安全データシート(SDS)をご用意しています。

    Grip oil/滑り止めオイル 専用カタログ

    Grip oil/滑り止めオイル専用カタログの表紙

    製品安全データシート(SDS)

    Grip oil/滑り止めオイル 製品安全データシートの表紙

    木の質感を活かした滑り止めを、伊勢通がお手伝いします

    創業1919年。自然塗料一筋の伊勢通が、お使いの無垢床に合った必要量と滑り止め対策をご提案します。

    よくあるご質問(FAQ)

    グリップオイルの塗れる面積や必要量について、よくいただく質問をまとめました。塗装面積・回数・計算方法・ご相談先を簡潔にお答えします。

    グリップオイルは1Lでどれくらいの面積に塗れますか?
    1回塗りで塗れる面積の目安は、無塗装の無垢フローリングで約40㎡、オイル塗装の無垢フローリングで約80㎡です(いずれも1Lあたり)。無塗装の床は木がオイルをよく吸い込むため面積が狭く、すでにオイル仕上げの床は吸い込みが少ないため広く塗れます。樹種や床の状態によって変わるため、あくまで目安としてご確認ください。
    塗れる面積はどんな要因で変わりますか?
    主に2つの要因で変わります。①樹種による吸い込み(ブラックウォールナットやアカシアなど吸い込みの多い材は面積が狭くなりやすい)、②床の表面の状態(細かい傷が多い・摩耗が進んでいる・長期間メンテナンスされていない床は吸い込みが増え、面積が減る)です。経年で乾いた床ほど多めの量が必要になります。
    自宅に必要な量はどう計算すればよいですか?
    「床面積(㎡)÷ 1Lで塗れる面積(㎡)× 塗装回数」で計算できます。たとえば20㎡(約12畳)のオイル仕上げの床を2回塗りする場合は、20 ÷ 80 × 2 = 0.5L が目安です。同じ広さでも無塗装の床を2回塗りするなら 20 ÷ 40 × 2 = 1L が目安になります。畳数しかわからない場合は「畳数 × 1.65」で平米に換算してください。
    何回塗ればよいですか?
    塗装回数の目安は、オイル塗装品で1〜2回、無塗装品で2回以上です。無塗装の床はオイルの吸い込みが多いため、しっかり効果を出すには重ね塗りが必要です。ただし樹種や床の状態によって最適な回数は変わるため、目立たない場所で試し塗りをして吸い込み具合を確かめることをおすすめします。
    足りなくならないか不安です。多めに買ったほうがよいですか?
    床の状態によって吸い込み量が変わるため、特に無塗装の床や経年した床では、計算した必要量より少し多めにご用意いただくと安心です。買いすぎ・買い不足が心配な場合は、先にサンプルでご自宅の床に試し、実際の吸い込み具合を確かめてから必要量を見積もる方法がおすすめです。床の広さや仕上げをお知らせいただければ、伊勢通から必要量の目安をご案内します。
    サンプルや相談はできますか?
    可能です。サンプルは「速乾タイプ」「白木用」「ウレタン塗装専用下塗り材」の3種類をご用意し、目立たない場所でお試しいただけます。お使いの床に塗れるか、何本必要かが分からない場合も、床の写真や広さをお送りいただければ最適な施工方法と必要量をご案内しますので、お気軽にお問い合わせください。

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