無垢の階段が滑る時の対策、おすすめ方法とは？
日々「滑り止めオイル」を研究、開発
階段に無垢材を採用すると、自然素材ならではの温かみや質感が魅力ですが、滑りやすさに悩むこともあるのではないでしょうか。特に、階段は家族全員が頻繁に利用する場所。滑りやすい階段は安全面で大きな懸念となります。
今回は、無垢階段が滑る原因と、その対策について詳しく解説します。
無垢階段が滑る原因
1.使用頻度による摩耗
無垢材は自然素材のため、表面が頻繁に使用されると摩耗し、滑りやすくなることがあります。
2.乾燥環境
冬の乾燥やエアコンの使用によって、木材の表面が滑りやすくなる場合があります。
3.メンテナンス用品の種類
メンテナンスをしたけど、逆に滑りやすくなってしまったというお声もよく耳にします。
無垢階段が滑る時の対策
1. 滑り止めテープの使用
階段の縁に透明タイプの滑り止めテープを貼ることで、見た目を損なわずに滑りやすさを防ぐことができます。ただし、頻繁に使用すると剥がれることがあるため、適度なメンテナンスが必要です。
2. 滑り止めマットやラグの設置
部分的に滑り止めマットを敷く方法も効果的です。階段専用のマットを使用すれば、見た目も自然に仕上がり、階段全体の保護にもつながります。
3. コーティング業者による滑り止め施工
滑り止め効果のあるコーティングを専門業者に依頼することで、長期間にわたり滑りにくい状態を維持できます。特に、ウレタン塗装や特殊な表面仕上げを施したい場合にはプロの技術が必要です。
4. 無垢フローリング専用の滑り止めオイルを塗装
無垢フローリング専用の滑り止めオイル「グリップオイル（Grip oil）」は、無垢の階段板にも塗装可能です。植物オイルと植物ワックスを主成分とする自然派オイルで、木材の質感を損なうことなく滑り止め効果を発揮します。乾燥後は適度なグリップ感があり、階段の安全性が大幅に向上します。
滑り止めオイルの塗装事例
こちらのマンションでは、吹き抜けリビングに２階に上がるためのデザイン階段があり、階段板は無垢材が使われており、リビングの無垢フローリングと併せて、滑り止めオイルグリップオイルの塗装を行いました。階段の無垢板は、無垢フローリングと比べるとメンテナンスされる機会が少なく、塗装前の表面はカサついているような手触りでしたが、そこにグリップオイルを一段一段丁寧に塗装してあげたことで、しっとりとした無垢材本来の質感が蘇りました。お客様からは、リビングの無垢フローリングと一緒に階段も綺麗になり、且つ滑り止め効果を付けることができ、大変ご満足いただけました。
まとめ
無垢階段の滑りやすさは、適切な対策を講じることで安全性と快適性を両立できます。滑り止めテープやマットの設置は手軽ですが、自然素材を活かした滑り止めオイルの使用も検討してみてはいかがでしょうか。
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