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介護施設で使われる床材の種類を解説

介護施設で使われる床材の種類を解説
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    Article written by
    田邊 瑛二
    株式会社伊勢通(創業1919年)
    日々「滑り止めオイル」を研究、開発
    田邊 瑛二

    介護施設の床材にも、実に多くの種類があります。

    見た目は木目調でも、実際にどんな素材でできているかを知ることで、最適な選択ができるようになります。

    今回は、介護施設で使用される床材の種類について詳しく解説します。

    長尺シート

    現在、多くの介護施設で使われているのが長尺シートです。

    塩化ビニール製が一般的で、色や柄が豊富です。

    見た目はフローリングに似ているものもありますが、耐久性に優れており、水にも強いため、特にトイレや脱衣所などでの使用に適しています。

    ただし、冷たい肌触りがあるため、素足で過ごす場所には向きません。

    介護施設 床材 種類

    クッションシート

    長尺シートに似た素材ですが、発泡性のクッションシートはクッション性が高く、衝撃吸収性に優れています。

    安全性が高まるため、介護施設では人気の素材です。

    しかし、耐久性が長尺シートより劣り、家具の重みで跡が残りやすいのが欠点です。

    また、高級感があまり感じられないため、インテリアの雰囲気を大切にする施設では慎重な検討が必要です。

    介護施設 床材 種類

    タイルカーペット

    カーペットは温かみがあり、音を吸収するため、冷たさを感じにくい素材です。

    介護施設ではタイルカーペットを使用するケースが少数ながらあります。

    汚れた部分を簡単に取り外して洗えるため、清潔に保ちやすいのがメリットです。

    選ぶ際は、事務所っぽい柄ではなく、施設に合ったデザインを選ぶことがポイントです。

    介護施設 床材 種類

    日本の伝統的な床材である畳は、介護施設ではあまり見かけませんが、その柔らかな感触はリラックススペースに最適です。

    ただし、車椅子やカートが通る場所には不向きであるため、使用する場所を限定することが必要です。

    介護施設 床材 種類

    石材

    石材は主にエントランスや浴室で使用されることが多い素材です。

    高級感を演出できますが、硬い素材のため、転倒時のケガのリスクが高まります。滑り防止の加工を施すなどの工夫が必要です。

    介護施設 床材 種類

    タイル

    タイルも石材と同様にエントランスや浴室などで使用されます。

    タイル選びでは、滑りにくい加工がされていることが重要です。

    また、耐荷重性能も考慮する必要があり、施設の利用状況に合わせた選定が必要です。

    介護施設 床材 種類

    フローリング

    薄くスライスした木材を重ね合わせたタイプで、耐久性が高く、反りにくいという特徴があります。

    しかし、無垢材に比べると木の自然な質感はやや劣ります。

    介護施設 床材 種類

    無垢フローリング

    木をそのまま使用した一枚もののフローリングで、木の風合いと温かみが魅力です。

    適度にたわむため、転倒時の衝撃を軽減し、安全性が高いと言われています。

    無垢フローリングは、温かみがあり、耐久性に優れ、自然素材ならではの柔らかさで、介護施設に最適です。

    介護施設 床材 種類

    無垢の滑り止め対策

    無垢フローリングは木の質感が心地いい反面、滑りやすい事もしばしば問題になる事があります。

    特に介護施設では、利用者の転倒リスクを減らすために滑り止め対策が欠かせません。

    伊勢通が提供する無垢フローリング専用の滑り止め自然オイル「Grip oil/滑り止めオイル」は、無垢フローリングの表面に塗布することで、自然な風合いを保ちながら、滑りにくい安全な床に仕上げることができます。

    このオイルは植物オイルと植物ワックスを主成分としており、高齢者やペットがいる施設でも安心して使用できる製品です。

    オイル塗装のフローリングの上からも塗布できるため、簡単に滑り止め効果を追加することができます。

    床材別のメリット・デメリット比較表

    それぞれの床材には、見た目だけでは分からない特徴があります。

    どの床材が施設に適しているかを判断するためには、その素材ごとの性質を理解しておくことが重要です。

    以下に、代表的な床材ごとのメリットとデメリットを表でまとめました。

    床材の種類 メリット デメリット
    長尺シート 耐久性・防水性に優れ、水回りに最適 冷たい肌触りで素足には不向き
    クッションシート クッション性が高く衝撃を吸収 跡が残りやすく耐久性がやや劣る
    タイルカーペット 温かみがあり、防音性が高い デザイン選びに注意が必要
    柔らかくリラックス空間に適している 車椅子には不向きで使用範囲が限られる
    石材 高級感があり、エントランスに適する 硬くて滑りやすく、転倒時のリスクが高い
    タイル 耐久性があり滑り止め加工も可能 場所によっては滑りやすい/冷たい
    フローリング(複合) 耐久性が高く反りにくい 無垢材に比べて風合いに劣る
    無垢フローリング 自然素材で温かみがあり安全性が高い 水や汚れに弱く、滑りやすい

    まとめ

    介護施設で使用される床材は、その場所の用途や求められる機能によって異なります。

    見た目の美しさだけでなく、安全性やメンテナンスのしやすさを考慮した素材選びが重要です。

    伊勢通では、無垢フローリングの他、さまざまな素材に対応した滑り止めオイルもご提案しております。

    施設に最適な床材を選ぶ際は、ぜひ当社にご相談ください。

    滑り止めオイルのサンプルについて

    もし無塗装やオイル塗装で滑りやすさにお困りの場合は、無垢フローリング専用の滑り止めオイル「Grip Oil」のサンプルをお試しください。

     

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    【無垢フローリング専用 滑り止めオイル「グリップオイル」】

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    料金:0.25L 12,100円、0.5L 18,150円、1L 24,200円

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