無垢材の床で愛犬が滑ってしまう物理的な要因とは？

2024.09.19

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Article written by

株式会社伊勢通（創業1919年）
日々「滑り止めオイル」を研究、開発

田邊瑛二

無垢材の床はその美しさと耐久性から人気がありますが、滑りやすさが問題となることがあります。特に、愛犬がいる家庭では、滑ってしまうリスクが高まるため、安全対策を講じることが重要です。この記事では、無垢材の床が滑りやすくなる「物理的な要因」と、その解決策について詳しく解説します。

床の表面が原因で滑りやすい

床が滑りやすい素材

無垢材は、質感が滑らかで高級感がある一方で、表面がツルツルしていることがあります。これは、特に小さな爪や肉球を持つ犬にとっては滑りやすい環境となり、走ったり歩いたりする際に滑ってしまう原因となります。

対策
無垢材の表面に滑り止めのコーティング剤を塗布することで、床の滑りを軽減することが可能です。また、滑り止めマットやラグを部分的に敷くことも有効です。

床に汚れやホコリが溜まっている

無垢材の床は、ホコリや汚れが溜まりやすい特徴があります。これらが原因で、床の表面がさらに滑りやすくなり、愛犬が思わぬ転倒を引き起こす可能性があります。

対策
定期的に掃除を行い、床を常に清潔に保つことが大切です。特に、愛犬がよく歩く場所は頻繁に掃除し、滑りの原因となるホコリや汚れを取り除きましょう。

床が磨きすぎて光沢が強すぎる

無垢材はメンテナンスが必要ですが、磨きすぎると表面が光沢を帯び、さらに滑りやすくなってしまいます。過剰な光沢は、見た目が美しい反面、犬にとっては危険です。

対策
適度なメンテナンスにとどめ、磨きすぎないように注意しましょう。また、光沢を抑えるためのコーティング剤を使うことで、滑りを防ぐことができます。

床のメンテナンスが不十分で滑りやすい

定期的な清掃が行われていない

無垢材の床は、定期的なメンテナンスが欠かせません。掃除が不十分だと、床に滑りやすい汚れが溜まり、愛犬が滑ってしまうことがあります。

対策
定期的に掃除機やモップを使って床をきれいに保つことが重要です。また、専用の無垢材用クリーナーを使用すると、床材を傷めずに清潔な状態を維持できます。

滑りやすいタイプのコーティング剤やワックスを使用している

コーティング剤やワックスは、床の保護には役立ちますが、選ぶ製品によっては逆に滑りやすさを増してしまうことがあります。特に光沢の強いタイプは注意が必要です。

対策
滑りにくいタイプのコーティング剤やワックスを選びましょう。また、愛犬がよく歩くエリアには、滑り止め効果のあるマットやラグを敷くとさらに安全です。

まとめ

無垢材の床で愛犬が滑る原因は、床の表面状態やメンテナンスの不備によることが多いです。定期的な清掃と適切なコーティング剤の使用、さらには滑り止め対策を講じることで、愛犬の安全を確保し、快適な環境を整えることができます。無垢材の床の魅力を活かしつつ、愛犬が安心して歩ける空間を作りましょう。

自然素材にこだわりたい

無塗装やオイル塗装の無垢フローリングをお使いの方で、自然素材の風合いを保ちたいという方におすすめなのが、「Grip oil／滑り止めオイル」です。このオイルは、植物オイルと植物ワックスを主成分としており、ペット、お子様、お年寄りの方にとっても滑りにくい安全な床を実現します。

また、既にオイル塗装が施されているフローリングにも塗布可能なので、簡単に滑り止め効果を追加することができます。自然な風合いを大切にしながら、安全な住環境を整えたい方にぴったりの選択です。

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Grip oil／滑り止めオイル（グリップオイル）塗装事例

こちらは築11年の保育園で、当初は一般的なオイル塗装で滑りやすく大変困っていました。

靴下が滑るのは想像できるかと思いますが、冬場になると素足でも乾燥するため滑ってしまいます。ご相談を頂き、開園3年後ぐらいからグリップ力のあるオイル塗装を施し、定期的にメンテナンス塗装を行なっています。

その結果、床の滑りやすさは大幅に改善され、子どもたちが元気に走り回っても安心して見守ることができるようになりました。特に冬場の乾燥した時期でも、素足で過ごす子どもたちが滑って転ぶ心配がなくなり、保育園全体で安全な環境が整いました。今では、子どもたちが元気に遊び回る姿を見ながら、保育園全体が一層明るく活気のある場所となりました。