愛犬が無垢床で滑ってしまう4つの要因と対策とは？

愛犬が無垢床で滑ってしまう4つの原因と対策とは？

2024.09.15

ブログ

Article written by

株式会社伊勢通（創業1919年）
日々「滑り止めオイル」を研究、開発

田邊瑛二

愛犬が無垢床で滑ってしまう原因と対策

愛犬が無垢材の床で滑ってしまうという問題は、飼い主さんにとっても、愛犬にとっても深刻です。滑りやすい床は、関節や筋肉に大きな負担を与え、ケガの原因にもなりかねません。ここでは、ワンちゃんが無垢床で滑る原因と、その対策について分析し、改善策を提案します。

物理的な要因

床の表面

無垢材のフローリングは、素材の特性上、ツルツルと滑りやすくなることがあります。さらに、汚れやホコリが溜まっていると、滑りやすさが増します。また、床を磨きすぎて光沢が強くなると、ワンちゃんが滑りやすい環境が生まれてしまいます。

床のメンテナンス状態

定期的な清掃や適切なメンテナンスが行われていないと、フローリングの表面が滑りやすくなります。特に、使っているコーティング剤やワックスの種類によっては、かえって滑りやすくしてしまう場合もあるため、注意が必要です。

愛犬の身体的な要因

足裏のケア

愛犬の足裏ケアも、床で滑りにくくするためには重要です。爪が長すぎると、滑りやすくなり、足の肉球が乾燥している場合も同様です。定期的に爪を切り、肉球の保湿を行うことで、滑りやすさを軽減できます。

年齢や健康状態

年を取った愛犬や、関節や筋肉に問題を抱えているワンちゃんは、若い頃よりも滑りやすくなります。関節炎や骨の問題がある場合、無垢材の滑りやすさがさらなる負担となるため、特別なケアが必要です。

環境的な要因

気温・湿度

気温が低いと床が冷えて滑りやすくなり、湿度が低いと床が乾燥しすぎて滑りやすくなります。適切な室温と湿度を保つことが、愛犬が滑りにくい環境を整えるポイントです。

生活環境

愛犬が家の中で頻繁に走り回っている場合や、家具の配置が悪く、滑りやすい経路を作ってしまっていることも、滑りやすさの原因になります。家具の配置を見直すことも重要です。

改善策の不足

トレーニング不足

愛犬が無垢材の床でどう歩くか、どのように動くかのトレーニングをすることも、滑りにくさを改善する一つの方法です。室内での走り方の制御を行うことで、転倒リスクを減らすことができます。

滑り止め対策

床に滑り止めマットを敷いたり、愛犬用の滑り止め靴や靴下を使うことで、滑りやすさを軽減することができます。特に、年を取ったワンちゃんや関節に問題を抱えているワンちゃんには、滑り止め対策が効果的です。

愛犬が滑る原因は、床の状態や環境、そしてワンちゃん自身のケアに密接に関係しています。適切な改善策を講じることで、愛犬が安全に生活できる環境を整えましょう。

滑り止めオイルの塗装

無塗装やオイル塗装の無垢フローリングをお使いの方で、自然素材の風合いを保ちたいという方におすすめなのが、「Grip oil／滑り止めオイル」です。このオイルは、植物オイルと植物ワックスを主成分としており、ペット、お子様、お年寄りの方にとっても滑りにくい安全な床を実現します。

また、既にオイル塗装が施されているフローリングにも塗布可能なので、簡単に滑り止め効果を追加することができます。自然な風合いを大切にしながら、安全な住環境を整えたい方にぴったりの選択です。

【無垢フローリング専用　滑り止めオイル「グリップオイル」について】料金：0.25L 12,100円、0.5L 18,150円、１L 24,200円

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無垢床の滑り止めオイル塗装事例

こちらは築11年の保育園で、当初は一般的なオイル塗装で滑りやすく大変困っていました。

靴下が滑るのは想像できるかと思いますが、冬場になると素足でも乾燥するため滑ってしまいます。ご相談を頂き、開園3年後ぐらいからグリップ力のあるオイル塗装を施し、定期的にメンテナンス塗装を行なっています。

その結果、床の滑りやすさは大幅に改善され、子どもたちが元気に走り回っても安心して見守ることができるようになりました。特に冬場の乾燥した時期でも、素足で過ごす子どもたちが滑って転ぶ心配がなくなり、保育園全体で安全な環境が整いました。今では、子どもたちが元気に遊び回る姿を見ながら、保育園全体が一層明るく活気のある場所となりました。