【重要】無垢床滑り止めオイル取扱いの注意点について解説

グリップオイルを使用する際に、必ず知っておいていただきたい重要な注意点があります。
それは、自然発火のリスクです。
油性の自然オイル塗料全般にいえることですが、適切な処理をしないと、使用後のウエスや紙が自然発火する可能性があります。
グリップオイルに記載されている注意書き
グリップオイルのパッケージにも、以下のような注意書きが記載されています。
オイルが染み込んだ布や紙は、自然発火する可能性があります。
使用後は水に浸け、ビニール袋等に入れた状態で処分してください。
これはグリップオイルに限らず、すべての油性の自然塗料に共通する注意点です。
なぜ自然発火が起こるのか?
グリップオイルをはじめとする油性塗料は、酸素と反応して固まるという性質を持っています。
この酸化反応の過程で、発熱が発生します。
特に、使用済みのウエスや紙がぐしゃぐしゃに丸められたまま放置されると、熱がこもり、発火のリスクが高まります。
実際にあった自然発火の事故
過去に、自然オイル塗料が日本に導入された初期の頃、建築現場で適切な処理を行わず、使用済みのウエスをそのままゴミ箱に捨てたことで、発火して現場が燃えてしまったという事故がありました。
このような事故を防ぐためにも、必ず適切な処理を行うことが重要です。
使用後の適切な処理方法
グリップオイルを使用した後のウエスや塗装用具の処理方法は、以下の手順で行ってください。
1. 使用済みのウエスやペーパーはすぐに水に浸す
ウエスやペーパーにオイルが染み込んでいる場合は、バケツの水に浸してください。
2. 水に浸した状態でビニール袋に入れる
浸したウエスは、水を含んだままビニール袋に入れて処分します。
3. コテ刷毛などの塗装道具も水につける
グリップオイルが染み込んだコテ刷毛も、同様に水につけてから処分してください。
無垢フローリングに最適な滑り止め対策
グリップオイルは、無垢フローリングの質感を損なうことなく、滑り止め効果を付与できる自然オイル塗料です。誰でもDIYで簡単に塗装可能で、塗装後、約4時間ほどで乾燥します。
安全にご使用いただくために
グリップオイルを使用する際は、適切な処理を徹底し、自然発火のリスクを回避してください。
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